【OMM ウルトラ15】トレイルランニングやデイハイキングに使い勝手の良い容量15L

OMM(オリジナルマウンテンマラソン)のバックパック・ウルトラ15のレビューです。

こんな人に読んで欲しい
  • トレイルランニングデイハイキングに使えるザックを探している
  • トレイルランニングでもクッカーを持ち運びたい
  • 自転車ランニング通勤で使えるザックを探している

トレイルランニングとデイハイキングの中間のような、山を走りに行くけど昼食はクッカーを使って楽しみたいといったシーンにぴったりのザックです。

ウエストベルト付属で横揺れに強いので、ランはもちろん自転車での通勤にも使い勝手が良いです。メインコンパートメントには背面ポケットも付属しており13インチのノートPCも収納可能です。

OMM・ウルトラ15の特徴まとめ
  • トレイルランニングとデイハイキングの中間的山行にちょうど良い
  • サイドポケットには500mlペットボトルを2本収納可能
  • ウエストベルト付属で横揺れしにくく自転車通勤にも使いやすい

OMM・ウルトラシリーズは8・12・15・20リットルと4種類の容量タイプがありますが、OMM・ウルトラ15はその中間に位置する容量15リットルです。

デイパックにウエストベルトが付属したシンプルな見た目ですが、トレイルランニングにも対応する機能性を持つザックです。

必携装備が多くなりがちな100マイルのトレイルランニングレースにも対応できる容量なので万が一に備えて荷物はしっかり携行したいランナーにも合うはずです。

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OMM(ザオリジナルマウンテンマラソン)

2021年7月に長野・白馬村で開催されたOMM LITEのBIKE部門に出場し、男女混合1位になった商品としていただきました。<【OMM LITE 2021 レビュー】初参戦BIKEで混合1位・総合7位>

汎用性の高いデイパック型はラン&自転車通勤にも使える

OMM・ウルトラ15の概要は以下です。

OMM・ウルトラ15の概要
  • 価格 12,650円(税込)
  • 容量 15リットル
  • 重さ リーンウェイト:340g、フルウェイト:360g
  • カラー グレー、ブルー、オレンジ、ピンク、パープル
  • 生地 210T/HTTF
  • 荷重 約3~10kgの荷重に対応
  • 背面 バックパディング:9mmEVAパッド
  • 耐水 生地耐水圧3,000mm

サイドポケットには500mlペットボトルを収納可能。コード付きで揺れにくい

定価12,650円と容量15リットルの割に買いやすい価格帯なのが嬉しいOMM・ウルトラ15。とは言え、チープな作りというわけではなく、軽量な生地は性能も質感も良いです。

デイパックにウエストベルトが付属したシンプルな見た目ですが機能性は十分です。

3〜10kgの荷物の荷重に対応し、使い勝手の良いデザインなので、トレイルランニング、デイハイキング、自転車通勤など汎用性高く使うことができます。

トレイルランニング用ザックに多いペラペラのショルダーストラップではなく、EVAパッド入りショルダーハーネスなのでフィット感が高く荷物が多くなっても肩に食い込まない作りになっています。

メインコンパートメントがダブルジッパーでガバっと開くので視認性高く荷物の出し入れができるので良いですね。メインコンパートメント背面にはハイドレーション用のポケットがあり、13インチのノートPCも収納可能、通勤ランにも使えます。

ザック上部にもジッパー付ポケットがあり容量も大きめ。財布やヘッドライトを入れるのに適しています。

トレイルランニングとデイハイキングの中間的山行にぴったり15L

OMM・ウルトラ15の特徴は以下です。

OMM・ウルトラ15の特徴まとめ
  • トレイルランニングとデイハイキングの中間的山行にちょうど良い
  • サイドポケットには500mlペットボトルを2本収納可能
  • ウエストベルト付属で横揺れしにくく自転車通勤にも使いやすい

ウエストベルトの位置は肋骨を下あたりと高め

OMM・ウルトラ15はトレイルランニングとデイハイキングの中間的山行にぴったりのザックです。

山を走りに行くけどシビアにタイムや距離を追うわけではない週末のデイハイキング的トレイルランニングの練習にちょうど良い容量15リットルです。

100マイルに対応するトレイルランニング用ザックは容量8〜12リットル程度のものが多く、容量15リットルのものはほとんどありません。15リットルを越えると登山=デイハイキング用のデザインになることが多いですね。

  • 週末にのんびりトレイルランニングをしつつ、昼食はクッカーで山飯を楽しみたい
  • トレイルランニング後は温泉に入って電車帰宅するので着替えを持ち運びたい

上部ポケットは容量も大きくヘッドライトや財布など貴重品の収納に向いている

こういったシーンにOMM・ウルトラ15はぴったりです。週末に山を長時間走る(歩く)練習はしたいけど、エナジージェル等の補給食だけでごはんを済ませてしまうのはちょっと寂しいものです。クッカーを携行し、お湯を沸かして即席麺を煮込んだりコーヒーを飲んだりするトレイルランニングが今の気分です。

後述するようにOMM・ウルトラ15はショルダーストラップの収納が無い欠点はありますが、サイドポケットとウエストベルトの収納力や取り出しやすさが大きな特徴です。

サイドポケットには500mlペットボトルが2本収納可能です。ザックを背負った状態でも後ろに手を回せば取り出しができるので水分補給の度にザックを下ろす必要はありません。

またウエストベルトにはジッパー付ポケット&伸縮性ポケットが左右に付属し、補給食やスマートフォンを収納可能です。

太いウエストベルトは毛嫌いされがちですが、ザックの横揺れを軽減する確かな機能があります。

自転車を漕ぐ際は姿勢を前傾するので重いザックを背負っている場合に横ズレすることも少なくありません。MTBやロードバイクでの自転車通勤はウエストベルトが付属したザックの方が安心感がありますね。

ショルダーに収納が無い → Go Podでドリンクホルダーを拡張

OMM・ウルトラ15の気になる点は以下です。

OMM・ウルトラ15の気になる点
  • 重心がザック下部に寄りやすいのでランニング時はパッキングに気をつける
  • ショルダーストラップに収納が無い → 別売Go Podで拡張可能
  • ド派手なカラーリングロゴの主張が激しい

チェストストラップは上下に位置を変えられるようになっている

ガバっと開くメインコンパートメントによる収納のしやすさが特徴であり、トレイルランニングやデイハイキング、自転車通学等の汎用性が高いウルトラ15ですが欠点もあります。

それは重心がザック下部に寄りやすいことです。

トレイルランニング用ザックは長時間の激しい山中のランニングでの肩や腰の負担を軽減するため、重心を背中の中心/上部に寄せるデザインのものが多くあります。逆三角錐形状のデザインが特徴的なAnswer4の名作・FOCUSシリーズなどが該当しますね。

ザックの揺れを軽減し、肩や腰の負担を減らすためにパッキングでは重い荷物を背中の中心/上部に寄せるのが一般的です。軽く・体積が大きく・仕様頻度の少ないシュラフやダウンジャケットはザック底部に入れ、クッカー等の重い荷物は上部に収納しますもんね。

OMM・ウルトラ15はサイドポケットに500mlペットボトルを2本収納できることもあり、重心が下部に寄りがちになってしまうため、重い荷物をザック底部に入れ過ぎると揺れが気になることもあるのでパッキングにはご注意ください。

トレイルランニング用ザックにはショルダーストラップに500mlソフトフラスクや補給食、スマートフォンが入れられるようにポケットが付いていることが多いのですが、OMM・ウルトラ15のショルダーストラップには収納が一切ありません。

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しかし、その点は考慮されており、別売・後付でショルダーストラップの機能を拡張できるスタッシュポケット・Go Podがあります。マジックテープで簡単に取り付け可能です。税込2,750円と高いのが懸念点ではありますが…。

Go Podをショルダーストラップに取り付けることで500mlソフトフラスクや補給食、スマートフォンを収納できるようになります。

これはOMMのアパレル・ギア全般に言えることなのですが、ロゴやメインカラーのオレンジの主張が強いっ!ひと目でOMMと分かるデザインなので好き嫌いが分かれるポイントですね。

OMM・ウルトラ15はパープル色を賞品としていただきました。パープルは売れてないカラーリングで余っていたのでしょうか?他カラーはグレー・青・ピンク・オレンジ…と相変わらず派手。

シンプルなデザインとモノトーンのカラーが好みなのでオールブラックカラーなどが発売されると嬉しいです。

とはいえ、このオールドスクールなデザインやカラーリングはクセになるダサさでだんだんと好きになってくるから不思議。

OMM・クラシック15の購入方法

安っぽい背面パッドは汎用性がないのでOMM・Duomatと交換するのが無難

OMM・ウルトラ15はOMM公式オンラインストアやアウトドア専門店、Amazon、楽天市場などで購入することができます。

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定価は12,650円とトレイルランニング用ザックの中では購入しやすい価格帯なのが嬉しいですね。見た目はシンプルですが、確かな使い心地と汎用性の高さがウリのザックです。