2018年12月29日。西粟倉村は昨晩から降り続いた雪が20cm以上も積もっています。寒い寒い。
気温が低いとくくり罠が凍って作動しにくい不安もあるのですが、雪が降った時ほど獣の足跡が分かりやすくなります。
雪降る中で早朝に罠の見回りをするのはずいぶんと辛いけど、獣の移動ルートがよく分かるので罠を掛ける場所の判断がしやすくなります。これが楽しみ。
現在は家から徒歩5分の場所、集落の区長さんの裏山に集中的に罠を掛けています。
「いっぱい獲ってくれると助かるんじゃ」とご近所さんも言ってくださるので知り合いの山に罠を掛けるとやり甲斐があるものです。
近所の裏山を集中的に散策した結果、獣害対策用の頑丈なフェンスが壊れている場所があり、獣の主要なルートになっていることが分かりました。
シカのコロコロとした糞はもちろん、タヌキなど小動物、イノシシ、クマの糞まであります。足跡も多く新しい。
先週はこの場所でキツネが獲れました。さすがにキツネを食べる勇気はなく、キャッチ&リリース。
そして今回、キツネが獲れた場所の少し奥に掛けておいた罠が見事にヒット。
2-3歳の雌シカが獲れました。
シカ狙いで罠を掛けていた場所だったので狙いが当たって嬉しい。
くくり罠にかかって数時間だと思いますが、かなり暴れまわったようで右後脚がもげていました…。さらにくくり罠のかかった右前足も外れてしまっています。痛そう
捕獲、止め刺し、解体と1人での作業だったので5時間くらいかかりましたが、お昼ごはんには背ロースを美味しくいただくことができました。鮮度抜群で臭みも無くて美味しい。これぞ猟の楽しみ。
12月は以下の結果。1ヶ月で3匹の雌シカが獲れたのははじめて。
11月15日に猟期がスタートしてから1ヶ月半。良いペースで獲ることができています。少しは狩猟スキルが上がってきたかも。
このペースで獲り続ければ目標としている「11月15日〜3月15日までの猟期4ヶ月間でシカ&イノシシ8頭捕獲」が達成できそうです。
- 12月1日 … 雌シカ(1歳程度)
- 12月9日 … タヌキ
- 12月22日 … 雌シカ(4歳程度)
- 12月25日 … キツネ
- 12月29日 … 雌シカ(3歳程度)
しかし、なぜ雌シカばかりが獲れるんでしょうか。今まで雄が獲れたことがありません。たまたまかな。