近所のおっちゃんから聞いた話をきっかけに薪割りで始める小商いについて考えてみました。
会社規模の薪ビジネスで儲けるのはなかなか難しいけど、労働集約的な週末副業なら面白いんじゃないかと思ったのでした。
山を所有していても、自分の山の木で薪は割らない老人
相談ごとがあって近所のおっちゃん家に遊びに行くと、立派なお家の裏庭には広葉樹の薪がたんまりと積み上げてありました。
ハダ
おっちゃん
ハダ
おっちゃん
ハダ
おっちゃん
おっちゃんは山を持っており、山には針葉樹や広葉樹がたくさん生えています。
だけど、高齢で病気持ちのおっちゃんが山に入って薪を割ることはできないので、結構なお金を出して知り合いから薪を買い続けています。
そして、自分が山に入らなくなったことで山の管理も出来ていないとのことでした。
ハダ
お金を払って薪を買うか、労力を費やして自分で割るか
基本的に薪の入手方法は2つしかありません。
- 薪を買う … お金がかかる
- 薪を割る … 労力がかかる
自分の山に入って薪を割ったら労力は費やしますがもちろん無料。
ですが、薪割りが大変になって薪を買っている人の話を聞くことも少なくありません。
始めることより続けることの方が大変ということですね。
山に入って木を切る、玉切りする、斧で割る、そして乾燥と手間も時間もかかります。
半年以上乾燥するために雨除けのある一定スペースの置き場も必要です。
ホームセンターで薪を買おうものなら1束で500〜1000円くらい。これが高い!
1束なんて冬だったら1日で無くなってしまいますもんね。
灯油より薪の方がよっぽどランニングコストが高くなってしまいます。
薪専門店を覗いてみれば、ナラ(広葉樹)の薪が525kgで30,000円!
すごい量だけど安そう!と思ったら送料が10,000円を越えるなんてこともあります。
「重くて・安くて・かさばる」薪は物流コストが高い
これは木材産業全般に言えることですが、木材は「重くて・安くて・かさばる」という特徴があります。
木材業=物流業と言われることも多く、製品価格に対する物流コストが高くなりがちです。
薪にも同じことが言えます。製品価格に対する物流コストが高いので、近場で購入したり、トラック1車分などまとまった数量で購入すれば運送費が安く済ませることができます。
西粟倉村のお隣の鳥取県・智頭町でも林業会社が薪を販売しています。
自分で軽トラに乗って引き取りに行けば物流コストは浮きますね。
田舎で山を持ちつつ薪ストーブを導入している人は少なくないけど、高齢になり山で薪を割るのは危ないし辛いということでお金を出して薪を買っている人も多い。
「あなたの山を間伐して、伐り出した木は軽トラ1杯の薪にしてお渡しますよ」という小商いは週末1−2人工の労働集約仕事として需要ありそう— 羽田 知弘|西粟倉 森の学校 (@hada_tomohiro) 2019年4月22日
山を間伐して薪を割る田舎の週末副業
冒頭のおっちゃんのように、山持ちでも薪は購入している高齢者は少なからず田舎には居るのではないかと思います。
昔は自分で山に入って薪を割っていたけど、歳をとって薪を買うようになった人たちです。
そういった山持ち薪課金ユーザーに対して、「週末にあなたの山に入って間伐して薪を軽トラ1車分つくるので2万円で買ってください」という提案は、田舎の若者の週末副業として十分にあり得るのではないかなと考えたのでした。
手付かずの山もきれいになるし、買い続けている薪も手に入るし一石二鳥!
ってまずは自分が提案してみることから始めたいと思います。
こんなかっこいい斧もあるんですね。