【インナー・ファクト ソフトフラスク&カップ】トレランに必要不可欠なコスパ抜群ボトル

ランニング用ソックスメーカーのインナー・ファクトソフトフラスクのレビューです。

サロモンやアルティメイトディレクションなどメジャーブランドでは真似できないコストパフォーマンス抜群のソフトフラスクです。

こんな人に読んで欲しい
  • ハードボトルではなくソフトフラスク派のランナー
  • ソフトフラスクを買い換えようと思っている
  • どのブランドのものが良いか分からない

トレイルランニングは補給食や水分をザックに詰め込んで山を長時間&長距離走る山岳スポーツです。

ウェアやシューズなどギアにはこだわるものの、ソフトフラスクはザックに付属されていたものをそのまま使っているというランナーも多いかもしれません。

今回はなかなか注目を浴びることがない、しかし、トレイルランニングにおいて重要な水分補給に欠かせないソフトフラスクについて書きました。

インナー・ファクト ソフトフラスクの特徴まとめ
  • 500mlで1本1,650円〜とコストパフォーマンス抜群
  • 飲み口の形状が選べる3タイプ(垂直45度ストロー
  • どのブランドのザックにも収納しやすいベーシックな形状

ランニング用ソックスメーカー、インナー・ファクトとは?

ランニング用ソックス専門メーカー、インナー・ファクトの概要は以下です。

インナー・ファクト

2018年4月に首藤浩太さんが広島で株式会社インナー・ファクトを創業。

首藤浩太さんは2015年に株式会社Itoitex(現itoix)を設立し、2017年に代表取締役を辞任

*首藤浩太さんの退社、インナー・ファクト創業後にItoitex(イトイテックス)itoix(イトイエックス)に社名変更しています

Itoitex(現itoix)もまた、言わずとしれたランニングソックス専門メーカーです。

和紙素材を使ったランニングソックスを展開しています。

インナー・ファクトおよびItoitex(itoix)はいずれも首藤浩太さんが立ち上げたブランド。

首藤浩太さんの経歴は、2015年Itoitex創業→2017年退社→2018年インナー・ファクト創業という流れ。

さらに遡ると、インナー・ファクトのブログにもあるように、首藤浩太さんは大学卒業→ドラッグストア・コスモス→鞄メーカー・サムソナイト→キャリーケース・リモワ→フリーランスで営業代行→Itoitex立ち上げ→インナーファクト創業…と経歴が非常に面白い方でもあります。

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インナー・ファクト ソフトフラスクの概要

ソフトフラスク3種の外観

インナー・ファクト ソフトフラスクの概要は以下です。

インナー・ファクト ソフトフラスクの概要
  • 価格 垂直:1,650円、45度:1,760円、ストロー:1,870円(税込)
  • 素材 TPU(熱可塑性ポリウレタン)
  • 容量 500ml
  • 生産 中国

500mlのソフトフラスクで半透明のTPU(熱可塑性ポリウレタン)を使用しています。

他アウトドアブランドのソフトフラスクと同じく、安全で信頼性の高い100%BPAPVCフリー

半透明なので中に入れた水分の量や色味が分かりやすいのも見逃せないポイント。

声を大にして言いたいのですが、アウトドアブランドのソフトフラスクの価格は高過ぎ…!

ソフトフラスクは消耗品なので穴が空いたり素材が劣化してしまえば使えなくなってしまうものなのに500mlソフトフラスクで3,000円は掛かります。

サロモン、アルティメイトディレクションなどのトレラン用ザックを購入すれば500mlソフトフラスク2本が付属することがあります。

しかしすでに複数のザックを持っている場合は「ソフトフラスクはもう要らないからその分ザック価格を安くして欲しい…」と感じてしまいます。

インナー・ファクトのソフトフラスクは1本あたり1,650円〜と安いことが特徴です。

決して安かろう悪かろうではなく、他アウトドアブランドに遜色ない機能を持ち合わせていますよ。

インナー・ファクト ソフトフラスクの特徴

ソフトフラスク3種とソフトカップ

インナー・ファクト ソフトフラスクの特徴は以下です。

インナー・ファクト ソフトフラスクの特徴まとめ
  • 500mlで1本1,650円〜とコストパフォーマンス抜群
  • 飲み口の形状が選べる3タイプ(垂直45度ストロー
  • どのブランドのザックにも収納しやすいベーシックな形状

飲み口垂直タイプ

一般的なソフトフラスクと同じ形状で飲み口を噛んで吸い上げオープンする

飲み口垂直タイプはオーソドックスな形状のソフトフラスクです。

入り口が大きいので粉末BCAAやエナジージェルを入れやすいことが特徴です。

ソフトフラスクの入り口や飲み口の厚みが薄いので飲み終わった際にコンパクトに収納できることがポイントです。

税込1,650円ですからコストパフォーマンスが高いですね。

飲み口斜め45度タイプ

斜めの飲み口を引っ張ることでオープンする形状

飲み口斜め45度タイプはありそうでなかったデザイン。

通常タイプやストロータイプに比べ蓋のサイズやソフトフラスクの入り口部分がしっかりしていることがポイントです。

ソフトフラスクの入り口部分が固いので、水を入れた勢いでフニャフニャしにくいため、水入れ時の安定感が高いことが特徴です。

また飲み口が斜め45度になっているのでザックのソフトフラスクホルダーから自分の口方向に飲み口を向けることでスムーズに水が飲めるようになっています。

飲み口ストロータイプ

飲み口を捻ることでオープンする形状

飲み口ストロータイプは名前の通り、飲み口がストロー形状になっています。

飲み口部分を捻ることでON・OFFができるようになっています。

ストローは伸ばすことができる

ストローは引っ張り出すことができるので飲み口の高さを微調整できることが特徴です。

短過ぎると飲む度にザックのショルダーに顔を近づけないといけませんし、長過ぎるとブラブラと揺れて邪魔になるので調整できると便利ですね。

ストローが骨となるため飲み終わっても形状が安定しやすい

ストロータイプは飲み終わってもストロー自体が骨となって形状を支えてくれるためクシャクシャになりにくいのが特徴です。

飲み終わったソフトフラスクは容量が小さくなってトレラン用ザックのフロント部分ホルダーに沈み込んでしまい取り出しにくいことがありますが、ストロータイプは心配はありません。

ストロータイプはストロー内が洗いにくいのが難点で定期的な漂白が必要です。

他ブランドのソフトフラスクとの違い

サロモン(右端・青色)とアルティメイトディレクション(赤い飲み口)とのサイズ比較

新しくソフトフラスクを購入する上で気になるのはすでに持っているトレラン用ザックとの相性です。

今回はサロモン(右端・青色)とアルティメイトディレクション(赤い飲み口)のソフトフラスクとサイズ比較してみました。

サロモンのソフトフラスクとの違い

サロモンのソフトフラスクは入り口が狭く、BCAAやエナジージェルを入れにくい

サロモンのソフトフラスクは細く長いシルエットで、それに合わせてザックのソフトフラスクホルダーも細長い仕様になっています。

ソフトフラスク内の水分が減った際にホルダーの中にソフトフラスクが落ちにくいメリットはありますが、入り口が狭いのが懸念点。

粉末BCAAやエナジージェルを水で割って飲む際に入れにくく溢れてしまうこともしばしば。

また使用したソフトフラスクを洗浄する際に入り口が狭いため手間取りやすい印象です。

そして青色なので中身が見えにくい

アルティメイトディレクションのソフトフラスクとの違い

アルティメイトディレクションのソフトフラスクより底部が広く安定しやすい

元祖ハイドレーションブランド・アルティメイトディレクションのソフトフラスクはインナー・ファクトのものとサイズ感が近いです。

大きな違いは2つ。飲み口の形状底部のデザイン

アルティメイトディレクションの飲み口は赤い飲み口部分を噛んで引っ張りオープンさせる形状になっていますが、インナー・ファクトは引っ張ることなく噛んで吸うのみ。

また、アルティメイトディレクションのソフトフラスクの底部は表裏で接合したデザインをしていますが、インナー・ファクトのソフトフラスクは立体的で底部面積が広いことが特徴です。

インナー・ファクトのソフトフラスクの方が安定しやすい形状をしています。

UD、Salomon、PaagoWorksなどのトレラン用ザックに収納可能

サロモン・ADV SKIN 5SETは伸縮性が高くフラスクは収納可能だが若干入り口が狭い印象

ハダが持っているトレラン用ザックに収納できるか確認したところ、全てのザックに収納することができました。

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サイズ感として近かったのはアルティメイトディレクション(UD)のソフトフラスクです。

そのため、アルティメイトディレクションのロングセラーザックであるウルトラベストマウンテンベストにはスムーズに収納することができます。

細長いソフトフラスクと紐付いたサロモンのトレラン用ザックにも収納することはできますが、入り口が狭くスムーズに取り出しにくいのでサロモンユーザーはご注意ください

トレランレースの必携品として必要なソフトカップもあり

自立する200mlソフトカップも600円(税込)とコスパ抜群

そして、ソフトフラスク3種と合わせてソフトカップも発売しています。

ハダ

ソフトカップはトレイルランニングレースで各エイドのゴミ削減のため必携品になることも多いので1個持っておくと便利ですね

インナー・ファクト ソフトカップの概要は以下です。

インナー・ファクト ソフトフラスクの概要
  • 価格 600円(税込)
  • 容量 200ml
  • 素材 TPU(熱可塑性ポリウレタン)
  • 生産 中国

ソフトカップもソフトフラスクと同じ素材TPU(熱可塑性ポリウレタン)を使用しています。

ウレタン素材のソフトカップはペタペタとした手触りになることがありますが、インナー・ファクトのソフトカップはTPU素材で表面がさらさらしたしているのでベタつきにくいことが特徴です。

飲み口周りにはストラップホルダーが2つ付属

容量は200ml

柔らかいのに自立するのが見逃せないポイント。

クシャクシャに丸めることが可能

素材が柔らかいのでクシャクシャに丸めることが可能です。

ランニング用ショートパンツのポケットやトレラン用ザックに収納しても邪魔になりにくいのが良いですね。

飲み口に円形のストラップホルダーが付いているのでカラビナ等でトレラン用ザックに外付けすることも可能です。

ソフトカップは小さく無くしやすいギアなので痒いところに手が届く仕様が嬉しいです。

インナー・ファクト ソフトフラスクの購入方法

インナー・ファクト ソフトフラスクは公式オンラインストアでのみ購入することができます。

ランニング用ソックスやソフトフラスク以外にもエナジージェルやヘッドライトなども販売していますよ。

また、インナー・ファクトはトレイルランニングレースへの出店も多いので、大会出店で購入することもできるようになると思います。

自身もランナーであるインナー・ファクト代表の首藤さん @inner_fact にランニングに関する悩みを相談しながらソックスやソフトフラスクを購入するのがおすすめです。

もちろん、インナー・ファクトはランニング用ソックス専門メーカーなので靴下がおすすめ。

ハダのお気に入りはフィット感抜群で履きやすくドライ性能も高いSKIN SOCKS(極薄)・足袋型・ショート丈です。