くくり罠に掛かった足を引きちぎってでも立ち向かってくる雄シカ

11月15日から3月15日までの4ヶ月間続いた猟期が終了し、3月16日からは有害鳥獣捕獲期間に入りました。

3月16日から3月31日までで3頭のシカを捕獲できたものの、4月はなかなか罠に掛かりません。4月2日に3歳程度の雌シカを一頭捕獲したきり。

 

夜に村内をドライブしてみれば田んぼや道路を闊歩するシカの群れに遭遇するものの、なかなか罠には掛かってくれません。

冬に比べて撒き餌(=糠)の食いつきも悪くなりました。空弾きも続いています。餌に頼らず、濃い獣道に丁寧に罠を掛けて捕まえたいものです。

そして、ようやく久しぶりに獲物が掛かりました。1-2歳の雄シカ、40kg。角の形を見る限り1−2歳だけど、年齢の割にサイズが大きく感じます。

毎晩のように田んぼに出没する6頭のシカの群れを狙い、田んぼ奥の山沿いの獣道に罠を掛けていました。なかなか獣道が特定できず3本の罠を掛けていた場所。前日に空弾きしていたのでそろそろ獲れるかなと期待していたらついにヒットです。

雌シカは罠に掛かっても逃げてばかりですが、雄シカは向かってくるので怖いですね。角を向けて体当たりしようとしてくるので止め刺しにもずいぶんと時間がかかってしまいました。

罠が掛かった後脚はワイヤーでちぎれる寸前。今回は罠を掛け直した翌朝に発見できたのでよかったですが、夕方に見回りをしていたら逃げられていたかもしれません。

なにはともあれ久しぶりのヒットに喜びを噛み締めています。ふう、獲れてよかった。この時期の特徴なのか、雄シカはずいぶんと獣臭が強いです。