ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。
地下足袋はトレイルランニングに使えるという噂を耳にし、地下足袋を入手し山を走ってみました。
トレランやマラソン用の地下足袋は丸五の祭りジョグがおすすめですよ。
ハダ
地下足袋はゼロドロップ薄型ソールでナチュラルランニング向け!
創業100年を越える地下足袋メーカー・丸五とは?
丸五は岡山・倉敷で創業100年を越える地下足袋メーカーです。
地下足袋や安全靴を中心にモノづくりに取り組んでいますが、地下足袋の技術を現代の生活にも生かすべくランニングシューズやコンフォートシューズなども展開しています。
ハダは10年以上前から丸五の林業用安全靴マジカルフォレスターを愛用しています。
実は地下足袋は岡山・倉敷の地場産業。
創業100年を越える歴史ある企業が既存市場に囚われず新たな挑戦をしており、同じモノづくりメーカーとしてたいへん刺激的です。
こちらはヨーロッパ発祥のサンダル・エスパドリーユを日本版にアレンジした履物・たびりら。
外反母趾予防にもなる足袋型コンフォートシューズです。
安心のメイド・イン・倉敷製。同じく倉敷の老舗帆布メーカー・タケヤリの帆布を使用。かわいいですね。
踊り用地下足袋・祭りジョグの特徴
今回、入手した地下足袋は丸五の祭りジョグ(6枚)です。
祭りジョグはお祭りの踊りで使われることを想定し、踵の衝撃吸収と滑りにくい加工底が特徴です。
祭りジョグにはコハゼ(小鉤)12枚タイプと6枚タイプがありますが、ランニング用のためできる限り短いほうが良いと6枚タイプを選びました。
黒・白・紺色と3種類のカラー展開がありますが、紺色をチョイス。
丸五のFW(フットウェア)商品管理部・N部長に「祭りジョグは適度にクッション性があるのでトレランやマラソンで選ばれていますよ」とおすすめしていただきました。
- 厚底・貼付タイプ
- カカト衝撃吸収スポンジ入り
- 波型底で滑り軽減
- つま先・踵巻上げタイプ
- アッパー素材に綿を使用、通気性良く吸湿や発散性に優れる
祭りジョグ(6枚)の価格は3,300円(税込)!
トレイルランニングシューズの価格は1.5万〜2万円くらいですから地下足袋はお値打ちですね。
しかし、地下足袋でも安いものは1,500円を切るものもありますから地下足袋の中では若干お高め。
地下足袋を足にフィットさせるために重要なカケ糸(受け糸)は3本。
紺色の裏地がきれいな水色になっていてかわいいですね。
コハゼ(小鉤)にはすべて丸五(⑤)マークあり。
祭りジョグのソールは縫付タイプではなく貼付タイプ。
ゴムソールがアッパーを巻き込むように貼り付けられています。
トレイルランニングの場合、凸凹した路面を駆け下りることも多いので足裏を保護するようにソールがラウンドしているのは安心感があります。
ゴムソールの加工底も凹凸がしっかりあるのでトレイルでのグリップ性に繋がりそうですね。
フィット感が大事なのでシューズよりもワンサイズ小さめがおすすめ
実際に祭りジョグを履いてみました。
ふだんマラソンやトレランシューズは(メーカーにもよりますが)27cmを選ぶことが多いですが、地下足袋はフィット感が大切なので26.5cmを履いています。
足の形にフィットする形状は地下足袋の特徴。
しっかりと足指も動かすことができます。
靴下はitoixやインナーファクトなどの薄手5本指ランニングソックスを組み合わせています。
厚手の靴下はせっかくの足指の可動範囲を小さくし裸足感覚から遠のいてしまうのでおすすめしません。
実際に祭りジョグを履いて走ってみた
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さっそく祭りジョグを履いて、トレイルを10kmほど走ってみました。いつもトレイル練習に使う西粟倉村の北端にある若杉原生林がコースです。
走ってみると、足裏から路面の情報を感じ取りやすいし、足指を使いながら走ることができて良い感じ。これぞ地下足袋。これぞナチュラルランニング。
課題は踵のホールド感の甘さ。
激しくテクニカルな下りの場合、着地するリズムや角度が一定にならないので地下足袋が脱げてしまう可能性もあるかもしれません。
ランニングシューズのようにヒールカップがあるわけではないのでサイズ選びとコハゼのサイズ調整が肝心だと思います。
とは言え、初めての地下足袋トレイルランはたいへん気持ちよく走ることができました。
次はもう少し距離を伸ばしつつ、雨や水濡れへの対応も検証してみる予定です。