以前こんなブログを書いたけれど、今夏はご近所さんに土地をお借りし、畑を始めてみました。
野菜づくりのことを知らない親でも、肝心の子はすくすくと育つから不思議なもんで。ほったらかし農園でしたがたくさん収穫できました。レタスやオクラやズッキーニは今夏だけで10年分くらい食べた気がします。
9月に入って夏野菜が一段落。先日、最後の収穫物となったトウガラシを収穫しました。現在は倉庫で乾燥中。2〜3週間経ってほどよく乾いてきました。乾燥が終わったら、粗めの粉末にしてMyトウガラシパウダーにする予定です。
自称・激辛党としては唐辛子くらいDIYしたいよね、と育ててみたのが今夏。中国産でも国産でもなく、俺の畑産・My唐辛子。いいでしょ。
自分が育てたかわいい唐辛子ちゃんなので目に入れても痛くないでしょ。
けれど、農協の生鮮市場に行ってみれば、大きな唐辛子がこれでもかと袋に入って150円で売っているんだから驚いてしまいます。人件費とか苗代とか、どういう計算になってるんだろう。
自分自身も、その安さを求めて鳥取市内の農協まで週に一度は通っているわけで。イオンでは買えない野菜がお値打ちに手に入るし、季節ごとにラインナップが変わるのが楽しいし。昨日も空芯菜とツルムラサキを買った。
人は食べないと生きていけないから、毎日安心して口にできるものを食べ続けたい。一方で、食べ続けるものだからこそ、コストも抑えたい。
じゃ、安心するために自分で無農薬野菜を育てようぜって、畑はそんなに簡単じゃない。植えてハイ終わり、とはいきません。
身体に悪いものは食べない方がいいかもしれない。けれど、身体に良いものだけを取捨選択して食べ続けるのって難しい。
加工食品の表示に敏感になり過ぎるのもしんどいし、外食もできなくなっちゃう。そもそも、しこたま飲んだ後のシメのラーメンがこの上なく美味いのは身体に悪いからだ。
大切なのはバランスだよね、って至極曖昧な納得解しか導けないのが情けないけれど、原理主義ではなく合理主義でありたいなと思ったのでした。
自分で自分の首を締めていたら、美味しいものも美味しくなくなってしまうから。喉がつっかえちゃうよ。
ちなみに、今年はハバネロも1株育ててみた(苗屋で偶然見つけて勢いで買った)。完全にほったらかしだったものの、苗はそこそこ大きくなった。けれど、実は3つしか出来ずじまい。何故だろう。
そして、ハバネロをパスタにぶっこんでみたら想像以上の辛さでお腹は痛いしお尻はピリピリ。たいへんな目に遭いました。
でも、モノは試し、人生はネタづくり。やってみないと分からないことってたくさんあるもんです。