子鹿を捕まえて解体したのでホルモン焼きとローストとシカ肉ジャーキーを作ってみた

4泊5日の東京出張から帰村。ただいま西粟倉!

早く猟がしたい!ということで、翌朝には山に入り罠を5本掛け直しました。3月15日の猟期終了まであとわずか。どうしても気持ちが焦ってしまいます。そのせいか罠にもいまいち自信が持てません。

毎晩のように道路でシカの群れを発見する場所なので、シカは確かに居るはず。すでに子シカが2匹獲れた場所でもあります。

しかし、獣道がいまいち特定できません。あーでもないこーでもないと罠を掛ける場所を選ぶのにもずいぶんと時間が掛かってしまいました。

糠を撒いて餌でおびき寄せる作戦で勝負。自信の無さを補うように糠を大量に撒くのが未熟な証拠でしょう。

新しく罠をかけ直した翌日は気持ち新たにわくわくするもの。「今日は獲れてるといいなー」といつもより早起きして罠場の見回りへ。

おおお!獲れてる!!!

ずいぶんと小さな子シカが罠に掛かりました。まだ1歳にも満たないサイズ。元気に暴れ回っています。片手で持ち上げられるくらいなので25kgくらいかな。

日曜日の朝で時間があったので久しぶりに解体。出張から帰ってきたばかりで冷蔵庫も空っぽだし、今日は思いっきりシカ肉が食べたい…!

一人で解体するのは久しぶりだったのですが、2時間かけて捌きました。夢中になって捌いたので写真を撮るのを忘れていた…!

まずは、お決まりのタン(舌)、レバー(肝臓)、ハツ(心臓)のミックスホルモンをさっと焼いてランチのおかずに。

4時間前には生きていた新鮮なシカを食べられる幸せを噛み締めています。歯ごたえが良くて美味しい。

お肉はローストにして夜ごはんのおかずに。やっぱりこれが一番美味しいレシピ。子シカは肉も柔らかくて臭みもありません。粗挽きマスタードを付けて食べるのが好きです。

シカ肉ジャーキーを今回初挑戦してみました。適当につくった醤油ダレに漬け込んでオーブンレンジを使って時短乾燥。適当に作った割にはめっちゃ美味しい。スパイシーでビールが進みます。

保存もある程度できるし、冷蔵庫に入らない大量のもも肉はジャーキーにするのが良いかも。

3月に入り、ミツマタも開花準備中。西粟倉村では桜よりも先にミツマタの黄色い花が山を鮮やかに彩ってくれます。ミツマタが咲くようになると春の訪れを感じます。長い冬もいよいよ終わりだ。