【Naked Running Vest】わずか99g「着るザック」超軽量トレイルランニング用ベスト

Naked Running Vestのレビューです。

Nakedと言えば、ウエストバンド・Running Bandがお馴染みですが今回はウェア型ベストの紹介です。

こんな人に読んで欲しい
  • 50km未満トレイルランニングレースで着用できるザックが欲しい
  • フィット感の高いトレイルランニング用ベストを探している
  • Naked Running BandVestの組み合わせが気になっている

Naked Running Vestは軽さとフィット感が特徴のトレイルランニング用ベストです。そのデザインからもザックやバックパックではなくベストという表現が適切ですね。まさに「着るザック」といった風貌です。

Naked Running Vestの特徴
  • わずか99g超軽量トレイルランニング用ベスト
  • 前面*2側面*2背面*15ポケットで容量3L
  • 容量2LNaked Running Bandと組み合わせ50km以上のレースにも対応

見た目のスポーツブラ感(笑)は否めませんが、機能性は見た目以上です。100gを切る超軽量ベストで体にフィットした状態でギアを携行できるので背負ったザックの揺れが気になるようなこともありません。

12サイズ展開とサイズ選びに悩むNaked Running Vestではありますが、逆に言えばピッタリとしたサイズを選ぶことができれば揺れによるストレスを感じません。フィット感が癖になるベストですよ。

Naked Running Vestは Amazonで送料込・税込15,400円で購入可能です。

5ポケット・容量3L・わずか99gの超軽量ベスト

Naked Running Vestの概要は以下です。

Naked Running Vestの概要
  • 価格 15,400円
  • 重さ 99g
  • 容量 3リットル
  • ポケット 胸部*2、背面部*1、脇下*2 計5ポケット
  • カラー ブラック✕イエロー 1色
  • サイズ 12種類(男女とも2.5cm刻み)
  • 付属 500mlソフトフラスク2本、緊急用ホイッスルが胸元中央部に付属

Naked Running Vestはジップレス、ストラップレスの着るトレイルランニング用ベストです。わずか99gの超軽量ながらも5つのポケットを備え、3Lの容量があります。

100gを切る重さにイメージが湧きにくいですが、持ってみるとその軽さに驚きます。iPhone11の重さが194gなのでスマホより軽いベストですね。

見た目のスポーツブラ感は否めませんが、容量3Lのベストで収容できるギアは多種多様です(動画参照)。

ウエストバンド・Naked Running Band(容量2L)を組み合わせることで拡張性もあります。まさかのトレランポールもベスト1本+バンド1本で携行しています、すごい。

ザック選びでは取り出しやすいショルダー部分の整理力と収納力を優先して選んでいますが、このベストは逆の発想に近い印象を受けます。「レインジャケットは丸めて固める」「ヘッドライトはケースに入れる」「エナジージェルはいつも決まった定位置に収める」といったことはせず「メッシュ生地で透けて見えるので収められるだけガシガシ詰め込む」といったスタイルが適しています。

整理せずにガシガシ出し入れしやすいランニングベスト

Naked Running Vestの特徴は以下です。

Naked Running Vestの特徴
  • わずか99g超軽量トレイルランニング用ベスト
  • 前面*2側面*2背面*15ポケットで容量3L
  • 容量2LNaked Running Bandと組み合わせ50km以上のレースにも対応

重さはわずか99g。トレイルランニング用ベスト(ザック)における最軽量クラスと言えるでしょう。レインジャケットやヘッドライトよりもよっぽど軽いベストです。iPhone11の重さが194gですからスマホ以下!軽さは正義!

見た目のスポーツブラ感は否めませんが、前面*2、側面*2、背面*1の5ポケットで容量は3Lあります。30〜50kmのスピード感のあるトレイルランニングレースであればベスト1枚で必携装備を満たせるでしょう。さらに容量2LNaked Running Bandと組み合わせ50km以上のレースにも対応できるはずです。

個人的には週末の日帰りトレイルランニング(〜30km)程度の距離で使うのがおすすめです。500mlソフトフラスク2本+携行食+防風ジャケット程度を雑にガシガシと詰め込んで3〜4時間を走るシーンにハマりそう。

必携品が収まるのか検証してみた

Naked Running Vest+Naked Running Bandでトレイルランニングレースの必携装備を携行できるのか検証してみました。今回は関東屈指の人気を誇るミドルレンジのトレイルランニングレース・伊豆トレイルジャーニー(70km)の必携装備を題材としました。

伊豆トレイルジャーニーの必携装備

1リットル以上の水分(500mlソフトフラスク2本)、ライト2個+予備電池、サバイバルブランケット、テーピング⽤テープ、携帯食料、携帯トイレ、レインジャケット、防寒着(ミッドレイヤー)、手袋、ファーストエイドキット、保険証・身分証明証、⾃発光式反射板

伊豆トレイルジャーニーは70kmのミドルレンジのレースですが、12月開催ということもあり必携装備は多め。特にライト2個+予備電池防寒着(ミッドレイヤー)あたりが容量を食いそうな必携装備です。

Naked Running Vest(上半身)は水分1L+あまり取り出さない荷物、Naked Running Band(腰部)はよく取り出す補給食等を収める想定でパッキングしています。

  • Naked Running Vest(上半身)
    500mlソフトフラスク2本、ライト1個+予備電池2個(ライト1個は頭)、サバイバルブランケット、テーピング用テープ、携帯トイレ、レインジャケット、防寒着(ミッドレイヤー)、ファーストエイドキット、保険証・身分証明証、自発光式反射版
  • Naked Running Band(腰部)
    携帯食料

レース中はほとんど使わないが必携装備として必要な装備はベストの背面部に収納しています。ベスト前面部やバンドに水分や補給食を集中させることで走りながらでも補給がしやすいですね。

背面の詰め込みには多少苦労しましたが、きれいに整理しようとは思わず、使いにくいものを底部に押し込んでいます。70kmの必携装備も十分に収納できることがよく分かります。

Naked Running Vestの収納のコツ
  • 水分や補給食は体前面側に集中し、走りながら取り出しやすいようにする
  • ソフトフラスクはサロモン等の水飲口径が小さいものにする→ボトルが胸に当たり痛くならないようにする
  • サバイバルブランケットやファーストエイドキットは1つにまとめ背面底部に収納→基本的に使うシーンが無いため
  • レインジャケットや防寒着は丸めずに平たく押し込む→分厚いと背中に圧力が掛かる

伸縮性は少ないので脱ぎ着がしにくい

Naked Running Vestの気になる点は以下です。

Naked Running Vestの気になる点
  • 伸縮性が少ないので脱ぎ着がしにくい
  • ベストの下に着用するウェアでフィット感が大きく変わる
  • 体が硬いランナーは荷物の出し入れがしにくい

軽量性・通気性・吸湿速乾性・フィット感に優れた独自素材・Nakedパワーメッシュですが、フィット感を高めるために伸縮性が小さい素材です。伸縮性が小さいため脱ぎ着には多少苦労を要します

またベストの下に着用するウェアでフィット感が大きく変わります。ハダの場合、薄手のTシャツ1枚の上からベストを着用する前提なので最大胸囲から1サイズアップ(後述)でサイズを選びました。汗冷え防止等でTシャツの下にアンダーウェアを着用するランナーは無難に2サイズアップをおすすめします。

ベスト自体が薄く身体にフィットしたデザインなのでTシャツの上にベストを着用し、その上からウインドブレーカー等を脱ぎ着しやすいのが良い点です。身体が温まって汗ばんできたらウインドブレーカーを脱いで背中に入れる、身体が冷えてきたらウインドブレーカーを取り出す…とウェアリングによる温度調整がしやすいです。ウインドブレーカーを脱ぎ着する度にザックを下ろし畳んで収納…では面倒なのでその手間が無いのは嬉しいポイントです。

身体が硬いランナーにはあまりおすすめできません。ハダも肩甲骨の可動域が狭いのですが、背面ポケットの底にあるヘッドライトや脇下ポケットにあるエナジージェルを取り出そうとすると背中が攣りそうになる時があります(笑)

背面の荷物取り出しのポイントとしては、背面に入れる荷物は小さく重いものではなく、軽くて大きいもの(レインジャケットなど)を平たく入れる、もしくは背中に回した手で引き抜きやすいように縦長に配置することです。片手で押し上げ、片手で引き上げるようにするとスムーズです。

2.5cm刻みで12サイズ展開→自分に合ったサイズ選びが重要

Naked Running Vestは男女共に2.5cm(1インチ)刻みで12サイズ展開をしています。

この多用なサイズラインナップが「自分の身体にフィットするサイズが分からん…」と現物見ずのインターネット購入から遠ざけます。一方、しっかりフィットするサイズを選ぶことができれば揺れによるストレスを感じません。ザックには無いフィット感が癖になるでしょう。

購入時に最も悩むであろうサイズ選びのコツは以下です。

Naked Running Vestのサイズ選びのコツ
  • 着用予定シャツの上から、息を吸った状態で胸囲の一番大きな箇所を測る(乳首あたり)
  • その最大胸囲(cm)に適合するサイズを選ぶ
  • 迷ったら1サイズ上リラックスした着心地が好みなら2サイズ上を選ぶ

身長171cm&体重66kgのハダの場合、Tシャツ1枚の上に着用を前提とし計測したところ、通常胸囲89cm・最大胸囲93cmでした。最も近しいサイズはサイズ4=最大胸囲94cmですが、1サイズアップしてサイズ5=96.5cmを選択しました。

結果的には薄手のTシャツ1枚で着用するにはちょうど良いフィット感だと思います。ミレーのドライナミックメッシュなど厚手のアンダーウェアを着用するランナーの場合は2サイズアップしたほうが無難です。

一方でフィット感を重視し過ぎると、脱ぎ着が面倒(生地の伸縮性が小さい)で、胸や背中に圧迫感を感じてしまうのでご注意ください。特にベストに事前に荷物を入れてから着用する場合が難しくなります。

Naked Running Vestの購入方法はAmazonがおすすめ

Naked Running VestはAmazonや日本輸入代理店・Rufus&Co.で購入することができます。サイズ選びが肝心な製品なので上のハダの事例を参考にしてください。

Amazonでは税込・送料込15,400円で購入することができますよ。

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