マウンテンバイクのステム交換をしました。
元々ダウンヒル用にカスタムしていたハードテイルMTBでしたが、最近はロードでの(鈍行)ロングライドが増えてきました。今回はステムの長さによる乗り心地の違いを確かめるべく、40mm→70mmに取り付け交換しました。
ダウンヒル用にカスタマイズされたトレック・プロキャリバー8
現在乗っているマウンテンバイクはトレック・プロキャリバー8です。ツイッター経由でランニング仲間から譲り受けました。
プロキャリバー8はアルミフレーム&ハードテイル仕様のクロスカントリー用のマウンテンバイクですが、すでにダウンヒル用のカスタマイズが随所に施されています。
- ドロッパーシートポスト THOMSON・Elite Dropper
- サドル SDG・BEL-AIR
- ハンドル EASTON・HAVOC DH ライザーバー アルミ(長750mm・ライズ20mm)
- ステム CHROMAG・RANGER V2(リーチ40mm)
- ペダル SHIMANO・DEORE XT(フラットペダル)
- タイヤ MAXXIS・Minion DHF(27.5″ x 2.30″)
- ボトルケージ TOPEAK・NINJA SK
- フェンダー MudGuard(フロントタイヤ用の泥除け)
ダウンヒル用のカスタマイズとしての大きな特徴は以下が挙げられるでしょう。
- ドロッパーシートポスト ワンタッチでサドルの高さを調整可能
- ハンドル&ステム ハンドルは長く(690mm→750mm)、ステムは短く(70mm→40mm)
ドロッパーシートポストを付けることでダウンヒル時にワンタッチでサドルを低くし、重心を後ろに移動させやすくしてあります。
さらにハンドルは長くステムは短くすることで、ハンドル操作がしやすくなるだけではなく、上体が起き上がり自然と重心が後ろに下がることでダウンヒル時に前転しにくくなるとのこと。
ステムについてはプロキャリバー8の完成車にはBontrager(ボントレガー)・Elite Blendr Stemの70mmが付いているようです。
ステムはカナダ発のMTBブランド・Choromag(クロマグ)のRANGER V2 STEMの40mmです。
現状は何も不具合が無いのですが、ステムを長くした場合の乗り心地を確かめたかったこと、プロキャリバー8のフレームカラーに合わせてモノトーンに仕上げたかったこと、を考慮してステム交換することにしました。
最近はダウンヒルよりもロード&林道ごちゃまぜのロングライド(100km)を週末に楽しむことが多いので、ステムを長くすることで前傾姿勢を強め、ゆったり乗ることができればいいなと考えています。
10〜20mmステムが長くなるだけでは違いが分からないように感じたので今回は70mmのステムに交換しました。40mm→70mmと30mmステムが長くなります。
40mm→70mmにステムを長く調整する
新たに取り付けたのは同じくChoromag(クロマグ)のRANGER V2 STEMの70mmです。ちなみにステムの長さは31・40・50・60・70mmとラインナップが豊富、ライズは0度です。
カラーはプロキャリバー8のシルバーフレームに合わせてブラックを選択。モノトーンカラーで仕上げます。
ちなみにChoromagの公式サイト(海外サイト)で50%OFFで購入することができました。元値は12,200円(税込)ですが6,100円とたいへんお買い得。送料は1,154円で注文後1週間程度で到着しました。
元々のステム40mmと比較すると70mmにしたことで30mm長くなっています。およそハンドルの直径(φ31.8mm)分が長くなっているような印象ですね。
インターネットでマウンテンバイクのステム交換について調べてもあまり記事が出てこないのですが「10mm長く(短く)なるだけでもだいぶ乗り心地が違う」という意見もあり、ドキドキしながら取り付けました(笑)
ステム交換は非常に簡単で15〜20分ほどで完了。
六角レンチでネジを外し、ステム交換に合わせて購入したシマノのプレミアムグリスをネジに薄く伸ばして塗りつけ、再度ネジを締め付けるだけです。
MTB初心者なのでグリス一つ取っても悩んでしまうのですが、様々なレビューを比較するとシマノのプレミアムグリスの使い勝手が良さそうでした。
ステムが長くなり前傾姿勢で漕ぎやすくなった
さっそくステム交換したプロキャリバー8でロングライドに挑戦です。岡山県北・西粟倉村から南下して岡山市内に入り往復する岡山県縦断コースです(ロード100%)。蓋を開けてみればマウンテンバイクでの人生最長距離182kmのライドになりました(お尻も腰も痛い)。
70mmステムを採用し以前より30mm長くなったことで上体の角度をやや前傾しやすくなった印象です。40mmステムの時の若干の窮屈感が軽減されました。
坂道で前のめりに漕ぎやすいのが良いですね。上体の角度が前傾しやすくなることでお尻の穴が上を向きやすくなったと言えばいいのでしょうか。猫背にならずに漕ぎやすくなりました。
ダウンヒルコースも走ってみましたが、ステムが30mm長くなったことでの大きな影響はありませんでした。ハンドルが身体から遠くなった分、後ろに体重を掛ける時のお尻の位置は少し前目になったような印象です。
激しいダウンヒルはせず、ロードのロングライドも多いので、70mmのステムに付け替えたことでゆったり長時間のライドを楽しみやすくなったように感じます。
マウンテンバイクに乗り始めたばかりの頃は「マウンテンバイクのカスタムやパーツ交換なんて未知数過ぎる…」と不安だったのですが、ひとつずつ自分で(不器用ながら)パーツ交換していくと経験とノウハウが溜まっていきますね。