マウンテンバイク(MTB)の乗り始めてGoPro HERO9 Blackを購入しました。目的は臨場感のあるマウンテンバイク動画を撮影するためです。
今回はGoPro公式のチェストマウントハーネスを活用したマウンテンバイク動画の撮影方法を紹介します。
- MTBやロードバイクに乗りながら動画を撮影したい
- 路面状況の悪い状況下でも滑らかな動画を撮りたい
- TwitterやYouTubeなどで動画公開したい
GoProを使えば誰でも簡単に臨場感のある動画が撮影できます。チェストマウントハーネスで腹部にカメラ固定することでライド中でもワンタッチで動画撮影ができることもポイント。小難しい動画編集ソフトを使わずとも公式アプリ経由でさくっとショート動画を編集できるのでライドがいっそう楽しくなりますよ。
- 公式チェストマウントハーネスを逆装着し下から煽るように撮影
- SuperViewで広角撮影 ハンドルと腕が画角に入るようにすると臨場感が増す
- GoPro公式アプリを使えば簡単にショート動画編集→SNSシェアが可能
今回はマウンテンバイクやロードバイクで臨場感のある動画を撮影する上で撮影方法はもちろん、最低限容易しておきたいアクセサリもまとめています。自分のような初心者自転車乗りさんの参考になれば嬉しいです。
iPhone+三脚ゴリラポッドではマウンテンバイクの振動に耐えられない
マウンテンバイクを乗り始めてからGoProやDJI OSMOなどアクションカムに興味が湧き始めました。ランニングには無い疾走感を味わえる自転車ですが、路面状況を選ばずにロードやトレイルを走れるマウンテンバイクならいっそう楽しい動画が撮影できるのではないかと考えていました。そう、SNSで疾走感のあるライド動画をシェアしたいっ!
とはいうものの、アクションカムは4万円以上とそれなりに良い値段がするのですぐには踏ん切りがつかず、手持ちのiPhone11+三脚ゴリラポッドで撮影してみるものの全くうまくいきません。路面から伝わる振動で三脚ゴリラポッドがズレるわiPhoneが地面に落ちて画面が割れるわ…と散々でした。観るだけで酔いそうな動画しか撮影できません。こりゃ駄目だ。
いざアクションカムを買おうとしても現在は様々なバリエーションがあり何を買ったらよいか分かりません。GoProかDJI OSMOか、アクションカムは人に取り付けるのかマウンテンバイクのフレームに取り付けるのか、悩みは付きません。インターネットを彷徨い色んな人に相談した挙げ句、ハダなりに出した答えが以下でした。
- GoPro HERO 9 Black + GoPro公式チェストマウントハーネス
- 胸部〜腹部から煽るアングルで撮影→ハンドルと腕が画角に収まるようにする
では実際にどんな動画が撮れたか御覧くださいませ。
自転車に乗りながらGoProで臨場感のあるショート動画撮影→簡単にSNSシェアしたい
西粟倉村・野鳥苑のトレイルをMTBライド。新緑の広葉樹林が気持ち良い。GoPro+チェストストラップで広角撮影。#あわくらトレイル pic.twitter.com/kN1TKLDIST
— ハダ|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) May 15, 2021
GoPro HERO9 Black + 公式チェストマウントハーネスで撮影し、Mac標準アプリ・Quick Time Playerでトリミングしただけの簡単動画です。どうですか?それなりにきれいに撮影できていませんか?
西粟倉村の林道ダルガ峰線。標高1,000m近い高地を走る総距離12km越えの林道。70年かけて完成したらしい#あわくらトレイル pic.twitter.com/edIVZHJ7dA
— ハダ|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) May 15, 2021
こちらはトレイルではなくロードVer.です。風切り音も無く滑らかで疾走感のある動画でお気に入りです。ハダが生活する岡山・西粟倉村で70年掛けて建設された全長12kmを越える林道ダルガ峰線でのライドです。標高1,000mを越えるので悶絶しながら登りました(汗)
今回紹介する動画はGoPro公式チェストマウントハーネスを逆さに装着して胸部ではなく腹部に近い位置から煽るように撮影しているのがポイントです。GoProの角度が45度になるようにするのがコツです。
GoProのSuperViewシステムで広角撮影することでハンドルや腕が画角に収まり、臨場感のある動画が撮影しやすくなります。
チェストマウントハーネス、防風スポンジカバー、予備バッテリーは必須
マウンテンバイクに乗りながらGoProで撮影する場合は、以下のアイテムを揃えるのがおすすめです。おおよその予算も記載しています。
- 本体 GoPro HERO 9 Black 48,000円
- マウント 公式チェストマウントハーネス・Chesty 5,000円
- カード Micro SDカード 少なくとも64GB以上 2,000円前後
- バッテリー デュアルバッテリー充電器+充電式バッテリー(バッテリー2本充電可能) 6,100円
- その他 防風スポンジケース(風切り音防止) 1,000円未満
- その他 ガラスフィルム(液晶割れ防止) 1,000円未満
合計金額は6万円を越えてしまいますが、GoPro公式サイトでは頻繁にキャンペーンセールを行っているので、GoPro本体と合わせて付属アイテムも公式サイトで購入することをおすすめします。
マウンテンバイクでのGoPro動画撮影において、特に重要なのはチェストマウントハーネスと防風スポンジケースです。
チェストマウントハーネスはGoProの広角撮影システム・SuperViewと組み合わせることで効果を発揮します。画角にハンドルや腕が収まることで映像に疾走感が生まれます。逆に言えば、ハンドルや腕が映像に収まっていないとスピード感や遠近感が分かりにくくなってしまいます。
マウンテンバイクやロードバイクは30km以上のスピードが出るので風切り音が入ってしまうことが多々あります。風切り音を防止する方法の1つとして防風スポンジケースを付けることをおすすめします。
GoProはバッテリー駆動時間が短いので、予備バッテリーとバッテリー2本を同時充電できるデュアルバッテリー充電器も用意すると安心感があります。
GoPro HERO 9 Blackのバッテリー駆動時間は4K/60fpsで約70分とありますが、そこまで長持ちする印象はありません。予備バッテリーは1〜2個用意しておくといざという時に充電切れの心配がないですね。
チェストマウントハーネスは逆装着で下から煽る SuperViewで広角撮影
GoPro公式チェストマウントハーネス・Chestyは標準的な装着方法(カメラが上向き)でも良いのですが、逆さ向きに設置して下から45度の角度で煽るよに撮影するのがおすすめです。下から煽るために、肩のストラップは極限まで長くして胸部ではなく腹部に近い位置で撮影できるようにします。
なぜかというと、マウンテンバイクでダウンヒルをする時のようにサドル後ろに重心を移動させる場合にも対応できるようにするためです。撮影位置は後ろにズレつつ、体は前傾姿勢になるので、標準的な装着方法ではカメラが下を向いてしまいます。
GoPro9+チェストストラップでMTBダウンヒル初撮影。ダウンヒル時に前傾してしまい景色が全く見えない詰めの甘さよ。臨場感の伝わる動画撮影って難しい。#あわくらトレイル pic.twitter.com/IaxEsaEe4V
— ハダ|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) February 28, 2021
バッチリ撮影できたぞ!と思いながら動画を確認してみると地面ばかりが写っていて臨場感もクソも無いという過ちを何度も繰り返した上でこの方法にたどり着きました。乗る自転車の種類によって撮影角度は大きく変わるので調整しながら試してみてください。
チェストマウントハーネスの裏地には吸湿発散性の高いメッシュパッドが貼り付けられているので長時間のライドでも蒸れを感じにくいのが嬉しいです。脇下のベルトを締め上げることで揺れにくいのもポイント。
GoProのアクセサリーは中華製のサードパーティ品も数多くあるのでコストパフォーマンス重視でAmazonで購入するのも良いですが、公式チェストマウントハーネスも定価5,000円弱とそこまで値段は高くないので買いやすいですよ。
風切り音が入らないように防風スポンジカバー装着
マウンテンバイクで風の強い山中で撮影する場合やロードバイクでスピード感のある撮影をする場合、どうしても風切り音が入ってしまいます。GoProに防風スポンジカバーを取り付けるだけでいくらか改善されます。
GoProの位置を落とし下から煽るように撮影。ダウンヒルとロードで体の前傾具合が変わる=撮影角度が変わるのが難しい。作業道を下りピンク色の「どこでもドア橋」を渡れば近所のカオルさんが登場。ナイスリアクションあざます👏#あわくらトレイル pic.twitter.com/QHW3tBYUny
— ハダ|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) February 28, 2021
ちなみにこちらの動画は防風スポンジカバー無しの動画です。ボワボワボワボワと空気音が混じってしまい耳障りですね。ちなみに冒頭で紹介した2本の動画は防風スポンジカバーを取り付けているので風切り音が軽減されています。
すっきりコンパクトなシルエットが魅力のGoProですが防風スポンジカバーを取り付けるとモッタリとした見た目になってしまうのが残念。多少ボタンも押しにくくなりますし液晶画面も見にくくなってしまいます。しかし、マウンテンバイクではトレイルで転ぶことも多いので、ガラスフィルムと合わせて防風スポンジカバーで防御するのが良いです。
GoPro公式アプリ・QuikやQuick Time Playerで動画をトリミング→SNSシェア
GoPro公式アプリ・Quik(クイック)があれば簡単に撮影した動画を編集→SNSでシェアすることができます。動画のトリミング、タイトル付け、BGMのセレクト、フィルター等のカラー編集といった機能を使うことができます。
GoPro購入時にサブスクリプションに登録することで、無制限のクラウドストレージ+プレミアム編集ツール(としてのQuik)を利用することがおすすめです。なによりGoProで撮影した動画をBluetoothで繋ぎその場でスマホ上で編集→SNS公開とたいへん簡単&スピーディです。
Quik内にある音源やフィルターがイケイケ(EDMっぽいBGMや派手なフィルターが多い)なので若干気恥ずかしさはありますが、PCを開かずとも簡易に編集できる面白さは十分にあります。
GoProでマウンテンバイク動画撮影するコツ まとめ
GoProでマウンテンバイク動画を撮影するコツをまとめると以下です。
- 公式チェストマウントハーネスを逆さ装着し下45度から煽るように撮影
- SuperViewで広角撮影 ハンドルと腕が画角に入るようにすると臨場感が増す
- GoPro公式アプリを使えば簡単にショート動画編集→SNSシェアが可能
自分のような初心者自転車乗りさんの参考になれば嬉しいです。GoProを持って自転車に乗ることでライドの思い出を楽しく鮮明に残すことができるようになりますよ。