【ThruNite スルーナイト TC12】トレイルランニングにおすすめ ヘッドライトと併用する1,100ルーメンのハンドライト

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2のレビューです。

最大光束1,100ルーメン、重量84gUSB充電可能、Amazon6,995円と使い勝手の良いハンドライトです。

こんな人に読んで欲しい
  • トレイルランニングナイトラン用ハンドライトを探している
  • ヘッドライトと併用するのでバッテリーよりも最大光束を重視したい
  • 電池式ではなくUSB充電式が楽で好み

100kmを越えるウルトラトレイルランニングレースで必須となるナイトランで、ヘッドライトを着用する際の補助ライトとして購入しました。

ヘッドライト着用のみのナイトランの場合、照らしたい場所(トレイルやコースマーキング)に対して首を振って対応せねばならず首や目が疲れる印象があったのでハンドライトで補う作戦です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の特徴
  • 明るい長持ち軽いと三拍子揃ったコスパの良いハンドライト
  • 最大光束1,100ルーメンと明るいので夜間に遠方まで見渡しやすい
  • USB充電式なのでレース前に乾電池を買いに行く必要なし

今回紹介するThruNite(スルーナイト)TC12 V2は、V2とあるようにVer.2のバージョンアップ商品です。

前作V1に比べ、最大光束が1,100ルーメン1割ほどアップしました。

ThruNite(スルーナイト)は2009年創業の中国発ライトブランド

ThruNite(スルーナイト)は2009年創業の中国発のライトブランドです。

デザインや名前からアメリカ発のブランドかと思い込んでいましたが中国ブランドです。

ThruNite=Through Nightの略語ですね。

ハンドライト(ペンライト)を中心に様々な商品を展開していますが、いずれもを基調とした重厚感のあるデザインがウリです。

ホームセンターに売っているようなハンドライトはプラスチック製やオレンジ色ボタンなど安っぽいおもちゃ感のあるデザインも少なくありません。

ThruNiteは加工や表面処理の品質が高く、デザインに統一感があって好みです。

ハンドライトやヘッドライトはウェアとは違って2〜3年で買い換えるものではなく長く使い続けるギアなので飽きないデザインを選びたいですね。

メーカーが表示する光束(ルーメン)と点灯時間の表記に注意!

「ルーメンが高いと明るいんでしょ」「ルーメンの高さと点灯時間の長さだけを見ればいい」とライト選びの際には光束(ルーメン)と点灯時間のみを注視してしまいがちです。

しかし、「◎◎ルーメンで△△時間点灯」といったようにメーカーが表示する点灯時間の間ずっと一定の光束が維持されるわけではない点にご注意ください。

つまり、時間が経てば段々と暗くなるという前提でヘッドライトを選ぶ必要があります。

ライトにはANSI FL1という規格基準が採用されています。

これはライト唯一の規格で2009年に定められました。

ANSI FL1はさまざまなメーカーのライトを一定の基準で公正に比較するための規格です。

しかし、この規格は時間が経てば段々と暗くなるというライトには避けられない課題を曖昧にしています。

ANSI FL1では照射開始30秒後の出力を初期値とし初期値の10%に到達するまでの時間を点灯時間とする」という基準があります。

簡単に要約すると、1000ルーメン&点灯時間10時間のライトの場合、点灯直後は1000ルーメンの光束があっても、点灯10時間後の時点では100ルーメンの値しか無いということです。

つまり、点灯時間=一定の光束を維持できる時間ではないことにご注意ください。

「長時間点灯して光束が落ちても最低◎◎ルーメンは出力を維持したい」ということであれば、最低限求める出力よりも高い最大出力のライトを選ぶのが1つの選択肢と言えます。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の概要

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2概要は以下です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の概要
  • 価格 6,995円(税込)
  • 重さ 87g
  • 光束 最大1,100ルーメン(5段階切り替え+ストロボ)
  • 光色 寒色CW(クールホワイト)、暖色NW(ニュートラルホワイト)2種類
  • 距離 照射距離最大240m
  • 温度 対応温度−40℃〜80℃
  • 防水 IPX8(ある程度継続して水没していても内部に浸水しない)
  • 衝撃 耐衝撃性1m
  • 充電 USB充電(電池は18650・3400mAh
  • 付属 収納用ホルスター、予備Oリング、ストラップ、ポケットクリップ、USB充電コード
  • 製造 中国
  • 発売 2017年12月

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2は「明るい、長持ち、軽い」を満たすUSB充電式ハンドライトです。

最大光束1,100ルーメン、重量84gUSB充電IPX8防水とアウトドアアクティビティに必要な機能を一通り揃えています。

サイドボタンテールボタンの2種類しかありませんので操作が簡単な点も良いですね。

ボタンの押し心地が非常に良く気持ち良いのも見逃せないポイント。

手袋を着用したままでも操作できます。

地味に嬉しいのは収納用ホルスターストラップ類が付属している点です。

ホルスターごとザックに収納できるとザック内で見つけやすいですし傷も付きにくいですね。

さらに手に持って使うハンドライトですがストラップを手首に巻いておけば落としてしまうこともありません

ライトと言えば、気になるのはルーメンに対する点灯時間です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2は5段階+ストロボで調整が可能です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の概要
  • Strobe 1100ルーメン・3.6時間
  • Turbo 1100ルーメン・2.2時間
  • High 472ルーメン・3.4時間
  • Medium 200ルーメン・8.7時間
  • Low  21ルーメン・2.5日間
  • Firefly 0.5 ルーメン・49日間

猟師のハダは夜間や早朝にくくり罠の見回りをすることが多いのですが、TC12を車に積んでおいていつでも見回りができるようにしています。

最大光束1,100ルーメンと明るいので遠くの山を駆け上る鹿でも照らすことができて便利です。

照射距離最大240mだけあって遠くまで照らせるのは狩猟で重宝します。

テールボタンでライトのオン・オフ、サイドボタンをポチポチと押すとFirefly→Low→Mid→High→Turboと順々に切り替えができ、点灯時にサイドボタンを1秒間長押しするとStrobeモード(12.5HZ)に入ります。

ハダはトレイルランニング用ヘッドライトとの併用をメインに考えています。

ヘッドライトもハンドライトも200ルーメンほどの光束に設定し、ヘッドライトで全面を照らしながら、ハンドライトで進行方向や足元を照らして使う予定です。

最大光束1,100ルーメンと明るいので、ナイトラン中にコースマーキングを見失っても遠方まで探すことができるのが良いですね。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の気になる点

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の気になる点は以下です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の気になる点
  • 照射範囲の調整ができない
  • 夜通しのナイトランに対応するバッテリーは無い
  • MediumLowの間の100ルーメンほどの明るさ設定が欲しい

照射範囲を絞ったり広げたりできないのが懸念点。

山中のハンドライトの使い方としてはピンポイントを明るく照らすシーンが多いのですが、足元や手元を照らしたい時に照射範囲が狭過ぎると感じることがあります。

ヘッドライトと併用してハンドライトは200ルーメン設定で足元や進行方向を照らすことが多いのですが、Medium:200ルーメンで8.7時間とバッテリーの持ちが中途半端に感じます。

「このモードなら一晩は照らし続けることができる」という安心感が欲しいところ。

その下のLow:21ルーメンで2.5日間では暗過ぎるので、100ルーメンで15時間あたりのバランス感が欲しいですね。

ライトを購入する際は最大光束量(ルーメン)ばかりに目が行きがちですが、時間が経てば段々と暗くなるというライトには避けられない課題があるので、重要なのは時間経過に対する明るさの維持率かなと思います。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の特徴

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の特徴は以下です。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の特徴
  • 明るい長持ち軽いと三拍子揃ったコスパの良いハンドライト
  • 最大光束1,100ルーメンと明るいので夜間に遠方まで見渡しやすい
  • USB充電式なのでレース前に乾電池を買いに行く必要なし

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2は「明るい、長持ち、軽い」を満たすUSB充電式ハンドライトです。

最大光束1,100ルーメン、重量84gUSB充電IPX8防水とアウトドアアクティビティに必要な機能を一通り揃えていながらAmazon6,995円と買いやすい価格設定です。

最大光束1,100ルーメンと明るいので夜間に遠方まで見渡しやすいので、トレイルランニングのナイトランでコースマーキングを見失った際に重宝しそうです。

地味に嬉しいのがUSB充電式という点。

乾電池式の場合、レース参加に当たって新品の乾電池に入れ替えることが多く、中途半端に電池残量の残った乾電池が増えてしまいがち。

USB充電式ならモバイルバッテリーで充電し直すことができますし、無駄な荷物も増えません。

モード切替時にサイドボタン中心部のライトが光り、電池残量を教えてくれます。→:20%超、:10〜20%、赤点滅:10%未満(要充電)。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2の購入方法

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2は公式オンラインストアAmazon楽天市場等で購入することができます。

最大光束1100ルーメン、重量87gUSB充電可能と使い勝手の良いハンドライトなので1台持っておくと便利です。

光色の異なるCW(クールホワイト)NW(ニュートラルホワイト)の2種類の光色があり、 寒色系 or 暖色系を選ぶことができます。

パキッとした青白い光は目が疲れる印象がある点と山での利用がメインである点からハダはNWを購入しました。

ThruNite(スルーナイト)TC12 V2はAmazonでは6,995円で購入することができます。

編集後記

猟師のハダは夜間や早朝にくくり罠の見回りをすることが多いのですが、TC12を車に積んでおいていつでも見回りができるようにしています。最大光束1,100ルーメンと明るいので遠くの山を駆け上る鹿でも照らすことができて便利です。

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