ランニングサンダル「ワラーチ」をDIYして走って分かったメリット・デメリットまとめ

自作ワラーチで走っています、ハダです。

今まで5足以上のワラーチ(=ランニングサンダル)を自作して走ってきたのですが、だいぶワラーチのメリット・デメリットが見えてきたのでまとめてみました。

ハダ

ワラーチで走るだけではなく、自分の足に合わせてワラーチを作る楽しさも味わえますよ

ワラーチの作り方にそもそも正解はない

過去に5足以上ワラーチを作りましたが、材料や結び方はこちらの記事にまとめました👇

【ワラーチDIY】材料2種類&費用3,000円のランニングサンダルの作り方や結び方を解説

木村東吉式ワラーチMAN SANDALなどワラーチのDIY方法はインターネット上に数え切れないくらいたくさんあります。

ワラーチは紐の結び方を少し変更するだけでフィット感が大きく変わりますし、ソールが3mm厚くなっただけで足裏から伝わる路面の情報も大きく変わります。

ワラーチのDIY方法には正解があるわけではないので、自分に合った走り方自分の足にフィットするワラーチを作り出すプロセスに価値があると思っています。ハダも作って走って日夜研究中です。

走行距離600kmを越えても平気なワラーチ

上の記事に詳しいDIY方法は解説してありますが、ハダのお気に入りワラーチはこちら。

見た目がサンダルみたいでかわいいし、ランニングシューズと同じように紐の結び目が足甲にあって結びやすいことがポイントです。

必要な材料

ビブラムシート8338:厚み7mm 1,700円程度

パラシュートコード:4mm径・中芯9本タイプ 1,200円程度

穴あけポンチ:4mm径 100均で購入可

ビブラムシートとパラシュートコードのわずか2種類の材料で作ることができるワラーチです。制作時間は2時間程度。費用は3,000円と掛かりませんし、Amazonでポチることができます。

上の3つの材料と道具があれば作ることができるので非常に簡単ですよ👆

で、気づいたらこのお気に入りのワラーチの合計走行距離が600kmを越えていたんです。

気づかないうちにずいぶんとワラーチで走ったんだなぁと嬉しくなりました。

すっかりビブラムソールが自分の足裏の形に沿った形状になってしまいました。

走っていると、写真のようにパラコードが擦り切れて中糸(白い糸)が丸見えになってしまうので、パラコードは1度だけ交換しています。

20分ほどでパラコードを交換できてしまうのもワラーチの良い点ですね。

しかし、ビブラムシート自体は600km以上走っても致命的な劣化がないことに驚きました。足裏の形に沿って凹んでいますが、まだまだ走ることができそうです。この感じなら1,000kmも可能ですね。

1万円以上するランニングシューズに比べるとコストパフォーマンスが高いです。素晴らしい…!

ワラーチのメリットとデメリットをまとめてみた

ワラーチで走っていると「足は痛くないの?」「怪我しないの?」と心配されることも多いのですが、その都度「ドMなんです」「修行です」と冗談半分に答えていました(笑)

ただ、ワラーチにはランナーの変わった趣味で終わるにはもったいない素晴らしさが満載なので、改めてワラーチを作って走って感じたメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット
  • フォアフット走法で走りやすい
    ソールが薄いので踵着地は不可能、自然とフォアフット走法になります
  • 足指を使って走りやすい
    特に上りなどは足指を使ってギュッと踏ん張れます
  • 足裏から路面情報を感じ取れる
    小石を踏んでは悶絶しますが、路面の状況を読み取って走るクセがつきます

デメリット
  • ランニングフォームが崩れると、足指や足裏にマメができやすい
    長時間長距離でも変わらないフォームを身につける必要あり
  • トレイル(未舗装路)では怪我しやすい
    素足に枝が刺さったり、石に指をぶつけたりする
  • トレイルレースではワラーチが認められていないことが多い
    マラソンは大丈夫だが、トレイルランニングは山ということもあり制限厳しい

いつかウルトラマラソンやトレランレースでワラーチデビューしたいと思いながらも、ワラーチで長時間長距離を走れる走力も無く、ハーフマラソンデビューが精一杯です。

ただ、67kmの距離をワラーチでゆっくり走ることはできたので、耐性は少しずつ付いてきた模様。

距離が伸びてもフォームが崩れないようにしないといけませんね。

軽量ゼロドロップ薄型ソール・丸五「万年縫付7枚」はフォアフット走法向きの地下足袋

ワラーチほどのベアフット感は味わえませんが、トレイルを走るなら足を保護しつつソールが薄い地下足袋もおすすめです👆