環境省の報道発表資料(2017年8月29日付)に、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果が記されていました。
環境省では、鳥獣保護管理法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いて、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数の推定等を実施しました。
平成27年度末の、全国(本州以南)のニホンジカの推定個体数は中央値約304万頭となり、増加が止まり減少に転じている可能性があることが明らかになりました。また、平成27年度末のイノシシの推定個体数は中央値約94万頭となり、減少傾向であることが明らかになりました。
平成27年度末とすこし古い結果になりますが、ニホンジカの推定個体数は減少に転じている可能性があるとのことでした。
統計手法による全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等について
シカ増え過ぎ!獣害被害すごい!ハンター少ない!ジビエ食おうぜ!と全国的に盛り上がっている中、このデータにはとても驚きました。
当たり前のようにシカの数が増え続けていると思い込んでいましたが、データを見てみるとその推移がよく分かりますね。
環境省及び農林水産省は、「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」において、2011年を基準に「ニホンジカ及びイノシシの生息数を10年後の2023年に半減」することを当面の捕獲目標に設定しています。
今回の結果で推定個体数が減少に転じていると分かりましたが、2023年に半減するという目標を達成するためには、2015年の捕獲努力量を1.9倍にしなければいけないということですね。まだまだ獲らないといけないのか。
西粟倉村では本日11月15日から猟期がスタートしました。週末には山に入って罠を掛けてこようと思っています。去年はシカ3頭の捕獲のみだったので、たくさんシカ獲るぞ!イノシシも捌いて食うぞ!と鼻息荒くしています。