100km超級のロングトレイルランニングレースのナイトラン用のヘッドライトにLedlenser(レッドレンザー)のNEO10Rを購入しました。
2019年1月に旧MH10に改良を加えて新登場。
十分過ぎる機能を備えながらも税込10,800円とコスパ抜群のおすすめヘッドライトです。
100km超級ロングレースは12時間以上のナイトランが必須
2019年は過去再長距離の100km超のトレイルランニングレースに出場予定です。
5月には阿蘇ラウンドトレイル(120k、D+6,200m、制限時間32時間)、9月には上州武尊スカイビュートレイル140(140k、D+9,200m、制限時間38時間)が待っています。ドキドキ。
2018年に参加したFORESTRAIL SHINJO-HIRUZEN(72k、D+4120m)やOSJ氷ノ山山系トレイルレース(78k、D+5,113m)など70km超のミドルレースの場合、レース開始後の1-2時間とレース終盤の1-2時間の合計3-4時間程度しかヘッドライトを付けて走るシーンはありません。
早朝4-5時にレースが始まり、日が昇ればヘッドライトは消してバックパックに収納、そして、日没が早いとレース終盤で点灯が必要になる程度のもの。
山中を10時間以上走ることになりますがヘッドライトの点灯時間は短いものです。
ですが、制限時間が30時間を越える100km超級のロングレースではナイトランは必須。
夜通し12時間以上ヘッドライトを装着して走る必要があります。
70km級ミドルレースならコスパ重視のGENTOSで十分
今までのレースでは、日本でトップシェアを誇る国産LEDライトメーカー・GENTOS(ジェントス)のHEADWARSシリーズ・HW-000Xというヘッドライトを使っていました(すでに生産終了)。
- 明るさ:300ルーメン(Highモード)
- 点灯時間:8時間(Highモード)
- 照射距離:176m(最大時)
- 本体重量:198g(電池含む)
- 単3電池を3本使用(エネループも可)
- Amazonプライムで税込3,122円!
そこそこの機能とお値打ちな価格が魅力。
数時間のナイトランが必要な70km程度のミドルレースではこれで十分。
趣味の狩猟でも明け方や夕方に山中を見回りする際にたいへん役に立っています。
ただ難点としては、単3電池3本を使用するのでレースの度に新品の電池を購入する必要がある点(使いかけの電池を使って途中で電池切れしたら嫌なので)、後頭部に当たる単3電池入りバッテリー部分が重く揺れる点が気になっていました。
ナイトランで必要な機能からヘッドライトを選ぶ
12時間以上は夜の山中を走ることになる100km超級のロングレースの場合、さすがにGENTOSでは心もとない。
レースでの不安は解消したいが、ヘッドライト1つにそこまでお金は掛けたくない。
ということで様々なブランドを比較して辿り着いたのドイツ生まれのポータブルライト専門ブランド、Ledlenser(レッドレンザー)だったのでした。
100km超級のロングレースで必要なヘッドライトを購入する上で考慮したのは以下の3点でした。
- まるっと半日12時間以上の連続点灯可能
- 必要以上の性能は要らないのでコスパ重視(15,000円以下に抑えたい)
- ヘッドライトが重過ぎず揺れにくい
プロトレイルランナー御用達のPETZL(ペツル)のNAO+はスマートフォンアプリと連携して光量などをカスタマイズが可能。
だけど税込25,000円弱とヘッドライト1個にしては高過ぎて手が出ません。
大阪の老舗ランプ屋がトレイルランナーのために開発したヘッドライトmilestone・トレイルマスターMS-F1はダイヤル式で装着感抜群、機能も申し分なし。
大阪発というのも素敵だし、開発者さんともお会いして気になっていたのですが税込18,900円とちょっとお高め。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)のリボルトは税込7,200円と価格はお値打ち。
USB充電&サブバッテリーとして乾電池も使用可能と汎用性も高い。
必要最低限の機能も備えています。
ただ見た目が好きでないのとベルト1本での固定でライト部分が重く揺れが気になり断念。
最後までブラックダイヤモンドかレッドレンザーで悩みました。
Ledlenser・NEO10Rの性能まとめ
Ledlenser・NEO10Rの特徴は以下です。
- 光量:最低10ルーメン〜最大600ルーメンと光量幅が大きい
- 600ルーメンで10時間、250ルーメンで15時間の連続使用可能
- お財布にも環境にもやさしい充電式ライト
- 約3時間で容量の80%まで充電できるスピードチャージできる
- 付属延長ケーブルでバッテリーボックスをバックパックに収納可能
- 5年の保証期間(オンライン製品登録で7年)付で安心!
- これだけの機能が付いて税込10,800円!
「明るい・軽い・長持ち」とヘッドライトに必要な機能を兼ね備えたヘッドライトです。
充電式ライトを採用したり、バックパックにバッテリーボックスを収納できる点も嬉しい。
ただ難点としてはパーツやベルトが若干安っぽい点が気になります。
WEBの商品写真と見た目のギャップがありますね。使っていくうちにゴムがヨレヨレに伸びないかが心配。
実際にNEO10Rを装着して走ってみた
まずスイッチを入れてみて驚くのはその明るさ!600ルーメンってこんなに明るいんだ!
ジェントスの300ルーメンでも驚きましたがその2倍です!
この明るさで10時間以上持ってくれるとなると安心感がありますね。
スイッチひとつで明るさを調節できるのも楽で助かります。
走ってみて感じたのですが、バッテリーが小さく軽く縦方向に付いている分、ジェントスと比べるとバッテリー部分の揺れにくさを感じます。
ジェントスは単3電池3本が入った横方向のどっしりしたバッテリーだったからずいぶん重かった。
ただ、PETZLのNAO+やmilestone・トレイルマスターMS-F1の方がフィット感については軍配が上がります。
また、この点に関しては付属する延長ケーブルでバッテリー部分をバックパックに収納することでも解決できそうです。
バッテリー部分をバックパックに収納するとヘッドライト部分のみになるので本当に軽くなります。
これだけの性能を備えて1万円、さらに7年間の保証付きとなるとコストパフォーマンスは抜群ですね。
ウルトラトレイル挑戦前に良いお買い物ができました。
今回紹介したレッドレンザー・NEO10Rと国産ヘッドライトブランド・マイルストーンのトレイルマスターMS-F1の比較記事です。