「おにぎりもあるからたくさん食べとくれよ、今日はウサギメシじゃ」
所属する西粟倉村・猟友会の打ち上げということで、会長のご自宅にお招きいただきました。酒を片手に夜な夜なジビエ祭りです。
イノシシやシカの炭火焼肉(シシの歯ごたえと脂が最高!)、イノシシ肉と骨で出汁をとった猟師鍋(うどんも汁もうめえ!)、そして、冒頭のウサギメシ(え、なにソレ?)。
ご覧の通り、ウサギメシとはウサギの肉が入ったおにぎりだったのでした。しかも会長が獲った西粟倉産ウサギの肉。
ワタクシ、人生ではじめてウサギ肉を食べました。しかし、これが本当に美味しい。身がキュッとしまっていて、歯ごたえしっかり、嫌な癖も脂もまったくありません。
鶏肉に非常に近い印象です。今回食べたおにぎりも、鶏肉の代わりにウサギ肉が入っているまぜごはん(のおにぎり)。ウサギ肉だと言われなければ、鶏肉だと思って気づかずに食べてしまいます。
分厚くスライスされたイノシシのバラ肉を炭火でこんがり焼いて、タレにさっとくぐらせてお口にイン。そして、間髪入れずにウサギメシを頬張る!と最高のジビエバーベキューだったのでした。あゝ、また食べたひ。
気づけばもう3月中旬、年度末。11月に猟期が始まってからの新米ハンターの戦績は4頭。タヌキ、シカ、シカ、シカ。年度内目標のシカ5頭は達成できず、大きな角付きの雄シカも獲れませんでした。残念無念。「まぁ、1年目じゃけ。来年も頑張りんさい」とのたまう会長の戦績は46頭。って流石ベテラン猟師。
猟期は一旦終わってしまうけれど、狩猟自体はまだまだ続けられるので、引き続き狩猟を楽しめればなと思ったのでした。イノシシ肉の脂のジューシーさとウサギ肉の歯ごたえの余韻がすごい。はやく自分で獲りたい。ようやく雪が溶け、西粟倉村も春らしくなってきました。家の庭にはフキノトウが芽生えています。