ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。
最近はマラソンでもトレランでもシューズブランドはアルトラばかり。
高低差の無いゼロドロップや足指が苦しくない広々トゥボックスによる快適な履き心地にアルトラ率が急上昇中です…!
今回はロングトレイルランニングレース用に購入したアルトラのローンピーク4.0の製品レビューです。
ハダ
今年のメインレース、上州武尊140kはこれを履いて完走するぞ!
アルトラとは?
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アルトラはアメリカ発のゼロドロップ・シューズブランド。トレイルランナーなら知っている人も多いはずです。
大きな特徴は下記です。
- ヒールもつま先も地面から同じ高さのゼロドロップ
- 足指が苦しくない広々トゥボックス
一般的なシューズのほとんどは地面からの距離がヒール2:つま先1の比率を採用しています。皆さんが履いているシューズはかかとが高くつま先が低いデザインをしていませんか?
そして、ヒール部分とつま先部分の比率が1:1のシューズをゼロドロップと言います。
単純にシューズのヒール部分とつま先部分の地面からの距離が同じであるということでもあります。
ゼロドロップシューズの利点については、アルトラの公式ページをご覧いただきたいのですが、簡単に言えば、不自然な姿勢の状態をただし、人間のもっともバランスの取れた自然な状態を作り出すことができます。
ハダのアルトラ遍歴
現在トレラン用に履いているシューズは2018年モデル(旧モデル)のティンプトレイル。
2018年5月に完走した自分史上最長トレイルランニングレース・阿蘇ラウンドトレイル(120k&D+6,800m)もティンプトレイルを履いていました。
【阿蘇ラウンドトレイル2019】総距離121km&累積標高6,800m超、西日本最長の熊本発ウルトラトレイルまたウルトラマラソン用シューズはパラダイム。
ウルトラマラソン100kmの自己ベスト:9時間32分11秒を達成した時もアルトラでした。
【奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足】総合順位11位!年代別1位!人生2度目のウルトラマラソンでサブ10達成長距離レースはとことんアルトラを愛用しています。
体重が重めなので100kmを越えるようなウルトラレースは厚底クッションを選ぶことが多いです。個人的には足巾が広く足指の高さがある足型なのでアルトラのシューズはぴったり。
NIKEのテラカイガー5やHOKA ONE ONEのスピードゴートなども履いてみましたが、足指の幅や高さが狭くて合いませんでした。
小中高12年間のサッカー生活で足に合わないシューズのパフォーマンス低下は実感しているのでシューズ選びはどうしても慎重になってしまいます。
ローンピーク4.0の特徴
東京出張と合わせて、念願の東京・多摩のランニングショップ・STRIDE LAB(アルトラのショールーム兼ショップ)を初訪問。
STRIDE LAB代表の福地孝さんはアメリカからアルトラを仕入れている張本人。運良く福地さんが店頭に立っていてくださったので嬉しいアルトラフィッティング体験ができました。
オリンパス、ティンプトレイル、ローンピーク、スペリオール…と気になるアルトラ製品を試着し、一番しっくり来たローンピークを購入しました。
- オリンパス
アルトラのトレランシューズの中で最厚のクッション。アウトソールは安心のVibram社製。見た目はかなり分厚いですが、足を入れるとその安定感に驚きます。 - ティンプトレイル
オリンパスとローンピークの中間に位置するクッション性。クッション性は最高だがアウトソールが若干すべりやすい。旧モデルのアッパーが割れたため今回の買い替えを決意。 - ローンピーク
アルトラのベストセラー・トレランシューズ。耐久性のあるメッシュアッパーやアウトソールのグリップが強み。足下をドライに保つドレーンホール(排水口)あり。ちなみに側面のお山のデザインがちょっと苦手。 - スペリオール
アメリカではアルトラ史上最高のトレイルシューズと言われるほどの完成度。他シューズに比べクッションが薄いのでナチュラルランニング&ショートレース向け。フィット感が格段に良いです
同じシューズでもバージョンによってサイズが変わるので注意。
ただ、アルトラはシリーズや年によってデザインやカラーリングの当たり外れが大きいのが難点。
シンプルに真っ黒や真っ白なカラーリングで展開して欲しいと切に願っています。
ローンピーク4.0の特徴
ローンピークはアルトラのベストトレイルシューズとも言われるモデルです。
ロングレースはローンピーク一択と選ぶランナーも少なくありません。
レースに出場すれば必ず見かけるシューズ。被り率は高いですね(笑)
軽くハリのあるメッシュアッパーは耐久性が期待できそう。
クッション性が高いシューズというよりも適度に反発するソール。
スタックハイトは25mmで粘りのあるグリップ力が特徴です。
シュータンはランニング中にズレないようにアッパーと接続されています。
靴紐も適度に厚みとハリがあって締め付けやすいです。
1足300g越えと決して軽いシューズではありません。
足をしっかり守りながらトレイルを走るためのシューズですね。
ティンプトレイル(2018年)との比較
前作のティンプトレイルと比較してみました(ティンプトレイルがレース終わりで汚い…)。
斜めにシューレースが入っていたティンプトレイルと比べ、紐を締め上げた際のフィット感はローンピークの方が良いです。
硬そうに見えるアッパーですが、フィット感がだけではなく、ホールド感も高い印象。
ティンプトレイルと比べると、ソールは若干低め。
またティンプトレイルが丸みがかったソールをしていますが、ローンピークはゴツっとしていますね。
ティンプトレイルではスリッピーな上りで滑ることが多かったのですが、ローンピークのスタックハイト25mmはしっかり地面を掴んでくれそうです。
こんなランナーにアルトラはおすすめ
アルトラってどうなの?と聞かれることも多いのでまとめてみました。
- 足幅が広く、足指に厚みのあるランナー
- トレイル下りで足指が痛くなるランナー
- フォアフットやナチュラルランニングに興味のあるランナー
これら全部ハダ自身の話ですが、フォアフット走法を始めてからランナー膝の痛みも無くなりましたし、ウルトラマラソンの自己ベストタイムの大幅更新することができました。
またトレイル下りで足がシューズとぶつかって血豆ができたり、擦れて痛いことがあったのですが、トゥボックスの広いアルトラではほとんど起こりません。
今回紹介したのはローンピーク4.0ですが、2020年にはマイナーアップデートされたローンピーク4.5が発売されました。
横向きシューレースから縦穴シューレースになったことでよりフィット感が向上しています。
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トレイル&ロードランニングシューズはもっぱらアルトラばかり履いているので、実際に自分が着用したシューズのレビューをまとめました。アルトラと言えば厚底トレランシューズのイメージが強いですが、ロード用や薄型ソールも良いものがたくさんありますよ👆