東京・世田谷発サイクリングブランド・Velo Spica(ヴェロスピカ)の定番キャップ・P.S.C Capのレビューです。
いわゆる短ツバ(ショートブリム)のキャップでランニングやサイクリングに被れる日本製キャップです。
- トレイルランニング用の短ツバキャップを探している
- 派手なデザインは苦手なので落ち着いたカラーが好み
- 頭が大きいのでキャップが似合うか不安…
Run boys! Run girls!のオリジナルブランド・This is my sportwearやRawLow Mountain WorksのVelo Spicaコラボレーションキャップを購入・着用しています。
その被り心地や機能性に大満足だったので、今度はVelo Spicaオリジナル商品のP.S.C Capも購入しました。
- 通気性や速乾性に優れたサプレックスナイロン採用
- フィット感が高いので風に飛ばされない
- 安心の日本製で生地や縫製しっかり 長く愛用できる
P.S.CはPig Snout Campの略。
アウトドアザックに取り付けられることの多いピッケルホルダー(ピッケル=登山用ツルハシ)がブタの鼻のようなデザインであることからブタ鼻と呼ばれます。
P.S.C Capはキャップ背面に象徴的に取り付けられた牛革のブタ鼻からその名前が名付けられているようです。
安心の日本製で日本人の頭の形に合ったデザインになっているので頭の大きいハダでも非常に被り心地の良いキャップですよ。
東京・世田谷発サイクリングブランド・Velo Spica
Velo Spica P.S.C Capの概要
牛革のブタ鼻の2本穴はVとSの形に掘られている
Velo Spica P.S.C Capの概要は以下です。
- 価格 6,160円
- カラー ネイビー、オリーブ、カモ柄等
- サイズ フリーサイズ(≒55〜63cm)
- 素材 フロント・トップ・つば:ナイロン100%(SUPPLEX®︎NYLON )、サイドメッシュ:ポリエステル 100%、タブ:牛革
- 仕様 バンジーコード+コードロックによるサイズ調整
トレイルランニングブランドの短ツバキャップはド派手なプリントやカラーなど主張が激しいものが多いのですが、P.S.C Capは落ち着いたカラーとデザインが魅力です。
フリーサイズ&ジェンダーレスのデザインなので男女問わず着用することができます。
サプレックスナイロンやサイドメッシュは生地にコシがありシルエットをきれいに保ちます。
サイズ調整はバンジーコード+コードロックを採用しているのが新鮮ですね。
頭にフィットしたシルエットで風に飛ばされにくい
Velo SpicaのフラッグシップモデルであるP.S.C Capは少しずつ改良・アップデートを重ねながら進化し続けています。
メッシュはより通気性が高く、汗の吸収の良いファブリックに切り替え。
(よく見かけるパタゴニアのダックビル・キャップのメッシュではありません、生地がより厚くしっかりしてます)
つば芯はやや柔らかいものに変更し、長時間のライドやトレランなどにも頭への圧迫やストレスが軽減されました。
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販売初期のものはブタ鼻がフロントに縫い付けられており、オールドスクールなアウトドアテイストのデザインでした。
牛革ブタ鼻も以前は茶色のものでしたが、2020年9月現在はダークグレー色に切り替わり、洗練され大人っぽい印象になりましたね。
ツバに適度な固さがあるのでツバを跳ね上げるフリップアップが非常にしやすい
帽体フロント・トップにはデュポン社のハイテク素材・SUPPLEX®︎NYLONを使用しています。
サプレックスナイロンは、強度・通気・速乾性に優れ、快適でドライな肌触りをキープします。
90年代にアウトドアウェアなどによく使われていた生地だそうで生地の質感が非常に良いです。
サイクリングブランドのVelo Spicaだけあり、ヘルメット下でフィットするよう頭の形にぴったりと添うサイクルキャップならではのフィット感があります。
もちろんツバを上に跳ね上げて被るフリップアップも可能です。
ツバが固いのでふにゃっとフリップアップするのではなく、ピンと切り替えられます。
Velo Spica P.S.C Capの気になる点
ツバは適度に固さがあるのでふにゃふにゃしない
Velo Spica P.S.C Capの気になる点は以下です。
- ツバが固めで細いシルエット
- 洗濯を繰り返した際の牛革ブタ鼻の経年変化
- フィット感の高いデザインなので頭が大きいと似合いにくい
パタゴニアのダックビル・キャップやエルドレッソの短ツバキャップと比較するとツバが固めで細いシルエットをしています。
キツく絞め上げフリップアップするとツバが額と当たって違和感を感じるのでサイズ調整がキモ。
ツバが固い分、小さく畳んでウエストバッグやザックには収納しにくそうです。
サイクリングキャップなのでヘルメットを被った際にツバのシルエットが崩れにくいようにしているのでしょうか。
サプレックスナイロンを使用した帽体
P.S.C Capの特徴とも言えるブタ鼻は牛革製。
しかもよく見ると鼻穴2本がVelo SpicaのVとSの文字になっています。こういうひと手間が好き。
しかし、大量の汗をかき、洗濯を繰り返した際の牛革の経年変化が気になります。
汗をかくので着用する度に洗濯することになりますが、牛革ゆえに縮んだり剥げたりしないかが心配。
それもまた牛革の味だとは思いますがどう変化していくのかが今のところ分かりません。
ちなみにVelo Spicaの公式サイトでは手洗いによる洗濯 or 洗濯ネット使用を推奨しています。
お手入れは基本的に手洗いをお勧めしております。洗濯機を使用する場合は洗濯ネットをお使い下さい。生地は汗を吸った状態で放置しますと黄ばみや変色の原因となりますので適度な洗濯をお願い致します。
サイズ調整はバンジーコード+コードロック
サイクリングキャップなのでトレイルランナー御用達の短ツバキャップと比較すると頭にフィットするシルエットに仕上がっています。
またサイズ調整はバンジーコード+コードロックでスッキリしているので後ろ向きに被ると額が丸見え。
ベルト調整式やパチパチとロックするストラップ式とはかなり印象が異なるので、ただでさえ頭が大きいハダの頭がさらに大きく見えないか心配ですw
Velo Spica P.S.C Capの特徴
ツバは短くショートブリム型なのでヘッドライトと干渉しにくい
Velo Spica P.S.C Capの特徴は以下です。
- 通気性や速乾性に優れたサプレックスナイロン採用
- フィット感が高いので風に飛ばされない
- 安心の日本製で生地や縫製しっかり 長く愛用できる
Velo Spica P.S.C Capにはデュポン社のハイテク素材・SUPPLEX®︎NYLONを使用しています。
- 通常のナイロンより26〜36%柔らかい、軽量
- 高い耐摩耗性
- 撥水性、綿よりも速乾性に優れている
- 高い通気性
- 天然素材に近い質感・生地感
- 色褪せしにくい、シワになりにくい
- お手入れが簡単
- UVカット
と良いところづくめで90年代のアウトドアギアやウェアによく使われていた素材です。
Velo Spicaの公式ブログによると「性能だけじゃなく90sの空気感を持った素材というところも大変ポイントが高くて、敢えていうなら一周回って、今な素材」とサプレックスナイロンへの強いこだわりを感じます。
現行モデルは不明ですが、パタゴニアのバギーズ・ショーツにもサプレックスナイロンが使われていた時期があり、色味や生地感はパタゴニアのバギーズ・ショーツに非常によく似ています。
パタゴニアのダックビル・キャップより厚みのあるメッシュ
Velo Spica P.S.C Capはサイクリングキャップなのでツバは固め・フィット感は高めです。
ツバを跳ね上げてもヘルメットの重さでライド中にツバが元に戻ってしまうことのないように固めのツバを採用していますが、長時間の着用で圧迫感や硬さにストレスを感じないように適度に柔らかい素材を使っています。
フィット感が高いので風の強い中でのランニングでも風に飛ばされることはほとんどありません。
100kmを越えるようなウルトラトレイルレースになるとナイトランパートが入りますが、キャップの上にヘッドライトを着用しても揺れにくい・ツバが干渉しにくいのが良いですね。
安心の日本製で縫製が非常にしっかりしている
Velo Spicaのキャップは安心の日本製。
生地の選択や縫製も丁寧でしっかりと作り込まれていることがよく分かります。
タウンユース用キャップと比較するとアクティビティ用キャップは汗を大量にかくので洗濯回数も多くなりがちですが、生地や縫製がしっかりしているので長く愛用できそうな印象を受けます。
Velo Spica P.S.C Capの購入方法
生地にコシがあるのでくたっとしにくい
Velo Spica P.S.C Capは公式オンラインストアやBLACK BRICK等のアウトドアショップで購入することができます。
製造数に限りがあり、販売開始・即売り切れも多い人気商品なので、InstagramやFacebookで販売情報をキャッチアップするのがおすすめです。
Velo Spicaの公式ブログは更新頻度は高くないものの、キャップ開発のこだわりや開発秘話が書かれているので非常に面白いですよ。
東京・世田谷発サイクリングブランド・Velo Spica
トレイルランニング用キャップはウェアに比べ商品数も少なく、レビューや着用写真が少ないので「自分に似合うかどうか」が非常に分かりにくいです。
ハダが愛用するランニング用の短ツバキャップやハットをいくつかまとめたので興味のある方はぜひご覧ください。
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2020年はコロナ禍でレース開催はほとんどないのですが、毎日のように練習で走るのでランニングウェアやギアに食指が動きがち。キャップはサイズで悩むことがないし、ウェア以上に気分がアガるのでついついポチってしまいます…