パタゴニアのエンドレス・ラン・ショーツのレビューです。
タイツ特有の股間のもっこり感を排除した収納力抜群のランニング用ハーフタイツです。
- ランニング用ハーフタイツに興味がある
- 500mlソフトフラスクを携行できる収納力の高いショーツが欲しい
- パタゴニアのハイエンデュランスキットの性能ってどうなの?
ランニング用ハーフタイツと言えばナイキ所属の国内トップマラソン選手・大迫傑選手の代名詞的ウェアとして一躍有名になりました。
大迫傑選手が「ランニングパンツはすそが風を受けてひらひらして抵抗を受ける」「ハーフタイツを着用する選手は今後も増えるだろう」と述べたこともあり、レースや練習でもタイツを着用するランナーがずいぶんと増えました。
自分自身もハーフタイツには興味があったものの、体のシルエットがはっきりと出る点や股間がもっこりする点から敬遠してしまい着用したことがありませんでした。
しかし、エンドレス・ラン・ショーツは股間のもっこり感を排除しつつ、500mlソフトフラスクも携行できる収納力抜群のランニング用ハーフタイツです。
- 500mlソフトフラスクが携行できる収納力抜群のサイドポケット
- タイツなので裾のベタつき&引っ掛かりは皆無
- 伸縮性が高くフィット感抜群でノーパン着用可能
ランニング用ショーツはパタゴニアのストライダー・プロ・ショーツ 5インチ一択でしたが、引けを取らない機能と履き心地を持つのがこのエンドレス・ラン・ショーツです。
ハーフタイツがこんなに履きやすいなんて知りませんでした。
ぴったりしたフィット感がクセになります。買ってよかった〜!
- 短パンとハーフタイツの良いとこ取りをしたハイブリッドパンツ
- 今までにないフロントスタイルやサイドポケットの形状など、日常のランニングからトレイルへのアプローチでもシーズンを通して活躍する
- ランパンのような見た目であり、タイツのみではやや抵抗があった人も気にせず履けるのが良い
上に例を挙げたようにパタゴニア公式オンラインストアには絶賛のレビューが並んでいるので参考にしてください。
パタゴニアの新コレクション、ハイ・エンデュランス・キットのショーツ
エンドレス・ラン・ショーツは2020年春に登場したパタゴニアのハイ・エンデュランス・キット(HEK)というトレイルランニングコレクション内のショートパンツに位置づけられます。
標高と気温の急激な変化をともない、ランニングとクライミングの狭間をいくような状況のために、パタゴニアのアスリートたちからの意見を取り入れてデザインされた一体型システムがハイ・エンデュランス・キットです。
ハイ・エンデュランス・キットは以下5商品がコレクションに該当します。
- ジャケット ストーム・レーサー・ジャケット
- ミッドレイヤー エアシェッド・プロ・プルオーバー
- ショーツ エンドレス・ラン・ショーツ
- パンツ ストライダー・プロ・パンツ
- ザック スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト
ハイ・エンデュランス・キットはザックを背負ったままハイドレーションにアクセスできるジャケットやフィット感抜群で収納力の高いザック、脱ぎ履きが簡単なロングパンツなどから構成されています。
ハイ・エンデュランス・キットは全体的にブルーやグレーでカラー構成されています。
エンドレス・ラン・ショーツは単体で着用できるだけではなく、寒冷な環境でストライダー・プロ・パンツを重ね履きしても腰回りがもたつかないようにフィット感の高いデザインになっています。
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの概要
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの概要は以下です。
- 価格 11,500円
- カラー ブラック×グレー 1色
- サイズ Mサイズ(171cm&66kgのハダ)
- フィット スリム・フィット
- 重さ 153g
- 生地 8.5オンス・リサイクル・ポリエステル79%/ポリウレタン21%のパワーストレッチニット
- 股下 5インチ(13cm弱)
- 機能 吸湿発散性と柔軟性を高めるミドリ・バイオソフト加工、ハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み
- ポケット 後部中央のポケットと2つのサイドポケットは携帯電話、行動食、地図などの収納に便利
- 反射 左裾に反射性ロゴ入り
- 製造 ベトナム製
171cm&66kgのハダはMサイズを着用しています。
お尻が大きく太ももが太いサッカー部出身の下半身デブ体型ランナーのハダはSサイズを着用するとパッツパツで恥ずかしい…。
パタゴニアの定番ランニング用ショーツであるストライダー・プロ・ショーツ 5インチと同じサイズ感を選べば間違いないと思います。
股下の丈は表記がありませんが、5インチ(13cm弱)でストライダー・プロ・ショーツ 5インチと同じ長さです。
2020年春に登場したばかりでカラーは1色のみである点が残念ですが、人気も非常に高いので後々カラーバリエーションは豊富になりそうです。
タイツ前面に貼り付けられたパネルは1.5オンス・パーテックス・ナイロン100%のストレッチ・タフタを採用しており、DWR(耐久性撥水)加工済みなのが嬉しい点です。
8.5オンスのパワーストレッチニットを使用しておりストレッチ性は抜群ですが、生地は厚めなので真夏には適していません。
春秋冬のレースや練習に向いているハーフタイツです。
タイツなのでアンダーパンツの着用は必要なく、ノーパンが着用が可能です。
上の写真のようにお尻の食い込みやムチムチ感がはっきり出てしまうので、エンドレス・ラン・ショーツ1枚で街を走るのははばかられます。
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの気になる点
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの気になる点は以下です。
- 股間はもっこりしないがお尻は食い込む
- レースで大量の汗を掻いた際の潮吹きが心配
- サイドポケットは収納力抜群だが深過ぎるためスマホ収納には向かない
タイツ前面には1.5オンスの薄手のパネル生地が貼り付けられているため、タイツ特有の股間のもっこり感はありません。
目立ちにくいブラックカラーに加え、8.5オンスと肉厚なタイツ素材を採用しているものの、お尻は食い込んでしまうのがちょっと恥ずかしい。
エンドレス・ラン・ショーツを着用する際にはワンサイズ大きめの(=裾の長い)シャツを着用することでお尻の食い込みが目立ちにくいようにしています。
気になるのは長距離&長時間のレースで着用した際の汗による潮吹き問題。
これは恥ずかしいので避けたい。
マラソン大会で(ロング・ハーフ問わず)タイツ着用するランナーのお尻が汗による潮吹きで白くなっているのを見掛けることがあります。
自分では見えにくいお尻部分ですし、潮吹きしてしまったら水で濡らすくらいしか対応策が無いのでトレイルランニングレースやウルトラマラソンレースなど長丁場の着用シーンでどうなるのか気になってしまいます。
エンドレス・ラン・ショーツは500mlソフトフラスクが収納できるような深さのあるサイドポケットが魅力です。
一方でスマホなど小さくて重いものは想像以上に低い位置に収納されることになり走っている時に多少のストレスを感じます。
背面部のポケットにスマホが入れば良いのですが、入り口が狭く2つに別れているため入りません。
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの特徴
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの特徴は以下です。
- 500mlソフトフラスクが携行できる収納力抜群のサイドポケット
- タイツなので裾のベタつき&引っ掛かりは皆無
- 伸縮性が高くフィット感抜群でノーパン着用可能
500mlソフトフラスクもすっぽり入る収納力抜群のサイドポケット×2がエンドレス・ラン・ショーツ最大の魅力です。
ストレッチ性が高い生地で深さのあるポケットなのでソフトフラスクの揺れも気になりません。
ただ500ml=500gのオモリが片足側面にだけ入っていると重さが気になるので250mlソフトフラスク程度のサイズ感がちょうど良いです。
フーディニ・ジャケットなどの防風ジャケットもすっぽり入るので収納力の高さはストライダー・プロ・ショーツよりも高いと言えます。
タイツなので汗を掻いた際の裾のベタつきや引っ掛かりが無いのは嬉しい点。
生地の突っ張り感もなく、厚手なのにストレッチ性抜群で足捌きにストレスはありません。
ハーフタイツなのでアンダーパンツ(下着)は必要ありません。
立体縫製のムスコポケットが準備されておりムスコが揺れて気になることもありません。
「ランニングするのに何枚も重ね履きしたくない!」というランナーにおすすめです。
特にウルトラマラソンやトレイルランニングのような長距離・長時間のレースの場合、生地の重なりや刺繍の凹凸が原因で擦れてしまうこともありますが今のところ気になるポイントはありません。
ポケットに入れる荷物が重い・大きくても、ウエストのドローコードをしっかりと締め上げると揺れも軽減されます。
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツの購入方法
パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツは公式オンラインストアやランニング専門店で購入することができます。
公式サイトや店頭では在庫数が非常に少ないので購入しにくい商品です。ハダもずいぶんと待ちました。
見掛けたら即買いッ!くらいの気持ちで騙されたと思ってぜひ試してみてください。
クセになる履き心地で秋冬のランニングが捗りますよ。
ランニング用ハーフタイツは以前から興味があったのですが、股間のもっこり感が気になってなかなか買えずにいましたがエンドレス・ラン・ショーツのデザインや機能性はまさにツボで購入して大満足です。