[DIY]天然秋田スギの桶蓋で三本脚のハイスツールをつくってみた

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以前、秋田のとある製材所を訪問した際にお土産としていただいたのがスギ桶、のフタ。木目が詰まった天然の秋田スギ!

「ここにあるモンなら何でも持っていっていいよ」というオッチャンの気遣いにまったく遠慮することなく「じゃ、コレください!」といただいてきたものでした。

 

桶のフタをもらったはいいものの、なかなか活用する機会もなく(そりゃそうだ)、ずっと倉庫に眠っていたのですが、せっかくならDIYの材料にしよう!ということで活用することに。

 

巾接ぎをした円形の板なので使い方は無限大。当初はかわいいシルエットを活かして表札にでもしようと考えていたのですが、スツールの座面にピッタリ!だと言うことで、スツールをつくることにしたのでした。

どうしてもDIYで木材を加工するとなると、直線的だったり四角いシルエットになりがち。

それに、ただのスツールじゃ面白くないので、背伸びしてハイスツールをつくることに。ビールでも飲みながら台所で料理してつまみ食いするためのハイスツール。完全キッチンドランカー仕様でございます。しかも今回は三本脚に挑戦!

 

桶のフタが秋田スギなので、土台や足もそれに合わせてスギに。

三本脚は細くみえるように斜めにカット。

出来る限り座面と脚部を接合する土台も見えにくくなるように薄く設計。

仕上げはOSMOカラーのウォルナットで塗装。

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完成ッ!なかなかいいでしょ!?

…とはいうものの、何度も座り心地を確かめているうちに足がガタついてしまうように…

 

ビスとボンドだけの固定だったので、脚と土台の接合がうまくできておらず、ガッタガタ…

「おっかしいなー」と何度も座って体重をかけていると、ついには壊れてしまいました。

おかげで尻もち。こりゃ駄目だ。

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土台は外して再度作りなおすことに

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分厚くした土台で脚との接合面積を大きく

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脚には溝加工

 

やはりビスとボンドのみの固定が甘かったのが原因のようです。

土台は分厚いものに変更。脚に溝加工を施して土台との接地面積が大きくなるように。さらに、ビスだけの固定からパワーアップして、ホームセンターで購入した木製丸棒を差し込んで固定!

…ということで修正完了!

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丸棒をビス代わりに使用

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脚と座面の接合もしっかりしました

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椅子をつくる場合は、荷重に耐えられる構造にするのがやっぱり難しい。なおさら三本脚なのでバランスのとれる配置にするのもたいへんでした…

苦労した甲斐があって、満足できる仕上がりになりました。

 

試行錯誤してつくってみたからこそ、分かったこともあるハイスツールDIYでした。

失敗覚悟で背伸びしたチャレンジをしてみるのも大事ですね。これもまた人生。