ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。
2019年11月19日現在、Twitterのタイムライン(のトレランクラスタ)がたいへん賑わっています。
なぜなら11月19日はウルトラ・トレイル・マウント・フジ(UTMF)2020の抽選発表日。
ハダは有り難いことに初エントリーで当選し(ヤッター!)、2020年4月にUTMFに挑戦できるようになりました。
UTMFは5年前から憧れ続けた日本最大の100マイル(160km)のウルトラトレイルレース。絶対に完走するぞ〜!
- UTMFってどんなレースなの?
- エントリーするにはどんな資格が要るの?
- 今年の抽選倍率はどうだったの?
トレイルランニングを始めて5年、ITRAポイントを意識して貯め始めて3年、時間は掛かってしまいましたが、ようやく念願の舞台に立てることになりました。
ハダ
人生初の100マイル(160km)のウルトラトレイルレースはUTMF!と決めていただけに嬉しい…!
ウルトラ・トレイル・マウント・フジ2020(UTMF)とは?
ウルトラ・トレイル・マウント・フジ(UTMF)の概要は以下です。
- 2012年に初開催された、山梨・静岡をまたいで開催されるウルトラトレイルレース
- 総距離は約100マイル(160km)、獲得標高差は8,000m、制限時間は46時間
- 日本およびアジアで初めて開催された100マイルレース
- 世界最高峰のウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)の姉妹大会であり、2014年大会よりウルトラトレイル・ワールドツアーの1つ
プロトレイルランナー・鏑木毅氏が実行委員長を務める、トレイルランニング界の日本最大級のお祭り的レースです。
そう、トレイルランナーなら一度は走りたいと憧れる夢の大舞台です。
2019年大会の公式ムービー(ハイライト版)
2018年大会までUTMFと同時開催されていた姉妹レース・STY(総距離92km&累積標高4,100m)は廃止となり、UTMFに一本化。
2019年のUTMF参加定員数は過去最大の2,400人となりました。
しかし、2019年大会は杓子山付近の夜間の天候悪化懸念から急遽短縮コースとなり、完走できずに悔しい思いをしたランナーも少なくありません。
ゴールにたどり着いたランナーはプロトレイルランナーも含めわずか男女100名程度。
- 2015年秋 降雨あったが通常開催
- 2016年秋 大雨で49kmに短縮
- 2017年 開催見送り
- 2018年春 通常開催
- 2019年春 天候悪化懸念から短縮コース
過去5年のUTMFを比較してみると、天気に恵まれた環境で開催できていないことがよく分かります。レースの難易度はもちろん、天候の影響も大きいのがUTMFです。
2020年は一体どうなるんでしょうか。きれいな富士山を拝みたいものです。
ウルトラ・トレイル・マウント・フジ2020(UTMF)のコースは?
山梨・静岡にまたがって富士山の周りを反時計周りに4分の3周するレース
UTMFのコースの特徴は以下です。
- 総距離165km&獲得標高7,942mのウルトラトレイルレース
- 制限時間は46時間
- 富士山を中心に反時計周りに4分の3周
獲得標高図は以下です。
富士山の標高が3,776mなので、獲得標高7,942mは富士山2つ分ということですね。恐ろしい…
昼12時スタート&制限時間46時間なので、レースが長引けば1晩ではなく2晩目にも突入するのが怖いところ。なんとか2晩目に入る前にゴールしたいですね。
2020年は新たな制度が導入されました。
- ウェーブスタートを採用
- 出走者のウェーブはITRAのパフォーマンスインデックスによって決定
パフォーマンスインデックスとは、国際トレイルランニング協会(ITRA)が定める、過去の参加レースの難易度やタイム、順位に基づく走力指標のようなものです。
ちなみに世界トップランナーのキリアン・ジョルネ氏(スペイン)は952ポイント。
飛ぶ鳥を落とす勢いの国内若手トップランナーの上田瑠偉氏は910ポイント。
そして、岡山の村民ランナー・ハダ氏は522ポイント。低っ〜!!
今までは一斉にヨーイドン!でスタートするお祭り感がありましたが、今回は見納め。
レース前半の大渋滞を考えると鈍足ランナーには有り難いです。
ハダ
前半を飛ばし過ぎてしまうクセがあるのでウェーブスタートで走力相応にスタートした方が自分のペースで走れて良いかも
UTMFのエントリー資格は最大3レースでITRAポイント10P
2019年11月19日、ランネットのマイページには嬉しい「当選」の2文字
UTMFの参加資格は以下です。
- 大会当日に18歳以上の男女で、コースを迷うことなく制限時間内に完走できること。
- 大会エントリー開始日の3年前(2016年10月16日)から前日(2019年10月15日)までの間に、国際トレイルランニング協会(ITRA)がポイントを認定しているレースに出場・完走し、最大3レースで10ポイント以上を獲得すること。
- ただし、最低1レースはエントリー開始日の1年前(2018年10月16日)から前日(2019年10月15日)までに開催されるレ―スとする。
2019年大会までは3レースで12ポイントだったのが、2020年大会から3レースで10ポイントとエントリー資格が緩和されました。これは大きな動きでした。
このポイントを貯めるためにトレイルランナーは全国の大会に出場していたのですが、2ポイント緩和によってUTMF参加資格を持ったランナーが全国で何千人と増えたのではないでしょうか。
2018年、2019年のハダのITRAポイント獲得レース
ハダは2015年からトレイルランニングを始め、2018年から70km以上のトレイルレースに初出場、3ヶ年計画でUTMFを目指していました。
2018年に70km級レース2本完走、2019年に100km超級レース2本完走、そして、2020年にUTMFに出場・完走という計画だったので予定通りにここまで来ることができました。
- OSJ氷ノ山山系トレイルレース2019 4ポイント
- 上州武尊山スカイビュートレイル2019 6ポイント
- 阿蘇ラウンドトレイル2019 5ポイント
- 計15ポイント
結果的に、2020年の目標年で参加資格が緩和され、参加資格10ポイントに対して15ポイントを保有と余裕を持ってエントリー資格を満たすことができました。
そして、2019年10月16日(水)12時のエントリー開始に合わせて即クリックしてエントリー。
まだかまだかと首を長くして待っていた本日11月19日、嬉しい当選通知が届いたのでした。
通常のエントリー費用は36,000円なのですが、何が何でも出場するために100人限定の寄付エントリー(費用10万円)を払ったと言う知り合いのランナーもいました。
ハダ
せっかくポイントを貯めても、抽選に当選しなければ走ることすらできない魔の0次関門。無事に関門クリアをすることができてほっとしています。
ちなみに今回の抽選の倍率は2倍程度と言われており、Twitterのタイムラインを眺めていても見事に当選と落選が半々といった印象です。
2020年の出場レース予定
2019年もあとわずかですが、2020年の参加レースも決まりつつあります。
- 11月23日 福知山マラソン(フル)
- 12月08日 伊豆トレイルジャーニー(70k)
- 12月22日 加古川マラソン
- 01月19日 宮古島ワイドーマラソン(100k)
- 02月23日 そうじゃ吉備路マラソン(フル)
- 03月15日 鳥取マラソン
- 04月24日 UTMF
2020年は、UTMF、隠岐の島ウルトラマラソン、信越五岳100マイルがメインレース。
2020年は100マイルレース完走とフルマラソン・サブ3達成を目標に走るぞ〜!