先週の雌イノシシに引き続き、家の裏山の竹林で雌シカが捕獲。イノシシ狙いで設置していたくくり罠にシカが掛かりました。
3月はシカ3匹、4月はシカ2匹。5月はイノシシとシカ。猟期が終わり、有害鳥獣捕獲期間に入ってからは獣が獲れない日が続きましたが、5月に入って調子が戻ってきました!
家の裏山の竹林でイノシシがタケノコを掘り返し尽くす
家の裏山(徒歩30秒)には、針葉樹林と竹林があります。地面にはイノシシによって掘り返された跡がたくさん。きれいに食べられたタケノコの皮や糞がそこらじゅうに落ちています。
2週間もの間、見えない相手との格闘を続けた結果、3歳程度、40-45kg程度の立派な雌イノシシをくくり罠で捕獲することに成功しました。15kg以上のお肉が手に入って大満足です。
【狩猟】家の裏山でタケノコを掘るイノシシをくくり罠で捕獲、解体して食べてみたイノシシ以外にシカもアナグマも居る裏山
イノシシを捕獲することはできましたが、裏山にはシカも居ることが分かっていました。夜中にピーピーと鳴く声を毎晩のように聞いていますし、家の庭にはシカの糞も転がっています。
3週間前はアナグマを捕獲することができましたし、もしかしたらイノシシも一匹だけではないかも?引き続き、くくり罠の設置を続けていました。
深夜にシカの鳴き声が響き渡り、ガサガサと物音がする
平日の深夜12時前、そろそろ寝ようかなと思っていると、外からシカの鳴き声がピーピー、ピーピーと聞こえてきます。家の裏山からも、家の向かいの山からも。大量のシカが鳴いています。
「あれ、もしかしてシカが掛かったかな?」と、まずは家の向かいの山に向かってみます。ヘッドライトで鳴き声の聞こえる方向を照らしてみると、ガサガサッ!ガサガサッ!と複数のシカが山に駆け上がっていくのを発見!
1、2、……3、…4、………お、少なくとも4頭は居るぞ!残念ながらくくり罠には掛かっていませんでしたが、罠を設置した獣道付近を駆け上がっていく様子を確認できました。狙いは間違っていなかったんだ!
そして、家に戻ってみると、今度は家の裏山でガサガサと物音がします。同じ場所から何度も音が聞こえます。「お、これはシカかイノシシが掛かってるぞ」と思い、近づいてみると、、、
雌シカがくくり罠に掛かっていた
そろそろ寝ようと思ったら家の裏山がガサガサピーピーうるさい。気になって覗いてみたら雌シカがくくり罠に掛かっていた。明日は早起き確定 pic.twitter.com/JTXu9NVR1R
— 羽田 知弘|西粟倉 森の学校 (@hada_tomohiro) 2019年5月8日
おお!元気な雌シカがくくり罠に掛かっています!2歳くらいでしょうか。
ここは先日捕獲した雌イノシシに何度も罠を避けられていた場所。イノシシは獲れませんでしたがシカが獲れたぞ!やったー!
しかし、この時点で24時を回っており、さすがに止め刺しや解体をすることもできず、早朝に捕まえに行くことにしました。布団に入っても裏山からガサガサと物音が聞こえます。ごめんよ、朝まで待っておくれ。
翌朝に捕獲
早起きして翌朝5時半に裏山に向かってみると、昨晩とはうって変わって静かです。「あれ、もしかして逃げられてしまったかも」とくくり罠を設置した場所に近づいてみます。
すると、すでに雌シカは死んでしまっていました。
くくり罠のワイヤーが首に掛かったわけでもなく、獣に襲われた形跡もありませんが静かに横たわっていました。目はくすみ、身体は冷たくなり、肛門も開いています。体には暴れた形跡が残っていて前脚やお腹に内出血があります。体中に無数のダニもこびりついています。
原因はなんなんだろう?ストレスで死ぬなんてことがあるんでしょうか?起き上がれなくなってお腹に圧力が掛かった窒息死?春だから低体温で死ぬということは無さそうだけど。
久しぶりに獲れたシカなので美味しくいただこうと思っていたのですが、とても残念。シカにも申し訳ないことをしてしまいました。ごめんね。
捕獲実績として耳と尻尾を切り、写真を撮影した上で山に埋めました。