「新月の家」に取り組む田枝グループと環境保全型森林ボランティア活動

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7月3日付の日刊木材新聞の特集「わが社の山林経営」に岡山県新見市の田枝グループが紹介されていました。

植林から家造りまで取り組む田枝グループの山林管理の現状や、新月伐採の木(新月に伐採された木は耐久性があり、割れにくく縮みや曲がりが起きにくいとされている)を構造材に使用する「新月の家」などが取り上げられています。

 

田枝グループの田枝社長やグループ会社の創山林業の社員の方々はぼくにとってとても大切なひとたち。

林業の面白さ・難しさ、そしてロマンを教えて下さった方々です。

 

大学1年生の時に早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)の主催する「環境保全型森林ボランティア活動」に参加したことが田枝グループの方々と出会ったきっかけでした。

田枝グループの方々には、現場研修をサポートしていただいたり、自社林や工場を見学させていただいたり、夜の宴会では日本酒片手に夜な夜な語り合ったり…と当時の思い出が蘇ってきます。

チェンソーの使い方、枝打ちの方法などはもちろんですが、山の中で食べるお弁当が美味しいこと、立木にもたれかかって昼寝することがこのうえなく気持ちいいこと…山にかかわるたくさんのことを教えてくださいました。

そして、山林経営の難しさと山を次代につないでいくことの大切さも身を持って示してくださいました。

 

記事では、田枝グループの環境保全型森林ボランティア活動についても取り上げられておりなんだか不思議な気持ちです。

当時はまさか今の自分が木に関わる職業に就いているなんて思いもしなかったけれど、あの時の経験が確実に今の自分に蓄積されているんだなと感じます。

 

今、皆さんにお会いしたらどんな話ができるだろうか。大学1年生の時は三寸五分が何cmかも分からなかったし、プレカット加工だなんて聞いたこともありませんでした。当時より少しは成長した自分の姿をおみせできたら嬉しいな。

果敢にチャレンジし、次代に林業をつなごうとする方々の姿から勇気をいただきました。