薪ストーブ&薪ボイラーの家に住んでいます、ハダです。薪が無ければ暖も取れず風呂にも入れません。
今回は杉・桧など針葉樹の端コロ(丸太の根元)を割るのに最適な薪割り用斧を紹介します。
今までいろんな斧を試しては壊してきましたが、最強の斧に出会ってしまいました。その名はフィスカース。1649年・フィンランド発の老舗ブランドです。
- 薪ストーブ等の薪生産に必要な薪割り斧を探している
- ホームセンターでは好みのデザインや仕様が見つからない
- 自宅や作業場での使用が前提で持ち運びしない
フィスカースの斧はAmazonで購入することができます。斧は重い分、送料が嵩んでしまいがちですがAmazonプライムで送料込みの価格なのが嬉しいですね。ハダが購入したのはFiskars® Pro IsoCore™ Wood Splitting Maul(8lb, 36″)というモデルです(下記Amazon参照)。
1649年フィンランド創業のフィスカース
フィスカース(Fiskars)は1649年にフィンランドで創業した老舗ブランドです。
1649年と言われてもピンときませんね。産業革命は1760年。ドイツの音楽家バッハが生まれたのが1685年です。ようはそれくらい昔からあるブランドということですね(雑)。園芸道具、ハサミ、ナイフまであらゆる工具類を製造販売しています。
特に日本国内において評価が高いのは斧類。オールドスクールな斧ではなく、オレンジ色がアクセントの近代的なデザインが中心です。
個人的にはオールドスクールなデザインが好みで探していたのですがツイッターで相談したところフィスカースをおすすめしていただきました。そして、使ってみれば大満足のクオリティだったのでした。
ヘッドが抜け落ちない&ハンマーで打ち込める フィスカース・薪割り用斧
今回購入したモデルはFiskars® Pro IsoCore™ Wood Splitting Maul(8lb, 36″)というもの。Amazonで送料込み11,680円(税込)で購入しました。あっという間に届くのがAmazonクオリティ。
- 価格 11,680円(税込・送料込)Amazonで購入
- 長さ 約91.4cm
- 重さ 約3.6kg
大きな特徴としては以下が挙げられます。
- 刃と柄が一体化 薪割り途中でヘッドが抜け落ちない
- 背中からハンマーを打ち込めるので大きな端コロでも割りやすい
- 木製ハンドルに比べて衝撃や振動を2倍軽減
- 身長や体格に合わせて柄の長さを調整可能
特に「ヘッドが抜け落ちない」「背中からハンマーを打ち込める」という点がフィスカースの特徴です。木製斧で薪を割る場合、丸太に刺さった斧を抜こうとするとそのままヘッド(刃物部分)が抜け落ちてしまうことがありますが、フィスカースは刃と柄が一体化しているのでヘッドが抜け落ちることはありません。刃物部分が厚く重いので重力に任せて振り下ろしやすいのもポイントです。
1本1本の丸太に斧を打ち込む度にヘッドが抜けていては薪割りの生産性が上がらずストレスフルです。さらに1発では丸太を割れない場合でもヘッド部分にハンマーが打ち込めるようになっており、ハンマーで追い打ちを掛けて丸太を割ることができます。
ハダは材木屋勤務で製材過程で発生する杉・桧の端コロ(丸太根元部分の端材、厚20〜50cm程度)をメインに薪割りをしています。そのため広葉樹はほとんど扱いません。柔らかく割りやすい杉の場合であれば赤身と白身の間に刃を入れるようにすればハンマー要らずでパンパン割れますよ。
フィスカースの斧が使いやすくて最高 pic.twitter.com/77r9nbP0Px
— ハダ|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) February 6, 2021
つまり、力いっぱい斧を振り下ろさなくても丸太にヘッドが刺さりさえすればハンマーで追い打ちを掛けて割ることができます。重い斧を何度も振り下ろしていると足元がふらついてしまうことも多いので安全に薪を生産できることで怪我の予防にもなりますね。
IsoCore™システムにより、木製ハンドルに比べて衝撃や振動を2倍軽減してくれる点も見逃せません。思いっきり斧を打ち込んだ時のビイィィン!という衝撃がありません。
注意点としては重さ3.6kgと重量がありますので女性や子どもには不向き。成人男性向きの薪割り斧です。しかし重さは破壊力。そして破壊力は生産性。
フィスカースの薪割り用斧の購入方法
今回ハダが購入したFiskars® Pro IsoCore™ Wood Splitting Maul(8lb, 36″)はAmazonで購入可能です。2021年4月現在、Amazonプライムで送料込・11,680円(税込)で購入可能です。
届いたダンボールの大きさに対して驚く重量なので腰を痛めないようにご注意くださいね。「ちょ、何が入ってるんスかコレ?!」とヤマトの配達員さんが驚いていました(笑)
ホームセンターでいい加減な薪割り用斧を購入して数年で壊してしまいがちでしたが、フィスカースの斧は長持ちしそうですし、薪割りの手間が随分と楽になりました。