【パーゴワークス ラッシュヒップ】マラソン&トレランで使えるウエストバッグ

パーゴワークスラッシュヒップのレビューです。2020年に販売開始したもののあっという間に売り切れ、しばらくして再販したものをようやく手に入れることができました。

こんな人に読んで欲しい
  • トレイルランニングで使えるウエストバッグウエストバンドを探している
  • ザックを背負うほどでもないが最低限水分補給食を持って山に入りたい
  • ザックのサブバッグとして補給食を取り出しやすいウエストバッグが欲しい

ラッシュヒップは2つのポケット+ショックコード+アジャスターベルトで構成されるシンプルな構造のウエストバッグです。

伸縮性の高いメッシュ素材で荷物の出し入れはストレスが少なく、ジッパーレスではありますがバンジーコードが荷物の飛び出しを防いでくれるミニマムな仕様です。

マラソンやウルトラマラソンで水分や補給食を携行するのはもちろん、100km越えのウルトラトレイルレースでザックの容量を補うサブバッグとしても使い勝手の良いウエストバッグです。

パーゴワークス・ラッシュヒップの特徴まとめ
  • スマホ500mlソフトフラスク補給食防風着の携行に最適な容量1L
  • 1タッチで着脱可能 ウエストバッグを回転させて荷物を取り出しやすい
  • ウェアリングに合わせてサイズ調整可能 フィット感が高く荷物が揺れにくい

トレイルランニング用のウエストバンドはNaked Running Bandを愛用してきましたが、匹敵する(いやそれ以上の)仕上がりのウエストバッグがパーゴワークスから登場しました。余分な機能を削ぎ落とした完成度の高いウエストバッグです。

筒状ウエストバンドはサイズさえ合えばフィット感は抜群ですが、着用回数が増えるとゴムが伸びてしまうもの。ラッシュヒップはバンジーコードやストラップでサイズ調整ができるので細かなフィット感を調整しやすいことがポイントです。

最近ではパーゴワークスの販路も増え、公式オンラインストアランニング専門店だけではなく、Amazon楽天市場でも購入できるようになりました。

1タッチで着脱可能、荷物が揺れにくい98gの軽量ウエストバッグ

パーゴワークス・ラッシュヒップの概要は以下です。

パーゴワークス・ラッシュヒップの概要
  • 価格 6,820円(税込)
  • 重さ 98g
  • カラー スカイグレー、ミッドナイト 計2色
  • サイズ フリー(ウエスト63cm〜100cm)
  • 容量 1L
  • 素材 ストレッチメッシュ
  • 付属 バンジーコード2本、片方荷室内キーリング

ハダは公式オンラインサイトでミッドナイト色を購入しました。発売早々に売り切れてしまったので再販を待って購入しました。

パーゴワークスの商品ではウルトラトレイルランニング用ザック・RUSH UT2を長年愛用しています。ランナーの行動を把握して細部の作り込みまで非常に完成度の高いザックだったこともあり、今回ラッシュヒップを購入してみました。

長時間のトレイルランニングレースとなると毎度ザックを下ろして荷物を取り出すのは面倒に感じてしまいます。特に補給食など頻繁に取り続けないといけないものは走りながらでも取り出せる位置に収納したいもの。取り出すのが面倒で補給食の摂取を疎かにしてしまうと後半のエネルギー切れも心配です。

パーゴワークス・ラッシュヒップは100マイルレースのサブバッグとして着用することでザックの容量を補うことにも役立つはずです。

バッグ前後に回転させて走りながらでも荷物を取り出しやすい

パーゴワークス・ラッシュヒップの特徴は以下です。

パーゴワークス・ラッシュヒップの特徴まとめ
  • スマホ500mlソフトフラスク補給食防風着の携行に最適な容量1L・98g
  • 1タッチで着脱可能 ウエストバッグを回転させて荷物を取り出しやすい
  • ウェアリングに合わせてサイズ調整可能 フィット感が高く荷物が揺れにくい

パーゴワークス・ラッシュヒップは以下の荷物を携行して走るに最適です。

スマホ、500mlソフトフラスク、補給食、防風着 4点セット

パタゴニアのストライダー・プロ・ショーツなど収納力の高いショーツも良いですが、さすがに500mlソフトフラスクや防風着までは携行することができません。パーゴワークス・ラッシュヒップはエイド設置の多いウルトラマラソンやザックを背負うほどではない20〜30kmのトレイルランニングに最適な容量です。

距離の割には活動時間が長く水分補給もしにくいトレイルランニングでは、インナーファクト・ハンドボトルバンド+500mlペットボトルを手持ちするのもおすすめです。

見た目は重そうに見えますが、98gの軽さにも驚きます。

特に気に入っているポイントはワンタッチで着脱可能に加え、前後を回転させて荷物を取り出しやすい点です。走りながら背中に手を回して荷物を取り出すのはなかなか難しいものですが、パーゴワークス・ラッシュヒップならコードを緩めて前後を回転させお腹の前で荷物を取り出すことが容易にできます。そして、荷物を取り出した後はコードを引っ張って簡単に締め直すことができます。

Naked Running Band等のウエストベルト型はウェアリングによってフィット感を調整しにくいことやゴムが伸びてフィット感が変わってしまうことが挙げられますが、パーゴワークス・ラッシュヒップはそのあたりの課題をうまく解消している商品です。

荷室が2つに分かれていることで重さが分散できていることも良いです。荷室が1つで腰の上に装着するタイプのウエストバッグは容量を増やすために荷室が大きくなりやすく、体の重心から荷物が離れてしまうのでバッグが揺れてしまいがち。特にロードやトレイルの下りなど上下に揺れるシーンでストレスを感じることも少なくありません。

パーゴワークス・ラッシュヒップは薄い荷室を2つに分けた構造になっているので荷物を入れても揺れにくいことが特徴です。

バッグ背面には通気孔あり・クッション性ありのパッドが縫い付けられており、パッド自体が体に沿うように設計されています。

腰回り全面を覆われるウエストバンドタイプでは腰左右に大きな荷物が入ると、可動域が狭くなり手もぶつかってしまうこともありますが、パーゴワークス・ラッシュヒップは荷物を前後に分けているのでランニング時のストレスも少ないです。

ジッパーレスなので財布など貴重品を携行するのは心配

非常に完成度の高いウエストバッグではありますが、パーゴワークス・ラッシュヒップの気になる点は以下です。

パーゴワークス・ラッシュヒップの気になる点
  • 容量1Lで少し物足りない
  • ジッパーレスなので財布など貴重品を入れるのに抵抗あり
  • 使用回数が増えるとバンジーコードが伸びそう

パーゴワークス・ラッシュヒップは容量1L。前後2つのポケットに500mlずつ携行できるウエストバッグです。荷室は500mlソフトフラスコや500mlペットボトルを入れてしまうとパンパンになってしまうので少し容量が物足りない印象があります。

20−30kmのトレイルランニングでは山中で肌寒く感じることも多く天気も不安定なのでザックを背負うほどではないですが、念のためレインジャケットを携行したいシーンもあります。購入時に余分にバンジーコードが付属されているので、バッグに外付けするようにウェアを挟み込むカスタムを施すことも可能です。

よく落とし物をするハダとしてはジッパーレスのウエストバッグに財布など貴重品を収納するのは少し心配です。エナジージェルよりも小さい攣り防止の芍薬甘草湯やサプリメントを持ち歩くことも多いので、もしポケット内側にサブポケットが1つ付いていたら安心感もありますね。

バンジーコードは径もある程度太く頑丈な作りではありますが、体にフィットさせるためぐっと引っ張るので使用回数が増えるとバンジーコードが伸びてしまわないか心配です。しかし、消耗品的なパーツの交換=付け替えは簡単な仕様なのが嬉しいです。

パーゴワークス・ラッシュヒップの購入方法

パーゴワークス・ラッシュヒップは公式オンラインストアランニング専門店Amazon楽天市場で購入可能です。

再販されてもすぐに売り切れてしまう人気商品なので、パーゴワークスのオフィシャルSNS(InstagramやFacebook)をフォローしておくことをおすすめします。

今回のパーゴワークス・ラッシュヒップも非常に完成度の高いものですが、ランニング用ウエストバッグと言えば、Naked Running Bandが有名です。Naked Running Bandのレビューもぜひお読みください。【Naked Running Band(ネイキッドランニングバンド)】マラソン&トレランに最適、フィット感抜群ウエストバッグ