ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。
長野発・創業100年越えスキー用ポールブランド・シナノのトレランポール14.0を購入したのでレビューをします。いつか買おう買おう…と思いながらようやく購入することができました。
いざ実際に山でトレランポールを使ってみればなんと上りが楽なことでしょう!これはハマります。
ハダ
上州武尊140kはポール使用OKなので練習して使いこなすぞ!
創業100年を越える長野発スキーポールブランド・シナノ
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シナノは長野・佐久発のスキーポールブランド。
その歴史は古く1919年に生まれ、すでに創業100年を越える国内トップブランドです。
長きに渡り国内スキーポール市場をリードし、シェアNo1を維持しながら支えるポール加工技術が特徴の老舗企業です。
その技術を生かし、2010年からはトレイルランニング専用ポールを開発しています。
上のインスタグラムから雰囲気が分かるように、国内トップブランドながらもザ・地方のモノづくり中小企業という雰囲気にたいへん親近感がわきます。
安心のメイド・イン・ジャパン。一本一本丁寧にモノづくりをしている様子が伝わってきます。
トレランポールを購入するにあたってBlack Diamond「Distance Z」も検討したけれど、日本のモノづくりを買い物を通して応援したい気持ちもあり、シナノを選びました。
トレランポール14.0とは?
今回購入したのは、シナノのトレランポール14.0。
シナノは初心者向け「トレランポール14.0」とプロ上級者向け「トレランポール13.6Pro」とは2種類を製造販売しています。
トレランポール14.0とトレランポール13.6Proの比較
商品名 | トレランポール14.0 | トレランポール13.6Pro |
価格(税込) | 15,120円 | 19,440円 |
素材 | アルミφ14.0 | 超軽量アルミφ13.6 |
カラー | ブルー | レッド、ゴールド |
特徴 | 耐久性 | 軽量 |
重さ | 187g | 154g |
折り畳みサイズ | 32cm | 32cm |
*長さ115cm(身長167~172cm向け)の場合
比較すると上の表になります。
- 耐久性が高く軽量なアルミ製187g
- 長さ115cmポールが三つ折り32cmに折り畳み可能
- 紐を引くだけ!組み立て・分解が用意
黄色い紐を引っ張るだけで組み立て完成。
分解する際も同じ、紐を引っ張るだけ。
こんな簡素な作りなのかよ!とツッコミたくなりますが、精度が高く途中で紐が抜けたりすることはありません。
性能は文句ないのに残念なのはカラーリングです。
ポール部分の部分のメタリックブルーをはじめ、赤いフタ、黄色い紐。醸し出る戦隊モノ感…。
ポール部分は傷が付いて塗装も剥げるでしょうからブラックやシルバーにして欲しい。
今後の商品開発に期待です。
ストックの先ゴムはこんな感じ。
登山中の先ゴム落下防止のために開発された「落ちにくい先ゴム」という特許も取得しています。
実際にトレランポール14.0を使って走ってみた
さっそくトレイルで使ってみました。
ハダが暮らす岡山・西粟倉村の最北端・若杉原生林のトレイルがいつもの練習コースです。
「うわっ、上りがめっちゃ楽!」
「大苦手な上りが面白い!」
両手でポールを握って(両手がふさがった状態)で走ることに慣れていないので最初は戸惑いましたが、上りでも下りでもトレランポールがあることで随分と楽になります。
トレランポールには身体の一部となりバランスをとる役割、身体を持ち上げる際の支点となる役割がありますが、絶大に威力を発揮するのは急な上り。
急な上りは歩き続けると背中が曲がってしまい、(元々悪い)腰を痛めてしまいがち。
急峻な上りは、走れない→歩く→姿勢が悪くなる→腰が痛くなる→走れない…と悪循環に陥ることが多かったのですが、トレランポールに慣れてスピードのある上りができるようになればと思います。
トレランポールの役割は上りにしか求めていなかったのですが、急な下りもトレランポールがあることで前のめりに降りることができます。
どうしても重心が後ろに反れると足裏の接地面が踵側に寄って滑ってしまうことが多いですが、トレランポールがあると攻めた下りができますね
上りでのポールの使い方は小川壮太選手の動画がたいへん参考になります👆
トレイルランニング用ポールって実は少ない
100kmを越えるようなウルトラトレイルランニングレースでトレランポール仕様が許されているなら使わない手はありません。
なんてったって大苦手な上りの疲労度が全く違います。レース後半で余力のある上半身や腕の力を使って山を登れるので消耗しきった足が楽になります。
トレイルランニングは「いかに走るか」以上に「いかに疲れないか」「いかに回復するか」が重要なエンデュランススポーツですから使える手段は精一杯生かしたいものですね。
とはいうものの、あれだけアウトドアショップに登山・ハイキング用のポールはたくさん売られているのにトレラン用ポールは驚くほど種類が少ないです。
軽量性、コンパクト性、剛健性と求められる機能も高いのでお値段もお高め。
いつか壊れるものだしアフターサービスも重要視したいので国内ブランドのシナノは安心感があります。
トレランポールで言えば、「軽量だがポッキリ折れるカーボン製」VS「軽量性は劣るが折れずに曲がるアルミ製」議論もありますが、今回は1本目のトレランポールということもあり、無難に耐久性のあるアルミ製を選びました。
こちらが今回購入した初心者向けトレランポール14.0👆
上位モデルで軽量性がアップしたトレランポール13.6Pro👆
シナノと悩みに悩んだBlack Diamond。デザインはブラックダイヤモンドの勝ち👆