【狩猟】1歳の雌シカを撒き餌+石ぐるり+くくり罠の小林式捕獲法で捕獲

くくり罠の猟師のハダです。

ふだんは岡山・西粟倉村の材木屋「西粟倉・森の学校」に勤務しながらスキマ時間で狩猟に取り組んでいます。

会社のご近所スタッフさんから「犬の散歩するといつもシカを見掛けるよ」と聞いていた場所にくくり罠を設置。

1度は空弾きしたものの、くくり罠を設置してから3日後1歳20kg程度の雌シカを捕獲することができました。

ご近所スタッフさんの家の前の山にシカの群れが往来

「いつも犬の散歩をするとシカの群れを見掛けるよ」と会社のご近所スタッフさんから聞いていた場所がありました。

民家が2件並ぶ隣で古い林道が緩やかに流れている場所です。

自宅から徒歩3分程度の場所なので見回りがしやすい!

スタッフさんの家からも近いのでシカが掛かったら気づきやすい!

と数ヶ月前に1週間ほどくくり罠を掛けていましたが、いまいち獣道が分からず反応もありませんでした。

雪が降る日も増え、シカも餌に困っているだろうと撒き餌+石ぐるり+くくり罠小林式捕獲法で再度仕掛けてみることにしました。

小林式捕獲法で狙うも空弾き

小林式捕獲法でくくり罠を設置。

明らかに怪しい見た目ですが、獣道を特定しにくい場所撒き餌となる米ぬかに反応する個体に有効な設置方法です。

餌を食べている途中で前脚を踏み込むので、肉量の多い後脚が痛みにくいことも特徴です。

すると翌日にはさっそく空弾き。

これは期待できそう。

1歳&20kg程度の雌シカを捕獲

空弾きしたくくり罠を再度仕掛け直し、米ぬかをたっぷり撒いた翌日。

罠を確認してみると、雌シカが掛かっていました。

ほい、きた!読みが当たると嬉しいですね。

今回捕獲したシカは1歳20kg程度の雌シカです。

ギリギリ成獣に入るかな?くらいの小ぶりなシカです。

明け方に罠に掛かったのかまだまだ元気いっぱい。よく跳ね回ります。

小林式捕獲法の場合、前脚が掛かることがほとんどですが今回は珍しく後脚が掛かっていました。

バールで頭を殴打し気絶させてから血抜き。

いつもは首を刺すのですが、今回は耳の下を刺す新しい方法を実践。

刺した箇所からしっかり血が流れ出たのでこれは良いかも。

頭を殴る直前に全力で反対方向に逃げたせいで罠が掛かった後脚が千切れかかっていました。

足首の関節が外れ、腱だけで繋がっている状態でした。危なかった…。

4ヶ月間の猟期終了まで残り1ヶ月

スタッフさんの話によると4頭くらいは見掛けるそうなので同じ場所でもまだまだ獲れそうということで再度同じ場所にくくり罠を設置しました。

今回の雌シカで令和1年度の猟期(11月15日〜3月15日)の捕獲数は以下になりました。

  • 2019年11月22日 … 雄シカ
  • 2020年1月4日 … 雌シカ
  • 2020年1月5日 … 雄シカ
  • 2020年2月13日 … 雄シカ
  • 2020年2月18日 … 雌シカ(NEW!)

3月15日まで残り1ヶ月を切り焦る気持ちを抑えながら丁寧に罠を掛けていきます。