河川敷沿いを走る超フラットコースで自己ベスト更新を狙いやすい加古川マラソン

2018年最後のレースとして、加古川マラソンに出場してきました。

加古川マラソンは加古川の河川敷沿いを走る超フラットなコースが特徴でタイムが出しやすい大会として関西では有名です。

2018年の締めくくりに自己ベストタイムを更新して気持ちよくレース納めしようと参加しました。

フルマラソン自己ベストタイムはギリギリのサブ3.5

ちなみに現状のハダのフルマラソン自己ベストタイムは鳥取マラソン2018での3時間28分48秒

なんとかサブ3.5は切れるようになったものの、目標のサブ3にはまだまだ遠く、伸び悩んでいます。

今月12月9日に参加したさようマラソン&ウォークではハーフマラソンで1時間26分37秒で走ることができたので少し自信も付いてきたところでした。

このペースをキープできればフルマラソンでサブ3!と安直に考えるものの、ハーフで手一杯のレース展開。サブ3はそんなに簡単ではありません。

アクセス◎の中規模大会・加古川マラソン

加古川マラソンはフルマラソンの参加者数5,000人程度の中規模の大会。加古川の河川敷沿いを走る超フラットなコースでタイムが出やすいと評判の大会です。

天気が心配でしたが、当日は12月末の天気としては暖かすぎるくらいのレース日和。

河川敷沿いなので駐車場も多いし、駅からのアクセスも良いので車でも公共交通機関での移動でも参加しやすいのがポイント。

駐車場からバスに乗って会場まで移動する大会は時間も読みにくいし疲れてしまいますからね。

また、5,000人が参加する中規模レースだけあって、出店が豊富!トイレが多い!のも嬉しい。さすが今回で30回目の開催だけあって運営に慣れている印象です。

実際に加古川マラソンを走ってみた

9時45分にレーススタート。

河川敷沿いなのでコース自体は狭め。ペースが落ちたランナーを抜くのに苦労します。

なにより加古川マラソンに参加してよかったのは大量のペースランナーが走っていること

「3時間ペース」「4時間ペース」とペースランナーがビブスを着て風船をぶら下げて走ってくれます。そして、そのペースランナーの数が各タイムごとに10人弱と非常に多い!

そのため、序盤はサブ3を達成してやろうと張り切るサブ3ペース集団が40−50人で形成されました。このハイペースはかなりシンドいけど、まずはハーフ(21km地点)までは付いていってみようと判断。ペースのコントロールがしやすくて有り難い。

集団の中でなんとか走り切ればサブ3を達成できるぞと食らいつきました……が、その実力不相応のオーバーペースが敗因となったのでした。

5km、10km、15km……、そして、なんとか21km地点まではサブ3集団についていくことができたのですが、22−3km地点を越えてからじわじわと集団から抜け落ちてしまい、一気にペースダウン。

サブ3に必要な4分15秒/kmペースもじわりじわりと落ちていき、レースの前半とは一転、後続のランナーに抜かれる抜かれる。辛い苦しいしんどい立ち止まりたい。

サブ3達成はレース中盤で不可能になったので、あとは前半につくった貯金を最小限に切り崩しながらサブ3.25(3時間15分切り)達成を狙うかに作戦変更。

25km地点を過ぎてからの17kmが途方もなく長い。時計をチラチラと確認しては落ちていくペースに絶望し、「レース序盤からサブ3.25ペースで走ればよかった」「このままじゃサブ3.5も危うい」とネガティブな思考回路の中、走り続けていました。

この1年で導入・改善したフォアフット走法も次第にできなくなり、どんどん着地は踵寄りに。フォームが乱れると体にも負担がかかり、右足太腿が固く張ってくる…。

なんとか気分を変えたくて給水所の度に水やスポーツドリンクを手に取るものの、大して気分はまぎれず、お腹は水分で膨れ尿意がこみ上げてくる。シュークリームを頬張れば慣れない甘さに吐きそうになります。

1kmごとの看板ばかりを気にして、走ってる割に全然進んでいないような感覚になってきます。あれ、まだ1kmしか進んでない…と。

35kmを越えて残り7kmになると少しずつ気持ちも持ちかえしてきました。時計を見れば4分35秒/kmペース。ぎりぎりサブ3.25を狙えるペースです。本当にギリギリ。

尿意を言い訳に立ち止まる理由をつくってトイレになんて行かなきゃよかったと全力で後悔。

あと7km!あと6km!あと5km!あと4km!あと3km!もう少し!あと2km!あと1.5kmの看板なんて置くなよ!あと1km……!ゴール。

はあーーーー!!!しんどかった!!!!!

タイムは3時間17分05秒で自己ベストを10分以上更新。18〜29歳の年代別20位

目標としていたタイムは達成できなかったんですが、去年の自分よりも10分以上速く走ることができたのでまずは褒めてあげたい。よくやった俺!

そして、実力不相応のペースで前半を飛ばして後半はバテバテという子供っぽい走り方を卒業せねばと思ったのでした。

加古川マラソンのポイント

実際に参加してみた加古川マラソンの特徴は以下の3つ。

  • 加古川沿いの河川敷を走る超フラットなコースで自己ベストを狙いやすいが、折返しも多く景色も変わらないので少し退屈なコース
  • ペースランナーが各ペースごとに10人弱いるので、サブ3やサブ4を狙うランナーにはペース配分が非常にしやすい(し、心強い)
  • 大会おなじみの参加賞ティーシャツが地元・加古川の繊維メーカー・ニッケのアクティブウール製!生地&縫製しっかり、デザインもシンプルで◎

自己ベストを更新しやすい、かつ、景品のティーシャツも豪華(フィニッシャータオルの素材感も◎)となれば来年も参加したいなと思ったのでした。