SUUNTOのGPSランニングウォッチ、AMBIT3 PEAKを購入しました。
使用して半年ほどが経ち、その使い方や使い心地が分かってきたのでレビューします。
100kmを越えるようなウルトラトレイルランニングにも必要な機能を兼ね備えたGPSウォッチなのでおすすめですよ。
悩みに悩んだトレイルランニング用GPSウォッチ
iPhoneでGPSランニングアプリを使う限界
ランニングの計測は練習でもレースでもGPSランニングアプリのStravaやNIKE+RUN CLUBを使ってきました。
しかし、GSPランニングアプリで計測し、Spotifyで音楽を聴き、Google Mapで道を調べるなど同時に複数アプリを立ち上げて長時間ランニングをするとiPhoneのバッテリー消耗が激しく、途中で電池切れを起こすことが多々ありました。
GPSランニングウォッチがあればいいなと思っていたのですが、数万円(下手したら10万円近く)する買い物などでずっと先送りにしていました。
次第に参加するトレイルランニングレースも距離や時間の長いものへと挑戦することが増え、iPhoneだけでは限界を感じていたタイミングでGPSウォッチを検討し始めました。
ポイント:獲得標高の計測、バッテリー長持ち、普段使いしやすい
GARMIN、EPSON、POLARなど様々なブランドがあり、新製品の入れ替えも激しいGPSウォッチですが、トレイルランニング用のGPSウォッチを選ぶ上で重要視していたのは以下の3点でした。
- 100マイルレースでも使えるバッテリー駆動時間
- 獲得標高が正確に分かる
- お気に入りのGPSランニングアプリStravaと連携できる
- トレイルランニング以外でも普段使いできるデザイン
100マイル級のウルトラトレイルになると30時間以上も走ることになります。途中で電池が切れてしまっては困るのでバッテリー駆動時間が最も優先度の高い点でした。
また、トレイルランニングにおいて獲得標高の把握は練習でもレースでも非常に重要です。GPSランニングアプリだと精度が低い点が気になっていました。加えて、お気に入りのGPSランニングアプリ・Stravaとの連携も欠かせません。
そして、数万円の買い物になるのでトレイルランニングだけではなく、タウンユースとしても使えるデザインのものを選びたいと思っていました。モノトーンのものが◎
そして、辿り着いたのがSUUNTOのAMBIT3 PEAKでした。5万円くらいは覚悟しなきゃと思っていたのですが、タイミング良くお買い得に購入することができて大満足です。
ちなみに同じお金を払うなら機能性が多い方がいいのでApple Watchも選択肢に入っていたのですが、バッテリー駆動時間と獲得標高計測が弱いため断念しました。
SUUNTOとは
SUUNTO(スント)は1936年にフィンランドで創設された歴史ある精密機器メーカーです。
アメアスポーツコーポレーションのグループブランドであり、他にはサロモン、アークテリクスなどの名だたるトレイルランニングブランドもあります。
GARMINやEPSON、POLARなどのGPSランニングウォッチと比較すると、洗練されたシンプルなデザインが特徴でモノトーンカラーも多い商品展開がお気に入りです。
SUUNTO・AMBIT3 PEAKとは
オフィシャルサイトのブラックフライデーセールで半額購入
AMBIT3 PEAKは、2018年11月にSUUNTOオフィシャルサイトで開催されたブラックフライデーのセールで購入しました。カラーは3種類ありますが、サファイア(ベース黒+ステンレス製ベゼル)を選びました。
心拍ベルト付で定価62,640円(税込)のところ、50%OFFの31,320円(税込)で購入!おお、めっちゃ安くなってる!定価なら手が出ないけど、半額まで落ちたなら買えるぞ!とすぐにポチったのでした。
機能
- 重さ:92g
- バッテリー:USB充電式リチウムイオンバッテリー
- 駆動時間 GPS取得頻度 1秒間隔:最大20時間
GPS取得頻度 5秒間隔:最大30時間
GPS取得頻度60秒間隔:最大200時間
時計画面表示のみ:最大30日 - 耐水設計:100 m (ISO 6425準拠)
良い点
- GPS取得頻度1秒間隔でも最大20時間の持続性
GPS取得頻度を5秒間隔にすれば最大30時間、これならウルトラトレイルでも充電なしでOK - USBケーブル充電でき、充電スピードが速い。2−3時間でフル充電でき1週間は平気で持つ長時間バッテリー
毎日のように充電しなくても良いので出張先など電源制限がある中でも使いやすい - ステンレス製ベゼルを設えたモノトーンカラーで普段使いもしやすい
GPSランニングウォッチとなると鮮やかなカラーも多く普段使いしやすいものが少ない
気になる点
- 重さ92gと若干重く、また厚みもあるため、ランニング中に揺れる
長袖ティーシャツなど着用の場合、袖の上から直接時計を付けることで揺れにくく見やすくなる - ランニングを始める際のGPSや心拍数連動がうまく接続できない時がある
ホテル室内やWi-Fi環境だと繋がりにくい場合があるのでランニングスタート時に手間取る - SUUNTO公式アプリ「Movescount」との連携がうまく接続できない時がある
ランニング終了→時計ストップ→アプリ接続→Movescount同期(ここに時間がかかる)→Strava同期
GPSランニングアプリ・Stravaとの連携に難点あり
申し分ない機能性のGPSウォッチをお買い得に購入できたのですが、最も気になるのはStravaとの連携です。
AMBIT3 PEAKで計測→Movescountに同期→Strava連携
このプロセスの中で、MovescountとStravaの計測方法が異なるのかタイムや走行ペース、獲得標高にズレが出てしまいます。
上の2つの画像はMovescountとStravaの同じ計測データで、奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足のものです。このズレだけはなんとかならないものでしょうか、SUUNTOさん!