【荒木町ろっかん（四谷三丁目）】西粟倉のジビエが食べられる隠れ家的日本酒専門店

くくり罠猟師のハダです。

狩猟を始めて5年が経ちますが、自分で獲った獣肉を食べるのが喜びです。

とは言うものの、料理人でもない自分にできる料理はたかが知れています。

本当に美味しいジビエ料理を食べに行こう！ということで東京・四谷三丁目にある日本酒専門店・荒木町ろっかんへ足を運びました。

荒木町ろっかんはハダが暮らす岡山・西粟倉村で獲れた獣肉を仕入れていただいているお店。

シカやイノシシを中心に、鮮度の高い獣肉を直送しています。

荒木町ろっかんとは？

四谷三丁目駅より徒歩3分

荒木町ろっかんは四谷三丁目駅から徒歩3分とアクセスの良い立地にある日本酒専門店です。

荒木町ろっかんの特徴は以下です。

ハダの地元、愛知・津島の長珍酒造のラインナップも豊富

荒木町ろっかんは日本酒のラインナップが魅力です。

特におすすめしたいのは愛知・津島の長珍酒造です。

実は愛知県津島市はハダの地元。

そして、ハダは大学生時代に長珍酒造でアルバイトをしていた経験があるんです。

そう、荒木町ろっかんは、バイト先だった長珍酒造の日本酒と、いま住んでいる村で獲れた獣肉が味わえるお店なんです。

荒木町ろっかんを訪れ、メニューに目を通してみれば長珍酒造の文字。素晴らしいご縁に嬉しくて泣きそうになりました。

夢のコラボ感がすごい。嬉しくて長珍酒造の女将さんにメールしました（笑）

荒木町ろっかんの10品コース料理を食べてみた

今回注文したのは10品のコース料理。

荒木町ろっかん名物、〆のカレーライスも付けたので計11品。

美味し過ぎてお酒がぐいぐいと進み、あまり記憶が無いのですが（笑）、振り返りながら紹介していきます。

ハマグリの茶碗蒸し

乾いた喉をビール（ハートランド）で潤すのに集中しており、いきなり写真を撮ってません、ごめんなさい（泣）

ハマグリと大粒の銀杏が入ったツルッと口当りの良いやさしい味の茶碗蒸しです。

ハマグリの旨味がしっかり出ています。

東郷湖産のシジミ汁

お次はシジミ汁。

鳥取・東郷湖産のシジミです。

山陰地方のシジミと言えば、島根の宍道湖（しんじこ）が有名ですが、鳥取・東郷湖産もございます。

なんとシジミだけでダシをとっています。

旨味成分グルタミン酸たっぷりで飲み過ぎた夜にずずずーっと啜りたいお味です。

18日熟成のヒラメの刺し身

海水で毎日洗い、18日も熟成させたヒラメの刺し身。

旨味が凝縮され、ぬたっとした口触りが日本酒とよく合います。

小さなエンガワも美味。

イワシの日本酒炊き

日本酒と梅だけで炊いたイワシ。

骨までやわらかく、ほろほろの食感。

梅がほんのり甘みがあってやさしいお味です。

魚が弱いと書いて鰯（イワシ）。

痛みやすいはずのイワシの皮には傷一つ付いておらず職人仕事を感じます。

「傷が付いたイワシは料理人として提供できないですよ」と店主。

おつゆまで全部飲み干してしまいました。

20日熟成ブリのなめろう

18日熟成のヒラメの次は、20日熟成のブリのなめろうです。

え、20日熟成…？！そのキワキワ感が最高です。

なめろうはハダの大好きな食べもの。

ぬったりとした口当たりと凝縮された旨味。

ショウガやネギの歯ごたえも楽しい。

ちびちびと箸で摘みながら日本酒を口に含みます。

琵琶湖・沖島の氷魚と赤酢飯

氷の魚と書いてヒウオと読みます。

氷魚は鮎の稚魚。

近江八幡の奥村さんが獲った琵琶湖・沖島産。

ウズラの玉子と赤酢飯と合わせていただきます。

鮎って味が強いイメージが無かったのですが、食べた後にほんのりと口に広がる苦味が特徴。

モクズガニと海老芋のポテトサラダ

どうです？見た目のインパクトがすごくないですか？！

店主が目の前でチーズの雪を降らせてくれます。このライブ感よ！

モクズガニと海老芋のポテトサラダ。

チーズの風味も相まって海老芋の粘りと川ガニの磯感のマッチングが最高。

マトンのロースト

羊と言えば北海道のジンギスカンのイメージが強いですね。

ろっかん流の羊肉は低温調理のマトンローストです。

臭みもほとんどなく味が濃厚。しっとりしつつも歯ごたえが楽しめます。

羊ってこんなに味が濃いんだ！

日本酒を飲み続けていたけどビールに戻りたくなるお味。

西粟倉産イノシシのロースト

待ってました！このために東京に来ました！ありがとうございます！

お待ちかねの西粟倉村産イノシシのローストです。

「エーゼロの野木くんが捌いたイノシシが今朝届いたばかりだよ」と店主。

62度で2時間が低温調理がキモ。

脂が甘くて溶けるように美味しい。やっぱりイノシシは脂が美味い。

なかなか猟師の家庭料理では実現できない低温調理。

イノシシってこんなに美味しいんだよ！こんな楽しみ方もあるんだよ！と村の猟師さんにも伝えたい。

42日熟成の宮崎・清竹川の天然ウナギ

止まらないろっかんの熟成ラッシュ。

宮崎・清武川の天然ウナギの42日熟成です。

天然ウナギ！42日熟成！なんと贅沢な！

干物のような熟成した香りと濃縮された旨味が口の中に広がります。

これはもう日本酒ですね。

ろっかん名物・〆のカレーライス

〆はろっかん名物のカレーライス。

日本酒と合わせて食べる小皿のカレーライスがなんと美味しいことか。

ほどよくスパイシーでお腹いっぱいでもスルスルと胃に入っていきます。

これだけ素材を生かした料理を食べ尽くした後にカレーというのも新しい。

最後に

あー、美味しかったー！！！！

19時から飲み始めて3時間1本勝負。最高でした…！

お店に連れて行ってくださった通草純さんに感謝。

通草純さんの食べログレビューが秀逸なのでこちらもぜひご覧ください👆

これだけ食べて飲んで1万円とは驚きです…！

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ろっかん店主・健大郎さん、美味しい料理を本当にありがとうございました。

猟師をやっていて本当に良かったと心から思いました。

素材の味を引き出し切る健大郎さんの思いと技術に感動しました。

東京出張と合わせて必ずまた食べに来ますね。

今週の空席状況です。
火曜　4
水曜　6
木曜　9
金曜　4
土曜　6
日曜　4

今日は森の鰻あります

木曜日に津本さん仕立ての鰻お出しできます。

森の鰻は大きいサイズ pic.twitter.com/yKE8CVj3WI

— 健大郎@ろっかん (@kentaroufukuda6) November 5, 2019

西粟倉村発のうなぎブランド・森のうなぎも取り扱っていただいています

「アナグマ獲ったら必ず美味しく料理するから連絡してね」と健大郎さんからオファーいただいたので狩猟も頑張るぞ。イノシシ、シカ、アナグマ狙いで行こう。

自分の獲った獣をろっかんで食べるという目標ができました。

今回は仕入れが無かったのですが、次はろっかんで西粟倉村産のシカが食べてみたいな。そのためには俺が美味しいシカを獲るんだ。

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2019年6月11日【肉炭イタメシittou（町田）】俺たち猟師が獲った西粟倉のジビエが食べられるイタリアンビストロ

岡山・西粟倉村のジビエは東京・町田の肉炭イタメシittouでも食べることができます👆

こちらもぜひ！西粟倉村産の本州シカのローストがおすすめです。

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