ランナーの皆さんは長時間かつ大量の汗を掻くマラソンやトレイルランニングでどんなアンダーウェア(下着)を履いていますか?
ぼく自身ランニングを始めて7年が経ち、あれやこれやと試してきましたが、ようやく一つの解決策が出ました。
これからは見た目も機能もヤバ過ぎるMillet(ミレー)のドライナミックメッシュを履いて快適なランニングが楽しみます…!
長時間ランで股間はベタつき汗冷えも辛い
マラソンやトレイルランニングにおいて、シャツやパンツ、靴やバックパックはこだわって選んでいるランナーも多いと思います。
しかし、靴下やアンダーウェア(下着)はどうしても後回しにしがちですよね。
ぼく自身もあまり下着に気を使ったことがありませんでした。
せめてコットンではなくポリエステルなど化繊生地を履く程度。
ユニクロのエアリズムシリーズは生地がテロっとしていて触り心地もサラサラなので「まぁ、これでいいか」とあまり考えずに履き続けていました。
しかし、70kmを越えるようなトレイルランニングレースになると10時間以上走ることもあります。
早朝から晩まで山を走るので温度変化も激しく、汗冷えすることも多くあります。
下半身が冷えてお腹が痛くなってきたり、気温は高いのに体温は低く悪寒がすることも少なくありません。
finetrackのスキンメッシュボクサーを買ってみた
そろそろちゃんとしたアンダーウェアを買おう!と探し求めて辿り着いたのが国産アウトドアブランド・finetrack(ファイントラック)のスキンメッシュシリーズでした。
ボクサーパンツは3,564円(税込)。
下着にしては安くはないお値段ですね。
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finetrackのスキンメッシュの特徴は以下の4つ。
- 汗冷えを防ぐ:肌から汗を素早く遠ざけ体温維持で消耗しない
- 汗臭くならない:汗が肌に残りにくい。さらりとした着心地持続
- 雨に濡れても保温:強力な耐久撥水加工で水分を含まない
- 軽量化に貢献:安定した保温性で着替えの必要が少ない
第一印象は「わ、軽〜っ」とその重さに驚きました。
生地は若干透けていて表面はざらっとしています。
締め付けてピタッとフィットするというよりも全体的にゆるい履き心地で股上も深め。
実際に履いてみると確かに汗抜けが抜群に良い!
70km越えのトレイルランニングレースでも履いてみましたが、股間がベタつかず、スースーして気持ちいい…!
上に履いているショートパンツは汗で濡れても、スキンメッシュ下の地肌は濡れていません。
これは良い買い物をしたぞと練習やレースの度に履くようになりました。
汗抜けとベタつき防止、軽量な点は申し分ないのですが、ただ何度も履いていると生地が伸びてヨレてくる点、フィット感が少なくゆるっとした着心地である点が気になっていました。
ブリーフ型ライナーが付いているショートパンツなら良いのですが、付いていない場合はムスコの納まりが悪い。
なんかこう、もうちょっとピシっと下半身にフィットすると良いんだけどな〜。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュを買ってみた
finetrackのスキンメッシュボクサーを買う以前に、どれを買うか迷っていたアンダーウェアの一つがフランスのアウトドアブランド・Millet(ミレー)のドライナミックメッシュシリーズでした。
そりゃ悩みますよ、だってもう見た目がヤバ過ぎるでしょう!
しかし先日、定価3,132円(税込)がAmazonで23%OFFの2,404円(税込)で販売しているところを見かけ、光の速さでクリックしたのでした。
見た目の網々感が強烈なMilletのドライナミックですが、仕組みは以下。
- メッシュが肌に密着し、毛細管現象で汗を吸い上げ、上に重ね着したレイヤー(シャツやパンツ)に素早く汗を運ぶ
- 移動してきた汗を、上のレイヤーが広げ拡散。レイヤーは吸汗速乾性の高いものを選ぶと◎
- メッシュの高い通気性は水分を蒸発させ、レイヤーの乾燥を促す
ドライナミックメッシュの上に吸汗速乾性の高いシャツやパンツを組み合わせることで効果を発揮するんですね。
ドライナミックメッシュがセパレーター役として存在し、濡れた衣類と肌の間に隙間を作り、体温の損失を低下させる役割があるとのことです。
汗は体をクールダウンさせますが、長時間放置していると体力を奪い、低体温症を引き起こすこともあります。
冷えた状態で運動を続けると通常時より乳酸値が上がるとする研究成果もあるようですね。
ドライナミックメッシュを履いて走ってみた
いかにドライナミックメッシュの性能の高さを読んでも見た目の印象が強烈過ぎて頭に入ってこないのでモノは試しとドライナミックメッシュを履いてランニングしてみました。
足を通した瞬間、羞恥心がこみ上げてくるのはきっと最初だけだと信じたい。
finetrackで気になっていたゆるさは無く、伸縮性が高いのでピッタリと下半身にフィットします。パッと見、網々デザインが痛そうでしたが、まったくもって平気。
しかし、下半身デブなのでお尻が若干ボンレスハム状態になっています(自重)。
そして、汗を掻いても全然濡れない!濡れないから蒸れない!蒸れないから汗冷えしない!
パンツが肌にベタベタと張り付くこともなくとても快適です。
こりゃすごい…!これはノースリーブも購入して上下揃えたくなりますね。
ただ、やはりランニングが終わってパンツを脱ぐとその快適さは一転、羞恥心がこみ上げてきます。
俺、こんな網々おパンツ履いてたんだ…きゃっ!レース後の温泉でのお着替えでは要注意ですね。
さっそく100kmウルトラマラソンと100km超のウルトラトレイルで履いてみる予定です。
良い買い物なのは間違いないので、下着問題に悩んでいるランナーの皆さんはぜひ試してみてくださいね。
追記:2019年4月にウルトラマラソン「奥出雲ウルトラおろち100km遠足」にドライナミックメッシュボクサーを履いて出場しました。
9時間30分もの時間を走り続けましたが、汗冷えやベタつきもなく絶好調で自己ベストタイムを2時間弱も更新することに成功しました。
そして、ついにはドライナミックメッシュのノースリーブも購入し、上下網々野郎が見事完成しました(笑)
トレイルランニングやマラソンでおすすめのインナーパンツをまとめました。
ミレー、ファイントラック、T8、ユニクロ・エアリズムなどレビューしています。