気づけば狩猟免許を取得してから4年が経ち、技術の未熟さを「まだ新米ハンターですから〜」と言い訳できなくなってきました。
去年はほぼ罠を掛けることがなく(=1頭も獲ることなく)猟期が終わってしまったので、今年は例年より気合が入っています。
雌シカ2頭、タヌキ1頭を捕獲
11月15日〜3月15日までの猟期4ヶ月間でシカ&イノシシ8頭捕獲と目標設定しています。あっという間の年末ですが、少しずつ成果が出てきました。
- 12月1日 … 雌シカ(1歳程度)
- 12月9日 … タヌキ
- 12月22日 … 雌シカ(4歳程度)
- 12月25日 … キツネ
猟期が始まって二週間。一歳のメス鹿を捕獲。幸先の良いスタート pic.twitter.com/n51YGSVRY2
— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月1日
【教えて!狸肉レシピ】
罠に掛かったコイツをアナグマだと思い込んで2時間かけて解体した後にタヌキだと判明したんですが狸肉の美味しい食べ方教えてください!
狸は臭いとか不味いとか聞くけれど、せっかくなのでいただきます!とりあえず狸汁はつくった🙏 pic.twitter.com/EUfFpA2oqv— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月9日
立派なサイズの雌シカ捕獲!昨日のお昼に罠をかけて1日で掛かった。狙いが当たって嬉しい pic.twitter.com/NHPMhjANum
— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月21日
タヌキの次はキツネが獲れた pic.twitter.com/csR8x6M9xj
— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月25日
猟期が始まって2週間で幸先良く1頭目のシカを捕獲。
あわよくば年内にもう1頭と鼻息荒く罠を掛けていたら可愛いタヌキさんを捕獲(タヌキ汁にして美味しくいただきました)。
その後、大きな3−4歳の雌シカが獲れました。今までで獲った中でも最大サイズ。大人2人で運ぶのがやっとでした。
「この獣道は絶対に穫れるぞ〜」と自信があった場所で翌日に即ヒット。狙いが当たりました。これは嬉しい。
そして、直近ではキツネが獲れました。さすがにキツネは食べずに逃がすことに(笑)
右手人差し指の位置に罠を仕掛け、落ち葉で隠し、さらに木や枝で導線をつくっていたんだけど見事に間をすり抜けられた。オマケに糞まで残されて馬鹿と言われているよう pic.twitter.com/tFfEjqunhP
— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月16日
2時間近く山を散策した結果、新しい足跡も糞もたくさん残っている場所を見つけられたので大満足。罠も掛けやすい。ここでシカが捕れるといいな pic.twitter.com/mRjyeBJm8X
— 羽田 知弘|西粟倉・森の学校 (@hada_tomohiro) 2018年12月16日
打席には立っているが打率が上がらない
狩猟生活の中で、今年が最も山に入って歩き回っています。狩猟に費やした時間が結果に結びついているのは嬉しいものです。
ただ自分の中でノウハウが蓄積されている実感が少ないのが辛いところ。ひたすら打席に立っているという印象です。打率が高くなるための工夫ができていません。
山を歩き回って真新しい糞や足跡が残っている獣道を見つけられたとしても、その道にどんな風に罠を掛けると足が掛かるかまでは分からないんですね。罠の隠し方や罠への誘導もいつも自信がありません。
狩猟に関わる基本的な知識はインターネットや本などで情報収集できるのですが、
- 「なぜこの位置に罠を掛けるか」
- 「この獣道の場合、どうやって罠を隠すか」
- 「罠に掛からない場合、獲物は罠の前でどう行動をしているか」
といった情報は現場を踏まえたPDCAでしか得られないものです。これが難しい。いや、だから楽しいんだと信じたい…!
タヌキやキツネが獲れてしまうのは罠作動の荷重調整が軽いためだし、シカが罠を避けて通り過ぎているのは隠し方が下手だからだし、いつまでたってもイノシシが掛からないのは人間の匂いでバレているのでしょうか…?うーん。
今は先輩猟師に教えを請いながら、量で質をカバーするべく打席に立ち続ける時期なのかもしれません。そのためには、先輩猟師の言う「とことん獲物の気持ちになって考える」ってことが必要なんですかね…