学生時代の先輩が(大阪と佐賀から!)西粟倉村に遊びに来てくれたので、西粟倉村や鳥取をご案内しました。人口1,500人の小さな村に、自分をめがけて足を運んでくれることが嬉しいもんです。
鳥取の定番?鳥取砂丘で砂まみれ汗まみれになった後は、鮮魚市場かろいちや野菜の産直市場わったいなを散策。
ちむらのとうふちくわ無料試食をむさぼって小腹を満たす一方で、せっかく遠くから訪ねてきてくれた友人に旬な地場のモンを食べてもらいたい!でも、ランチは智頭のタルマーリーでピザ&ビールと決め込んでいたもんだから海鮮物は断念。
シャインマスカットが格安1パック400円!
その代わりにと、産直市場でシャインマスカットを購入したのでした。今朝の採れたて、房から外れた実がパックにぎっしり詰まって400円!安っ!形の良い一房で買ったとしたら1,000円以上はするのでかなりお得だわね。
ただ、その場ですぐ食べることを前提にしていないパックなので、洗面所でマスカットを洗い(笑)、爪楊枝やフォークも無いので手でつまみながら皆で食べたのでした。ぬるい!
「こんなに甘くて美味しいマスカット初めてだね」「でも、もうちょっと冷たかったら最高だったね」「手ェべたべたンなっちゃったね」
味と価格には大満足だったものの、そのシチュエーションはちょっとだけ残念だったのでした。
今だけここだけちょっとだけ。旬な地場のモノが食べたい
観光地にありがちな、例えば鳥取で言うと、梨味のソフトクリームやカニの粉末が練り込まれた煎餅もいいかもしれないけれど、せっかく足を運んで来たからには、「今だけここだけ」の美味しいものを食べてみたいと思う人はたくさんいるはず。
例えば、房から落ちたマスカットを格安パック売りせずとも、売り方一つで「すぐ食べられるスイーツとしてのフルーツ」に変身させることだってできるでしょう。
かわいい透明のプラ容器に入れて(それも車のドリンクホルダーに入るサイズで)、フォークを付けて、よく冷やしたものを店頭で1カップ500円で販売したらそこそこ売れるんじゃないかと思ったのでした。
さらに、週末はマスカット農家さんがマスカットのウンチクを垂れながら販売してくれたら最高だな。おねいさん、この時期のマスカットは最高だよっつって。
それは房から落ちたマスカットをアウトレット品として販売しないことにもつながるし、有料の試食導線にもなります。なにより「今だけここだけちょっとだけ」マスカットを最も美味しいシチュエーション(=暑い日に食べる冷えたフルーツ)で食べてもらうことにつながるはず。
ラストワンマイルを詰めなければ最高の体感はない
せっかく丹精込めて美味しいものをつくったとしても、お客さんとのラストワンマイルの距離をうまく詰め切ることができなければ、最高のシチュエーションで体感してもらうことはできなくなってしまいます。
かき氷が美味しいのって、基本的に夏しか食べられないし、一瞬で食べないと溶けて水になってしまうからなのかなと思ったのでした。だからこそ、お皿も十分に冷やさないといけないし、シロップの温度ひとつにもこだわり切る。今だけここだけのライブ感って本当に大事ね。あ、今夏はかき氷食べてないや。