巷では多肉植物が流行っている、ということは耳にしたことがあったし、ちょっと興味はあったんです。けれど、ホームセンターや苗屋さんでありものを買うのはなんとなく味気ないなぁと思ってなかなか手が伸びずにいたわけでして。
久しぶりに実家に帰ってみたら、玄関先にわっさわっさと生えている多肉植物クンたち。
「手ェかからんし、ほうっておいてもどんどん増えていくんだワ」と母。
「そんなら、ちょっともらってくワ」と次男(俺)。
たいして何も考えずに母から分けてもらったはいいものの、鉢がない。とかく「いい感じ」の鉢がない。近所のホームセンターや百円ショップを探し回ってみても、チープなやつしか売ってねえ。鉢にはヘンテコ英語のメッセージも要らないし、中途半端なエイジング加工も要らねェんだ。
苦し紛れの妥協策、極めて安くてフツウな鉢を買って植えてみたはいいものの、ほうっておいても少しずつ増えていく多肉植物クンたち。こりゃいいかげんに鉢くらいつくろうと思い立ったのでした。売ってないならつくるしかねえ。
そして、材木屋だったら鉢だって木でつくってみよう、と製造所内をうろつき回り、「いい感じ」の木を発見したのでした。
広葉樹だということは分かるのだけれど、何の木かはよく分かりません。黄色っぽい木肌とボコボコとした表皮、酸っぱい香りが特徴的な木(くせぇ!)。同期のムラタは「ゴジラの木」なんて言うてました。
例のごとく、我らがヤマダブチョーに手伝ってもらい、レッツ鉢づくり。
適当な長さにカットして、木口面をルーターを使ってグリグリグリグリと削っていきます。
広葉樹だけあり、ずいぶんと堅くて重い。
いつもはスギとヒノキを触ってばかりなので新鮮です。
水が流れるように裏面にはインパクトドライバーで穴を開けておきます。
ということで多肉植物用の鉢が完成!所要時間は15分!
そして、多肉植物クンたちを植えてみる!
なかなか可愛いじゃないの!
この方法だったら大きな鉢もつくれそうだし、なにより樹種はもちろん、木の形の違いも楽しめそう。さっそくオフィスに飾ろう。木の鉢で大きく育てよ、多肉植物クン!