【パタゴニア クラウド・リッジ・ジャケット】トレントシェル・ジャケットよりおすすめなレインジャケット

アウトドア用のレインジャケットは長年、patagoniaのトレント・シェル・ジャケットを愛用していましたが、新しくクラウド・リッジ・ジャケットに買い替えました。

断然買い替えて正解っ!今回はクラウド・リッジ・ジャケットの紹介を中心に2つの製品を比較してみました。ちなみに、ハダは身長171cm&体重66kgですが、トレントシェルもクラウド・リッジもSサイズをジャストサイズで着用しています。

レインジャケットはアウトドアでもタウンユースでも使いたい

ただ雨に濡れないためのカッパを選ぶなら、ワークマンやホームセンターで短い年数で着倒す前提で安いものを買った方がコストパフォーマンスは良いのかもしれません。実際、数千円で買うことができます。

ただ、コストパフォーマンス以上にアウトドアシーン(特にトレイルランニング)とタウンユースの両方で長く使い続けられるレインジャケットが欲しいと思っていました。

せっかくのトレイルランニングレースに出場するならテンションが上がるウェアを着て山を駆け回りたいし、シャツの上に羽織ってタウンユースとしても使いたいものです。

そういった意味では超主観ですが、mont-bellほどアウトドア感はなく、The North Faceほどファッションライクになり過ぎないpatagoniaが断然お気に入りです。

トレントシェル・ジャケット

ハダ自身は2011年頃にブラックカラーを購入し、8年ほど着用していました。

大学生の頃、名古屋・大須のリサイクルショップ・コメ兵で新古品を購入。12,000円くらいで新品よりもお値打ちに買うことができました。

登山やトレイルランニングなどのアウトドアシーンはもちろん、タウンユースでもずいぶんと活躍してくれました。特に、春や秋の雨天時にティーシャツやシャツの上から羽織って雨を防ぐのに役立ちます。

概要

トレントシェル・ジャケットはpatagoniaのレインジャケットの中でもエントリーモデルに位置づけられる製品。patagonia製品の中でも買い求めやすい19,440円(税込)

H2Noの2.5層構造の記事による防水性/透湿性に加え、脇下にベンチレーション用のジッパーが付いたレインジェケットです。1トーンだけではなく、2トーン切替カラーなど、常時10色以上ある豊富なカラーリングも魅力です。

機能

  • 重さは343g
  • H2Noパフォーマンス・スタンダード採用の2.5層構造の防水性/透湿性
  • ジッパー式ハンドウォーマーポケット、ベンチレーション用ピットジッパーが2つずつ。いずれもDWR(耐久性撥水)加工済みジッパーを使用
  • 共布のテープ留め付き袖口。裾はドローコードで調節可能
  • 本体はカラビナ用ループが付いたハンドウォーマーポケットに収納可能

 

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2016年一本目のトレイルは生駒トレイルラン!大阪平野を見渡しながら生駒山地を縦走する30km。#trail #running

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良い点

  • patagonia製品のレインジャケットでも最も買い求めやすい価格19,440円(税込)。と言っても、レインジャケットに2万円弱は高いよ!と思うのですが、アウトドアシーンでもタウンユースでも使えるのがお気に入り
  • ベンチレーションジッパーが付いているので、温度調整がしやすい。曇り空や小雨の中で走り始めて体温が上がっても、ベンチレーションジッパーを下ろして脇下に空気を入れることができる
  • タウンユースでレインジャケットとして使う分には雨をしっかり弾いてくれるので申し分なし。襟元は高く、袖口や裾口も絞ることができるので雨が入りにくく、中に着ている衣服が濡れない。

気になる点

  • トレイルランニングなど雨天の中で長時間着用すると、首筋から入った雨粒が袖口〜肘にかけて溜まってしまい気持ち悪い
  • 半袖ティーシャツの上から着用して汗をかくと、トレントシェル・ジャケットの裏地と素肌がぺたぺたとくっついて着用感が悪い
  • 透湿性の低さが原因なのか、トレイルランニングで大量の汗をかくと中に着たティーシャツが汗でベトベトに濡れて乾きにくい。結果、汗冷えして体温が下がり寒くなる。
  • patagoniaオフィシャルサイトの製品レビューでも酷評されているが、裏地の耐久性が低く、使い込んでいくうちに加水分解して剥離する。生地表面の耐水性よりも先に裏地がダメになってしまう。

クラウド・リッジ・ジャケット

クラウド・リッジ・ジャケットは2019年春にpatagoniaオフィシャルサイトで購入。

今年は100kmを越えるウルトラトレイルランニングレースに出場することもあり、防水性/透湿性の高いレインジャケットを探していました。そして、どうせ買うならアウトドアシーンでもタウンユースでも長く使い続けられるものが良いとトレントシェル・ジャケットからクラウド・リッジ・ジャケット(ブラックカラー)に買い替えたのでした。

概要

クラウド・リッジ・ジャケットは、patagoniaの日本人アンバサダーが日本の山と日本人のために開発したレインジャケットです。日本のような雨が多く多湿な山でも快適に行動できます。

patagoniaオフィシャルサイトでも抜群に評価が高く、それらのレビューを全て読んで安心して購入することができました。楽天やAmazonのレビューはピンキリですが、patagoniaはコアな愛用者が多いのでレビューも参考になります。

 

トレントシェル・ジャケットはH2Noの2.5層構造ですが、クラウド・リッジ・ジャケットはさらにその上3層構造による防水性/透湿性を持っています。

またトレントシェル・ジャケットにはベンチレーション用ピットジッパーが付いているのですが、クラウド・リッジ・ジャケットには付いていません。その代わり、脇下にあるハンドポケットにはメッシュ裏地が付いており、通気性を促進するようになっています。

気になるお値段はトレントシェル・ジャケットよりも12,960円高い32,400円(税込)。レインジャケットに3万越えはやっぱり高いですね…。でも、アウトドアシーンでもタウンユースでも長く使い続けるための機能性は十分です。

機能

  • 重さは391g(トレントシェルより48g重い)
  • H2Noパフォーマンス・スタンダード採用の、3層構造の防水性/透湿性(トレントシェルは2.5層)
  • 水分の浸入を防ぐコーティング加工済みのフロントジッパー(かなりしっかりとした作り)
  • 通気性を促進するメッシュの裏地付きポケットあり(そのため、トレントシェルのようにベンチレーションは無い)
  • 首の後ろ側とチンガードに肌触りがソフトなマイクロフリースを使用(顎に生地が当たると気持ちいいくらいです)
  • クリップ用ループを備えたスタッフサック付き(バックパックに入れやすい)

良い点

  • 生地に厚みがあり、素材感が抜群に良い。コシとハリがあるのにゴワつきません。生地に高級感があるのでレインジャケットだけではなくアウターとしても使える。トレントシェルと比較するとその生地の違いに驚く。ストレッチ性はない生地ですが、立体裁断で腕周りの可動域は大きい
  • 雨に当たっても抜群の撥水で雨が玉のように落ちる!首周りや袖口、裾口がしっかりとサイズ調節できるので雨がジャケット内に入りにくいのも嬉しい
  • スタッフサック付で想像以上に小さくまとまるのでトレイルランニング用バックパックに入れて携行しやすい

気になる点

  • トレントシェルのようにベンチレーションが無い代わりにメッシュ裏地付きハンドポケットがあるが、体温が上がった時に通気しにくい。透湿性は高いが脇下や背中に熱気がこもってしまう。
  • 袖口が広いため、半袖ティーシャツの上から着用し雨が入らないようにしっかりとテープを留めると、ずいぶんとテープが余ってしまう。中にフリースなど防寒着を着た上で行動しやすいように大きめに作ってある印象
  • レインジャケットなので裾丈が長め。タウンユースとして使うとお尻が隠れるほどで若干サイジングが合わない

クラウド・リッジ・ジャケットの参考写真

高い買い物でしたが、トレントシェル・ジャケットでは満足できなかった機能がクラウド・リッジ・ジャケットには詰め込まれています。良い買い物ができました。最後に参考になる写真を掲載しておきます。

patagonia製品はメルカリで値崩れしにくく高価格で売りやすい

ちなみにトレントシェルジャケットは12,000円で購入して8年間着たものの、メルカリで9,000円で販売できました。これは驚き!

patagoniaのようなアウトドアブランドは値段が崩れにくいですし、メルカリでも一定の値段で売れるので飽きたらメルカリ販売がおすすめですよ。