【パタゴニア フーディニ・エア・ジャケット&フーディニ・ジャケット】見た目ほぼ一緒だから比較してみた

ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。

今回は、2019年に登場したパタゴニアの軽量耐候ジャケット、フーディニ・エア・ジャケットと、パタゴニアの定番製品のフーディニ・ジャケットを比較したレビューです。

名前は「エア」が付いただけですが、機能にはどんな違いがあるのでしょうか?

こんな人に読んで欲しい
  • フーディニ・エア・ジャケットの機能性が知りたい
  • フーディニ・ジャケットとどう違うのか知りたい
  • それぞれのサイズ生地感を知りたい

フーディニ・エア・ジャケットは、フーディニとエアシェッドの中間に位置するジャケットと公式サイトでも説明がありますが、いまいち分かりづらい。

とにかく、見た目の違いがほとんどないのに価格差が大きく機能の違いが分かりにくいので、違いを比較しました。

ハダ

フーディニ・エア・ジャケットもフーディニ・ジャケットも、ポケットに収まるサイズに収納できて持ち運びやすいのに、耐候性が高く使い勝手の良いジャケットです。ランニングにおすすめ!

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの概要

まずはフーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの見た目を比較してみましょう。

左)フーディニ・エア・ジャケット、右)フーディニ・ジャケット

ハダ

見た目がほぼ一緒!これでは違いがまったく分かりません…!

次に、フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの概要を比較してみます。

製品名 フーディニ・エア・ジャケット フーディニ・ジャケット
価格
(税込)
23,100円 14,850円
重さ 116g 105g
素材 ダブル織り1.4オンス・ナイロン90%(リサイクル・ナイロン51%)/ポリエステル10% 1.2オンス・リップストップ・リサイクル・ナイロン100%
DWR
(耐久性撥水)
フィット スリム・フィット スリム・フィット
説明 フーディニとエアシェッドの中間に位置するジャケット どこへでも携帯できるリサイクル・ナイロン100%製ジャケット
サイズ S S

ハダ

値段重さくらいしか違いが分からない…

左)フーディニ・エア・ジャケット、右)フーディニ・ジャケット

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットを比較してトピックをまとめました。

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの比較トピック
  • フーディニ・エア・ジャケットの方が高く、価格差8,250円
  • フーディニ・エア・ジャケットの方が11g重い
  • フーディニ・エア・ジャケットの生地はダブル織り
  • フーディニ・エア・ジャケットの生地はリサイクル素材100%ではない

まず驚くのはその価格差。8,250円の違いは大きいですね。

そして、エアと付いているフーディニ・エア・ジャケットの方が11g重いという事実。

その理由は、フーディニ・エア・ジャケットがダブル織りかつ1.4オンス生地を使用しており、フーディニ・ジャケットの1.2オンス生地と比べ重いためでしょう。

また、フーディニ・エア・ジャケットはフーディニ・ジャケットのようにリサイクル素材100%ではありません

ハダ

この比較だけでは、8,250円もの価格差の違いが分かりませんね。

フーディニ・エア・ジャケットはフーディニとエアシェッドの中間

フーディニ・エア・ジャケットは171cm&66kgでSサイズを着用

パタゴニア公式サイトでは、フーディニ・エア・ジャケットのことをフーディニとエアシェッドの中間に位置するジャケットと説明しています。

ではエアシェッドとはどんな商品なのでしょうか?

エアシェッド・プルオーバー

パタゴニア製品には、エアシェッド・プルオーバーという製品があります。

お値段は18,150円(税込)。値段までフーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの中間に位置しています。

公式サイトには、伸縮性と通気性を備えベースレイヤーの上にスムーズにフィットし、適度な保温性と耐風性を提供するプルオーバー革新的なナノエア・ジャケットに似たシェル素材を使用、とあります。

エアシェッド・プルオーバーの特徴
  • 通気性を提供しながら風雨をかわし、ベースレイヤーと薄手のシェルの間にしなやかにフィット
  • 革新的なナノエア製品から派生したエアシェッドはDWR(耐久性撥水)加工済みのソフトで伸縮性に優れた生地
  • 薄手のTシャツの上でも保温性のあるアンダーレイヤーの上でも優れた通気性と速乾性を発揮

ハダ

エアシェッドの説明を読んでいると、通気性を強調している印象を受けます。

つまり、フーディニ・エア・ジャケットは、フーディニ・ジャケットにエアシェッドの通気性を加えた機能性を持っているということでしょう。

フーディニの弱点は「激しい運動時の蒸れ」

フーディニ・ジャケットは171cm&66kgでSサイズを着用

フーディニ・ジャケットは、コンパクトに収納でき携行性に優れており、防風性の高い耐候性ジャケットです。

DWR(耐久性撥水)加工で軽い雨なら弾いてしまうので、トレイルランニングで活躍しています。ザックやパンツのポケットに忍ばせておけば肌寒い天候やランニング後の汗冷え対策に役立ちます。

また、カバンに入れて持ち運びやすいので、春夏秋の保温着としてタウンユースでも愛用しています。

【パタゴニア フーディニ・ジャケット】ランニングやタウンユースで大活躍するコンパクト防風ジャケット

以前、こちらの記事に書きましたが、ただ一点、フーディニ・ジャケットには弱点があります。

それは激しい運動時の蒸れです。

特にトレイルランニングなど長時間の激しい運動で汗を掻いた状態で着用すると、フーディニ・ジャケットと素肌が汗でくっついて不快感を感じることもあります。とくによく動かす腕周りが気になります。

フーディニの弱点を軽減したフーディニ・エア・ジャケット

フーディニ・エア・ジャケットはフーディニの弱点である通気性や蒸れを軽減した製品

つまり、フーディニ・エア・ジャケットは、フーディニとエアシェッドの中間に位置するジャケットと説明がありましたが、以下の特徴を持っていると言えます。

  • フーディニ軽量・携行性、防風性、耐候性
  • エアシェッド通気性・伸縮性

見た目はほぼ同じ価格差は大きく、その違いが分かりにくいですが、フーディニ・エアジャケットのポイントは通気性です。

2019年10月のOSJ氷ノ山山系トレイルレース78kでフーディニ・エア・ジャケット着用

2019年10月に出場したOSJ氷ノ山山系トレイルレース78kでは、パタゴニアのキャプリーン・クール・トレイル・シャツを着用し、上からフーディニ・エア・ジャケットを羽織り、レースに出場しました。

【OSJ氷ノ山山系トレイルレース2019】兵庫県最高峰・氷ノ山が舞台の78kmトレイルを地下足袋完走

10月末の兵庫県でのレースということもあり、Tシャツ1枚では肌寒いと感じることも多く、フーディニ・エア・ジャケットを着たり脱いだりしながら走っていました。

途中に大雨が降り、レインジャケット代わりにフーディニ・エア・ジャケットで雨を凌ぐシーンもありました。

レース中に感じたのは確かにフーディニ・エア・ジャケットはフーディニ・ジャケットに比べて蒸れにくい印象でした。

特にジャケットが肌に張り付くこともなく、サラッとした着心地で過ごすことができました。

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの違い

左)フーディニ・エア・ジャケットはダブル織りでサラッとした裏地が特徴

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの機能性の違いは通気性ですが、細かい仕様の違いを比較します。

  • 裏地の違い … フーディニ・エア・ジャケットはダブル織でサラッとした生地
  • サイズ感の違い … フーディニ・ジャケットの方がタイトなシルエット
  • 細部の違い … 袖や裾、フードなどに細かい違いあり

フーディニ・エア・ジャケットの裾はラウンド型

フーディニ・エア・ジャケットの方が、フーディニ・ジャケットよりも若干ゆったりしたシルエットをしています。

裾はラウンド型でお尻を覆うような形をしています。お尻が大きいので隠せて助かります。

ジャケットを胸ポケットに入れることでコンパクトに収納できる

フーディニシリーズの特徴である、折り畳んだ際のコンパクト加減はいずれも同程度。

ただ、フーディニ・エア・ジャケットの方がジッパーが紐付きだったり縫製が二重になっていたりと仕様が細かく丁寧です。

フーディニ・エア・ジャケットの袖はラウンド型

裾に大きな違いはありませんが、フーディニ・エア・ジャケットの方がラウンド型で手首を覆うようになっています。

フードの形が異なる

性能に違いはほとんどないと思いますが、フード部分のシングルプルの形も異なります。

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの比較まとめ

フーディニ・ジャケットはフーディニ・エア・ジャケットよりもタイトなシルエット

説明が長くなってしまいましたが、フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの違いをまとめると以下です。

  • 価格差は8,250円
  • その違いは、フーディニの弱点である「激しい運動時の蒸れ」を通気性で解決
  • フーディニ・エア・ジャケットはサラッとした裏地
  • フーディニ・ジャケットの方がシルエットがタイト
  • 細かいディテールは異なる

この8,250円の価格差をどう捉えるかですが、トレイルランニングやタウンユースでフーディニをヘビーユースしているハダとしてはフーディニ・エア・ジャケットのさらっとした着心地と通気性には満足しています。

ただ、初めてフーディニシリーズを購入する方は様子見としてフーディニを買うことをおすすめします。

8,250円あったらTシャツやパンツなどもう1着ウェアを購入できますからね。

フーディニ・エア・ジャケットとフーディニ・ジャケットの購入方法

パタゴニア店舗、パタゴニア公式サイト、アウトドアショップ、楽天など、購入方法はたくさんあります。

特にフーディニ・ジャケットはパタゴニアの定番ジャケットなので、中古品や並行輸入品も多く、手に入りやすいと思います。

発売年によってカラーリングにも特徴があるのでお気に入りを見つけてください。

ただ、フーディニ・エア・ジャケットは2019年に登場した新商品のため、購入できるお店が限られているのでパタゴニア店舗や公式サイトでの購入がおすすめです。

ハダ

タウンユースではフーディニ・ジャケットで十分ですが、標高差の激しい山や雨風の中を走ることもあるトレイルランニングではフーディニ・エア・ジャケットがおすすめです。

フーディニの弱点「激しい運動時の蒸れ」を克服するフーディニ・エア・ジャケット👆

コスパ重視で流通量も多く手に入りやすいフーディニ・ジャケット👆

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