休日にエンツォ・マーリの「sedia1」をつくってみました。
人生はじめての椅子づくりは、なかなかの出来栄えです(自画自賛)!
「Sedia1」は、1974年にイタリアを代表する工業デザイナー・Enzo Mari(エンツォ・マーリ)がデザインしたセルフメイド・チェア。
木材と釘だけで簡単に家具が組み立てられるということを具体化するプロジェクトの一環として生みだされ、椅子だけではなく、テーブルや棚、キャビネット、ベッドなど、さまざまな家具が発表されました。
図面や必要な材料の詳細は彼の著書「Autoprogettazione」に記されていますが、インターネット上でもいくつか図面が公開されています。
あわせて、材料もホームセンター等で購入しやすいサイズなので、誰でも簡単に家具づくりを楽しむことができる工夫がされています。
「sedia1」に必要な木材と釘をパッケージにした組み立てキットがインターネット上で販売されているのですが、なかなかのお値段(なんと四万円ッ!)。
だったら自分でつくってみよう!ということで休日DIYを思い立ったのでした。
上記の組み立てキットに含まれている材料はパイン材なのですが、今回はヒノキのフローリングの端材をつかって挑戦しました。
椅子なので長い板はいりませんし、少ない材料でつくることができるので、想像以上に簡単に椅子づくりが楽しむことができますよ。
以下の手順で制作しました。
1) 図面から必要となる材料を拾い出す|0.5時間
2) 材料を寸法にカット|1時間
3) インパクトドライバーとビスを使って組み立て|1時間
4) 紙ヤスリで角をなめらかに加工|0.5時間
5) 塗装|1時間
…結果、所要時間はざっくりと4時間。日曜日の午後からはじめて夕方には完成しました!
余ったフローリングの材料を必要な幅や長さにカットするのに時間がかかってしまいましたが、組み立て以降の工程は、インパクトドライバー/ビス/紙ヤスリ/塗料、程度しか必要ありませんので、サクサクと制作できました。
今回はすっかり写真撮影を忘れており、いちばん大事な制作過程がまったく分からない記事(笑)になってしまいましたが、次回は材料調達〜制作〜完成までの流れが分かるようにつくります!
昨年末に引っ越したばかりでほとんど家具も揃っていない我が家。
無いものだらけの我が家ですが、暮らしてみれば現状の生活に慣れてしまうもので「モノがなくてもなんとかなる」とすっかり開き直っていました…。
ですが、今回の椅子づくりで「暮らしの道具を自分でつくる楽しさ」に気づけたことが最大の収穫。
次は何を作ってみようかとワクワクしています。次回は表札と棚の制作を目論んでおります。
乞うご期待!つづく。