日本初の低温調理器ブランド・BONIQ(ボニーク)のレビューです。
低温調理のサラダチキン(鶏胸肉ハム)を常備菜として作り置きすることが多いため、いつかは低温調理器が欲しいと思っていましたがようやく手に入れることができました。
端的に申し上げて超便利です。これは料理が捗る…!
- 簡単調理でしっとり柔らかい肉料理を楽しみたい
- 低温調理器が欲しいがどのブランドを買うか悩んでいる
- BONIQの機能や使い心地を知りたい
低温調理器はBONIQ以外にもアイリスオーヤマや中華製ブランド等さまざまなブランドがありますが、BONIQは日本初の低温調理器専門ブランドです。
温度と時間の管理が重要な調理家電ですから国内ブランドは安心できますね。
- 調理しても肉が縮まずしっとり柔らかい
- コンロを使用せずほったらかし調理できる
- 国内保証1年間対応なので安心して使い倒せる
我が家は週末にスーパーマーケットに買いものに出掛け、1週間分に近い常備菜を大量に作り置きします。
低温調理器は複数の料理を同時進行する際のボトルネックになりがちなコンロを使わず電気コンセントのみで調理することができます。
具材と低温調理器をセットして放っておけば1品完成するので手間がかかりません。
さらに低温調理器があるだけで料理の幅が格段に広がります。
費用対効果が高いので「元が取れる」調理家電ですし、決して損はしませんよ。
\19,800円でしっとりやわらか低温調理レシピが作れる/
ハダ
ハダはくくり罠による狩猟に取り組んでおり、鹿や猪を捕獲・解体して新鮮なジビエを食べています。お鍋を使った低温調理は肉の厚みや室温に左右されて温度調整が難しいのですが、低温調理器があればいつでもしっとり柔らかい鹿肉のローストが簡単に作れるようになります。
低温調理は科学的に肉がもっとも柔らかくジューシーになる調理法
ご存じの通り、豚肉や牛肉など肉はタンパク質からできています。
タンパク質に熱を加えると50℃辺りから変化を起こし、70℃を超える辺りには固く縮んでほとんどの肉汁を失ってしまいます。
科学的には55℃〜58℃辺りがもっともお肉が柔らかくなると言われており、この温度帯を意図的に狙う調理法を低温調理と言います。
では、低温調理器とはどんなものかと言うと、水温を一定に保ち続けることができる調理器具です。
そう、ただそれだけ。でも、これが大事なんです。
低温調理は端から端まで全く同じ焼き具合になる一方、フライパンやオーブン等の調理は200℃以上の高温で火入れを行うことになるため、物理的現象として、中心から表面に向かって焼き具合が徐々に変化します。
これにより、固い歯触りや食感はもとより、肉汁の流出や身の収縮が発生してしまいます。
焼き過ぎたお肉は固くパサパサして美味しくありませんものね。
お鍋を使った低温調理は肉の厚みや室温に左右されて温度調整が難しいのですが、低温調理器があれば誰でも簡単に、科学的にもっとも柔らかくジューシーなお肉を食べることができます。
低温調理器BONIQ(ボニーク)の概要
19,800円という価格もあり梱包は非常にしっかりしている
BONIQは国内売上No.1の低温調理器ブランドです。
日本初の低温調理器専門ブランド・BONIQ
BONIQの概要は以下です。
- 価格 19,800円
- 重さ 1.2kg
- サイズ 高さ37cm 最大幅10cm 最小幅6cm 奥行き11cm(ホルダー含む)
- コード 電源コード長さ1.5m
- 設定時間 1分~99時間59分
- 温度範囲 5℃〜95℃(温度誤差 ±1%)*冷却機能なし
- 湯煎容量 5L〜15L
- 電力 100V/50〜60Hz(最大800W)
- 電気代 約5〜8円/1時間)
- 製造 中国
- 保証 国内保証1年間(対象:飲食店及び一般ユーザー)
想像の1.5倍くらい大きい
購入前にさまざまなブログ記事や動画を確認して分かったつもりになっていたのですが、届くとその大きさに驚きます。
イメージしていた大きさの1.5倍くらいあります(笑)これはデケェ…
キッチンのどの場所に収納するのか迷いますね…
田舎のおかず持ち寄り形式の宅飲みで重宝するBONIQ
低温調理器を購入すると「この肉の種類や厚みだったら何度で何時間、加熱したらいいの?!」と肉の種類や厚みが変わる度に悩んでしまいますが、公式レシピサイトでは300件以上の低温調理レシピが並んでいるので迷うことはありません。
低温調理器=肉のイメージが大きいですが、魚料理や温泉卵、スイーツなど様々なレシピがラインナップされていますよ。
冷蔵庫に余った具材からレシピを調べ、具材とBONIQを鍋に入れておけばあっという間にもう1品完成するのでおかずづくりがずいぶんと楽になりました。
ハダが暮らす岡山・西粟倉村は飲み屋さんもほとんど無い田舎で友人の家での宅飲みが多いのですが、持ち寄り形式の飲み会の場合は低温調理した肉料理を持っていくと非常に喜ばれます。
特にハダは自分で捕獲・解体した鹿の肉を食べることが多いのですが、低脂肪高タンパクの鹿肉は火を入れ過ぎると固くパサパサになりやすいため、低温調理器を利用してジビエレシピの幅を増やすことができればと思っています。
低温調理器BONIQ(ボニーク)の気になるポイント
カラーは白と黒がある
BONIQの気になるポイントは以下です。
- 低温調理器の中でも19,800円と高額
- 想像以上に大きいのでキッチンでスペースを使う
- 容量5〜15Lの大きく深い鍋が必要
低温調理器の中でも19,800円と高額
葉山社中という国内企業が販売しているが製造は中国
低温調理器は4,000円台〜30,000円台まで様々な価格帯がありますが、BONIQは19,800円と高価格帯。
水を一定の温度でキープするだけの棒に2万円弱も払うのか…と貧乏性が出てしまい長らく買えず終いでした。
低温調理は温度と時間の管理が重要です。
Amazonで販売されている1万円アンダーの中華製の低温調理器のレビューを見てみると、
- 使用2回目で電源が入らなくなった
- 表示温度と実際の温度にズレがあり全く使えない
- カスタマーサポートに問い合わせても連絡が返ってこない
と不安になるような内容のものが多々あります。
安物買いの銭失いにはなりたくない…。
BONIQは日本初の低温調理専門ブランドの安心感に加え、国内販売数No.1と確かな実績があります。
2020年8月現在では公式オンラインストアのレビューは200件以上あり、ユーザーの感動のレビューが並んでいます。
想像以上に大きいのでキッチンでスペースを使う
パスタを茹でる用の高さがある鍋が使いやすい
イメージよりも1.5倍ほど大きく、1.2kgと重さもあるため、キッチンの収納場所に悩むのが欠点。
ただ、パーツ等はほとんどなく、太くて大きく重い棒1本なので、鍋などと合わせて収納しています。
調理家電なので使用後にはしっかり乾燥させて収納しないと錆やカビの原因になりそうです。
とは言え、コンセント+大きめの鍋+具材があれば完結するのでキッチン以外でも利用できるのは良い点ですね。
容量5〜15Lの大きく深い鍋が必要
指先のMAX・MIN間に水位を合わせる必要がある
BONIQでの低温調理には大きな鍋が必要です。
湯煎容量5L〜15Lのサイズが必要で、BONIQ自体が縦長の棒状なのでパスタを茹でるような縦長の鍋が使いやすいです。
ハダの場合は10Lほどの容量があるものを使用しています。
特に1人暮らしで自炊をあまりしない人のキッチンには大きな鍋が無いことも多いのでBONIQ購入前に確かめておくことをおすすめします。
添付写真のMAX・MINの間で水を張る必要がありますが、その条件を満たせていないとアラームが鳴るようになっています。
ちなみに公式オンラインストアにはBONIQ専用の深型ホーロー鍋が販売されています。
サイズは直径22cm、高15cm、容量5.6Lなので参考にすると良いと思います。
低温調理器BONIQ(ボニーク)のおすすめポイント
温度・時間・スタートと3種類のボタンと少なく使いやすい
BONIQのおすすめポイントは以下です。
- 調理しても肉が縮まずしっとり柔らかい
- コンロを使用せずほったらかし調理できる
- 国内保証1年間対応なので安心して使い倒せる
調理しても肉が縮まずしっとり柔らかい
低温調理で作った和風鶏胸肉ハム
肉は加熱すると水分が飛んで縮んでしまいます。
低温調理で鶏胸肉ハムを作ったことがある人なら分かると思うのですが、湯煎し過ぎるとキュッと縮んで水分が流出し肉が固くなってしまうんですよね。
ところが、BONIQで低温調理した鶏胸肉はほとんど縮んでおらず水分も含んでおりしっとり柔らかプルプル感がきちんと残るんです。これは感動します。
コンロを使用せずほったらかし調理できる
調理中は青いランプが光り、時間経過するとアラームが鳴る
我が家は週末にスーパーマーケットに買いものに出掛け、1週間分に近い常備菜を大量に作り置きします。
低温調理器は複数の料理を同時進行する際のボトルネックになりがちなコンロを使わず電気コンセントのみで調理することができます。
具材と低温調理器をセットして放っておけば1品完成するので手間がかかりません。
国内保証1年間対応なので安心して使い倒せる
温度や時間調整用のクリックホイールボタン
低温調理器はさまざまなメーカーが乱立していますが、BONIQは日本初の低温調理器専門ブランドです。
国内保証1年間対応なので購入後のサポートも充実しています。
Amazonで販売されている1万円アンダーの中華製の低温調理器のレビューを見てみると、購入をためらうような内容が多々記載されています。
一方、BONIQ公式オンラインストアには2020年8月現在200件以上のレビューがあり、好意的な意見が多くあったので最終的にBONIQを選ぶ踏ん切りがつきました。
低温調理器BONIQ(ボニーク)で低温料理レシピを作ってみた
左:ゴマ油+醤油、右:オリーブオイル+塩で味付け
低温調理と相性抜群のレシピと言えば、鶏胸肉ハム(=サラダチキン)。
我が家の定番常備菜の1つをBONIQを使って調理してみました。
いつもはオリーブオイル+塩+砂糖+酒+粗挽き胡椒とたくさん調味料を入れるのですが、今回はゴマ油+醤油という和風アレンジとオリーブオイル+塩と2種類のシンプルな味付けにしました。
低温調理器BONIQ(ボニーク)の手順
具材を先に入れても水温が指定温度に上るまでタイマーはスタートしない
BONIQの低温調理の手順は以下です。
- 食材を調味料で下味を付け、ジッパー付袋に入れる(空気を抜き切る)
- 時間と温度を設定し、食材を入れてスイッチを入れる
- タイマーが切れたら食材を取り出し粗熱を取る
- (必要であれば)フライパンで食材表面に焼き目を付けて完成
今回は、BONIQの公式レシピに掲載されていた鶏胸肉ハムのレシピを参考にし63度&1時間で調理しました。
作動音はほとんどなくスクリューが回転している音が聞こえる程度と非常に静か。
鍋で低温調理をするとこまめに温度を測る必要がありますが、BONIQを使えばその手間も必要ありません。
鶏胸肉ハムを作ってみた
しっとり柔らかい鶏胸肉ハムが1時間ちょっとで完成した
あっという間に1時間が経過し、鶏胸肉ハムが完成しました。
触ってみるといつも自分が作っている鶏胸肉ハムとは柔らかさやプルプル感がまるで違います。
粗熱を取って包丁を入れてみるとそのしっとり感に感動…!スッと切れる…!
そして、口に入れてみれば…美味しいに決まってます…わ、柔らかっ!
ローストビーフなどでありがちなのですが、表面は固いのに中は半生といった状態になっておらず肉の芯部まで均一に火入れをされています。
プロの料理を食べているかのような火入れ感が自宅で再現できるのは素晴らしいですね。
低温調理器だからこそ作れるとろっとクリーミーな鶏レバー
鶏胸肉ハムは低温調理器を使わずとも作りやすいレシピですが、低温調理器の本当の魅力は生に近いキワキワの調理。
63度&40分で下味付けをした鶏レバーを低温調理でとろっとクリーミーに仕上げました。
レシピの詳細は公式レシピをご覧ください。
今では牛レバーなど内臓の刺し身を食べることができなくなってしまいましたが、低温調理器なら加熱殺菌しつつ生に近い食味を楽しむことができます。
ぬたっ、とろっ、クリーミーな鶏レバーは低温調理器ならではのレシピでおすすめです。
ゴマ油+塩をちょい付けして食べるのが至高です。
低温調理器BONIQの使い方のコツ
水圧を利用してジッパー付袋の空気を抜き切る
何度かBONIQで調理を繰り返してみて、BONIQ使用時の注意点が分かりました。
- ジッパー付袋の空気抜きは鍋内でやると◎
- 指定温度まで加熱するのに時間が掛かるのでお湯を入れると時短できる
- 低温で調理時間が伸びても問題なし 指定温度になる前に具材を入れてもOK
- BONIQに食材が当たらないようクリップを使いスクリュー撹拌を邪魔しない
スクリューによる水温撹拌が均一になるよう食材をクリップで止めておく
ジッパー付袋内に空気が入っていると鍋の中で浮いてしまったり、食材に均一に火入れができないことがあります。
手で抑えるだけでは空気を抜けきれないので鍋内の水に付けながら水圧を利用して空気を抜くのがおすすめです。
水温がおよそ20度前後で指定温度が63度の場合、水温を40度以上上げる必要があります。
水温が指定温度に到達するまでに10〜15分と時間が掛かるので、最初からお湯を入れておくと時間短縮することができます。
また指定温度より低い温度で長時間加熱することで肉が固くなることは無いので、鍋に水をセットした時点の温度が指定温度と乖離していてもそのまま具材を入れておいて大丈夫です。
BONIQには鍋内の水温を一定にするため内部にスクリューが付いているのですが、大きなジッパー付袋を使用するとBONIQに張り付いてしまうことがあります。
BONIQとは反対側の鍋の縁にジッパー付袋をクリップで止めておくと良いです。
業務用BONIQ Proはハイパワー1200Wで繊細な温度設定が可能
日本で普及しているA型プラグのコンセントなので変換器は不要
BONIQにはBONIQ Proという業務用モデルも存在します。
通常のBONIQの800Wに対し、BONIQ Proは1,200Wとハイパワーなので設定温度に到達するまでの時間短縮が可能です。
さらに設定温度誤差も通常のBONIQが±1.0℃に比べ、BONIQ Proは±0.1℃とより繊細な温度調整が可能です。
しかし、お値段は29,800円と通常のBONIQ:19,800円に比べ10,000円高くなっています。
低温調理器BONIQ(ボニーク)の購入方法
クリップが付属しているので鍋に取り付けたBONIQがズレない
BONIQは公式オンラインストアを始め、Amazonや楽天市場で購入することができます。
公式オンラインストアは送料無料で購入することができるのでおすすめです。
低温調理器は4,000円台〜30,000円台まで様々な価格帯がありどのブランドを選ぶか悩んでしまいますが、BONIQは日本初の専門ブランドの安心感と確かな実績があります。
かつてまだ日本に低温調理器ブランドが存在しなかった中で、クラウドファンディングで船出を切り、1年余りで15,000台も販売しています。
いまや国内販売数No.1の低温調理器ブランドの代表格です。
国内保証1年間対応なので購入後のサポートも充実しているので安物買いの銭失いにはならないですし、自炊の幅が広がって料理が楽しくなり「元が取れる」調理家電ですよ。
\19,800円でしっとりやわらか低温調理レシピが作れる/
BONIQ購入前は、ジッパー付袋に下味付き肉を入れ、大きな鍋にお湯を沸かし火を切った状態で投入して自然に水温が下がるまで待つという方法で低温調理をしていました。
しかし、夏と冬では室温も違うので加熱具合が毎回安定せず、カチカチシワシワだったり半生だったり、満足できる低温調理の鶏胸肉ハムが作れずにいました。
BONIQを使えば、気温や肉の厚みに関係なく、一定の水温を維持できるので低温調理の加熱具合が非常に安定するようになり大満足しています。