「京都には1,000m越えの山がないので、累積標高を稼ぐのに苦労するんですよ」「その点、西粟倉には近くにこんな山があって素晴らしいですね」
つい先週、はてなブックマークやはてなブログでお馴染み京都のITベンチャー・はてなの会長・近藤さんと一緒に西粟倉村の山を走らせていただく機会をいただいたのでした(ありがたや!)。
コースは駒ノ尾山・登山口〜駒ノ尾山・山頂〜鍋ヶ谷山〜船木山〜後山・山頂、と岡山県最高峰の後山(1,344m)を中心とした縦走トレイル往復10kmのショートコース。
自分のお気に入りの練習コースを憧れの近藤さんと走るのはめちゃめちゃ嬉しい。一方で、なんだか恥ずかしい気持ちにもなったのでした(何故?)。
普段はおひとりさまで練習するばかりなので、誰かと一緒に山を走りながら、お話しできることはとても新鮮で楽しい。あっという間の2時間だったのでした。
2週間前に海外レースで100km越えのウルトラトレイルレースに出たばかりにも関わらず、近藤さんの足は軽い、速い、うまい。そして、近藤さんから伺った冒頭の言葉が印象に残っています。
どうやら京都のトレイルランナーは累積標高を稼ぐため、道を変えては一つの山を何度も登ったりするらしい。それが標高1,000m越えの山がない京都で累積標高を稼ぐための工夫の一つとのこと。そんな練習方法があるのか!
レースでは難易度の指標として意識していたものの、普段の練習をする上で、累積標高を稼ぐことはまったく意識していなかったのでした。
標高差の激しい西粟倉村を生かさない手はない!ということで調べてみると、自宅〜後山までの総距離13-14kmで1,000m以上の累積標高を得られることが判明。こりゃぁいい!
林道を走ればトレイル(未舗装路)の割合もかなり増やすことができそう。ということで早く走りたくてうずうず。最近は地図ばかりを眺めている。まだまだ走ったことのない山がたくさんあるのだ。
すっかり日々の練習にマンネリ化していた昨今。知らず知らずのうちに走行頻度や月間走行距離を言い訳に、なんとなく現状に満足していた自分だったのですが、トレイルコースを開拓する楽しさを教えていただいたのでした。
3ヶ月後には人生初の70km越えのロングトレイルレース「OSJ氷ノ山山系トレイルレース」に挑戦する。不安だ。もっと走れ、俺。