ニューバランスのミニマス10(MT10)のレビューです。2012年に登場した名品トレイルランニング用シューズですが、2019年に再販されました。
- コロナ禍でレースも開催されないので練習用シューズを探している
- シューズのクッション性に頼らない薄底ソールを探している
- 練習用シューズは価格が安いものが良い
ロード&トレイルと路面を選ばず履くことができ、薄底ソールで軽量性と裸足感覚に優れたシューズですよ。ハダは10〜30kmのロード&トレイルの練習用シューズとして愛用しています。
- 薄底ソール&後差4mmレスドロップで裸足感覚で走れる
- ロード&トレイルに対応可能する信頼のVibramソール
- 安く購入でき耐久性も高いので練習用シューズに最適
薄底ソールで足裏の情報が伝わりやすいのでマウンテンバイクなど自転車に乗る時にも愛用しています。ペダルを踏み込みやすいんですよね。
ペタンコなシルエットが可愛くて歩きやすいのでタウンユースにもおすすめ。コンパクトに収納できるので出張先でのランニング用シューズにも活用したりと汎用性の高いシューズですね。
税込定価13,200円ですが、Amazonや楽天市場では頻繁にセールされるためにお買い得に手に入るシューズです。
ハダは楽天市場のスポーツゼビオで送料込4,537円で購入しました。まさかの66%OFF!安っ!
ニューバランス・ミニマス10はロード&トレイル練習用シューズに最適
ニューバランス・ミニマス10の概要は以下です。
- 価格 13,200円(税込)
- カラー ブラック、ブルー、イエロー等
- ワイズ 2E(標準)
- 重さ 200g程度(US9.5サイズ)
- ソール Vibramアウトソール
- ドロップ 後差4mmのレスドロップ設計
- 製造 中国
ハダは27.5cmを購入しました。いつもアルトラは27cmを履いていますがミニマス10はハーフサイズアップです。結果、ジャストサイズで足幅の圧迫感も無く、気持ちゆったりと履くことができています。
ツイッターで知り合ったランナー仲間に紹介していただいたのがこのニューバランス・ミニマス10でした。元々、レース以外はなるべく薄底ソールで走る練習をしていたので、セール価格の安さに驚いてお試しで購入してみました。
ニューバランスのシューズはタウンユース用スニーカーしか履いたことがなかったのでランニングシューズははじめての足入れ。「ニューバランスってランニングシューズの印象は薄いんだよな」と思いながらも足を入れて走ってみれば大満足。本当に良いシューズに出会うことができました。
すでに600km以上走っていますがまだまだ現役です。「え、まだ壊れないの?」と驚くくらい安いのに長持ちするので練習用のロード&トレイルシューズとして満足感が非常に高いです。厚底シューズはアウトソールがすり減りやすいですが、薄底ソールは硬さもあるので耐久性が高いですね。
ニューバランス・ミニマス10はVibram採用の薄底シューズ
ニューバランス・ミニマス10の特徴は以下です。
- 薄底ソール&後差4mmレスドロップで素足感覚で走れる
- ロード&トレイルに対応可能する信頼のVibramソール
- 安く購入でき耐久性も高いので練習用シューズに最適
ゼロドロップ感のあるデザインですが、後差4mmのレスドロップ設計です。このデザインを2012年にリリースしたニューバランスの先見の明は素晴らしいですね。
トレイルランナーなら読んだ人も多い(一方で読み切れずに挫折した人も多い?)であろうBORN TO RUNの発売が2010年ですからその後のベアフット/ナチュラルランニングブームを受けて開発されたシューズでしょう。
クッション性は低く反発力の高いソールなので長距離のロードランニングには向いていませんが、10〜30kmのロード&トレイルランニングを中心に履いています。
トレイルランナーはみんな大好きイタリア発の靴底メーカー・Vibram社のアウトソールを採用しているのでロードやトレイルのグリップ性に優れています。
Vibramソールを採用したシューズが1万円以下で買えるのはなかなかお得では?Vibramのメガグリップを採用したHOKA ONE ONEのスピードゴートは定価2万円を越えてしまいますもんね。
ワイズ(足囲)は2Eと標準的ですが伸縮性のあるメッシュアッパーを採用していることもあり、足幅はゆとりのあるデザインです。アルトラのようなトゥボックスの広いシューズが好みのハダとしてはドンピシャのシルエットです。
薄いメッシュアッパーなのでトレイルで石を蹴飛ばしたりする場合に痛みを感じることもあるので注意。足指の付け根を上から覆うように補強素材が重ねてあるので、トレイルの下りなどで左右のブレは感じにくいように設計されています。
インソールは取り外しできないタイプです。薄底ソールのシューズの場合、インソールもペラペラのものが多く、履き込むうちに曲がり癖が付いてしまうこともしばしば。ニューバランス・ミニマス10はインソールがずれることもありませんし、中に小石が入ってしまうこともありません。
シュータンはアッパーと一体化されているので走るうりにシュータンがずれることもありません。アッパーと同じくメッシュ素材なので通気性も良いので足蒸れもしにくいですよ。
ペタンコなシルエットがお気に入りです。配色はイマイチなのでオールブラックモデルなど販売して欲しいところですが、今回は5,000円以下でVibramソールを採用した薄底シューズが購入できたので大満足。耐久性も高く、600km以上走っても欠損したパーツはありません(ソールが減ったくらい)。
ロード&トレイル問わず履くことができ、耐久性の高い練習用の薄底ソール(しかもVibram採用)のシューズがこの値段で購入できるのは完全に買いですね。
ニューバランス・ミニマス10は靴紐が長くほどけやすい
ニューバランス・ミニマス10の気になる点は以下です。
- 靴紐がふっくらして長い→脱ぎ履きしにくくほどけやすい
- 薄底ソールなので長時間のロードランは足裏が痛くなりやすい
- アウトソールのラグが浅いので濡れたトレイルでは滑りやすい
写真から伝わるでしょうか?ハダはこのふっくらした楕円形の靴紐が苦手です。ふっくらしていて結んだ靴紐がほどけやすいんですよね。しかも靴紐が長く余ってしまいます。靴紐はほどけないようにシューレースの間にしまい込んでいます。
さらにシューレースが表裏・上下と組み合わせてあるので脱ぎ履きに手間取ることも少なくありません。足の甲を包んでピタッとフィットする気持ちよさはあまりありません。
薄底ソールなので長時間のロードランニング(40km〜)やインターバルのようなキロ3分台スピードランではクッション性が低く反発力が高いので足裏が痛くなってしまいがちです。ハダの場合は、親指の付け根裏あたりに多少の痛みを感じる場合があります。
トレイルでも石を踏んだり木の枝を踏んだりすると痛みを感じることも少なくありません。アウトソールはみんな大好きVibramですが、ラグが浅く丸いので濡れたトレイルでは滑りやすい印象を受けます。
一方、路面状況をダイレクトに足裏に伝えてくれるため、シューズのクッション性に頼り切らない走り方の徹底に役に立つはずです。
最近ではロード用&トレイル用問わずランニングシューズは厚底ブームです。厚底シューズのクッション性やエネルギーを逃さない反発力が効くのでフルマラソンや長距離のトレイルランニングでは確かに走りやすいです。一方でシューズに走らされているような感覚になることも否めません。
現在はコロナ禍でレース開催もほとんどありません。クッション性の高いシューズではなく、薄底ソールで足の置き方など含めたランニングフォームの改善ができればなと好んで薄底ソールのシューズを履いています。
ニューバランス・ミニマス10はセール値引きされやすい
ニューバランス・ミニマス10は公式サイト、Amazon、楽天市場、大型スポーツ量販店などで幅広く販売されています。
公式サイトでは2021年5月現在、定価13,200円→6,000円(税込)の54%OFFで販売されています。
ハダは楽天市場のスポーツゼビオで送料込4,537円で購入しました。まさかの66%OFF!
ハダが愛用するアルトラ・バニッシュXCのような薄底ソールで足指周りにゆとりがあるシューズが好みのランナーにはピッタリとハマるシューズですよ。
「え、まだ壊れないの?」と驚くくらい安いのに長持ちするので練習用のロード&トレイルシューズとして満足感が非常に高いです。本当に買ってよかった!