張り巡らされた電気柵の隙間から侵入するシカ

西粟倉村は2日間で計40cm以上の積雪。久しぶりにどかっと雪が降りました。さぁ、雪かきが大変です。

いつも車で通る罠場へと向かう道

 

いつも車で向かう罠場にも歩いてしか向かうことができませんし、肝心の罠も設置場所も分からなくなってしまいました。

雪に埋もれた罠は、獣が踏んでも罠が凍っていたり、雪の重みで作動しないことが多いのですべての罠をかけ直すようにしています。

罠を隠す土や落ち葉ももちろん雪の下なので罠をかけ直すのに苦労します。苦労して罠を掛け直した周辺は自分の足跡がいっぱい。なんとも怪しい様子になってしまうし、獣も警戒してしまいそう。

自宅隣の坂道に残るシカの足跡

 

雪が降った翌朝の見回りは暗いし寒いし辛いのですが、獣の足跡がはっきり分かることが唯一の楽しみです。自宅の隣道にもシカが歩いた跡がたくさん残っていました。おお、来てますねぇ。

「ほんまにのぅ、畑を荒らされてかなわんのじゃ」隣のおっちゃんおばちゃんの畑にシカが侵入し、白菜が食べられてしまったそう。かわいそうに。

ゆるんだ電気柵のワイヤーの間から侵入したシカの足跡

 

自宅のある地区には1.5mほどの高さの電気柵をしっかりと張り巡らせてあります。触れるとビリっと痛いんです。

皆さん自分の畑を守るために結構なお金をかけてシカ対策をしています。電気柵は1mあたり500円以上はするので費用も馬鹿になりません。

電気柵のワイヤーがゆるんでいる

 

シカが何処から侵入しているのか調べるべく近所を散策してみました。すると、電気柵のワイヤーが緩んでいたり、電気柵のワイヤーが埋もれた場所からシカが侵入した跡がたくさんあったのでした。

雪がない時は「電気柵が張り巡らせてあるのに何処から入ってくるんだろう?」と思っていたのですが、電気柵の隙間から入ってくるシカもたくさん居るんですね。

電気柵に4本あるワイヤーの一番下が雪に埋まっている

 

雪がある時とない時で獣の移動経路も違うとは思いますが、雪の上に残った足跡を頼りに罠を掛け直しました。「お、こんな道を通っていたんだ」と新たに気づくこともたくさん。明日にはシカが掛かっていると嬉しいな。