【アルトラ バニッシュR】わずか111g!軽い・薄い・シブいスピードレース向きロードシューズ

アルトラバニッシュRのレビューです。

軽い・薄い・シブいと三拍子揃ったオールドスクールなレーシング用ロードシューズです。このちょいダサ感がお気に入り。

こんな人に読んで欲しい
  • 普段の練習からフルマラソンまで対応できるロードシューズを探している
  • ナイキをはじめとした厚底シューズの履き心地が苦手
  • トレイルランニング用シューズではアルトラがお気に入り

アルトラのバニッシュシリーズと言えばクロスカントリー用シューズ・バニッシュXC(通称バニクロ)が人気ですが、バニッシュシリーズにおいてロード特化のレーシングシューズがこのバニッシュRです。バニクロも買い足すレベルでお気に入りだけどバニッシュRもいいぞ!

アルトラ バニッシュRの特徴まとめ
  • わずか111g 軽い・薄い・シブいオールドスクールなロード用シューズ
  • 柔らか過ぎずしっかり反発するソールでクッションに頼らない履き心地
  • 10km程度の練習〜フルマラソンレースまで対応 とにかくロードで走りやすい

フルマラソン用のシューズ迷子のランナーは少なくないはず。ハダも長年その1人です。

ナイキの厚底シューズの跳ねるような履き心地に慣れないハダがフルマラソン用ロードシューズを探し続け辿り着いたのがバニッシュRです。テクノロジー感の少ないミニマムでオールドスクールな仕様ですが、軽い・薄い履き心地はクセになりますよ。

ハダ

バニッシュRを履いて1年半振りフルマラソンレースに出場してきました。履き心地は申し分なし!しかし、結果は3時間0分3秒とフルマラソン・サブ3まであと4秒足りない詰めの甘い結果になりました…次回のフルマラソンではサブ3を達成したい…!

アルトラはセールで安売りしないブランドですが、バニッシュRは定価13,750円(税込)と比較的買いやすい価格帯であることもポイント。しかも厚底シューズと違ってソールが減りにくいので長持ちします。

わずか111g オールドスクールなミニマム仕様ロードシューズ

アルトラ バニッシュRの概要は以下です。

アルトラ バニッシュRの概要
  • 価格 13,750円(税込)
  • 重さ 111g(27.5cmの場合)
  • カラー グレー/ライム、レッド、イエロー、ブラック 計4色
  • スタックハイト 14mm
  • ミッドソール Propel Plate™を備えた耐久性・弾力性のあるEVA
  • アウトソール ラミネートラバーポッド
  • インソール 5mmフラット
  • アッパー フォアフットに設計されたメッシュ、グローブのようなフィット、ミッドフットA-Strap™

ナイキを筆頭にした厚底シューズ全盛期の中、バニッシュRは古臭い印象を持つかもしれません。

事実、見た目のオールドスクール感はもちろん、軽さと薄さに焦点を当てクッション性も少ない古臭いシューズのように見えます。デザインも含め、初期のアルトラのシューズに色濃く出ていたプロトタイプ感が強いですね。

とは言え、アルトラらしい履き心地=ゼロドロップトゥボックスの広さを踏襲したロード用レーシングシューズに仕上がっています。

「アルトラ史上、最も軽量なレーシング・シューズ」と公式サイトにもあるようにターゲットはフルマラソンを3時間前後で走れるようなランナー向きの印象です。

フルマラソンのレースに出れば当たり前のように周囲のランナーがナイキの厚底シューズを履いている中、バニッシュRのようなペタンコシューズでサブ3をさらっと達成してみたい…と思うのはハダが天邪鬼だからでしょうか。

柔らか過ぎずしっかり反発するソール 足が勝手に回らない

アルトラ バニッシュRの特徴は以下です。

アルトラ バニッシュRの特徴まとめ
  • わずか111g 軽い・薄い・シブいオールドスクールなロード用シューズ
  • 柔らか過ぎずしっかり反発するソールでクッションに頼らない履き心地
  • 10km程度の練習〜フルマラソンレースまで対応 とにかくロードで走りやすい

見た目を裏切らないミニマムな履き心地がバニッシュRの特徴です。

重さは27.5cm計算で111gと超軽量。アッパー素材は伸縮性のあるメッシュ素材でフィット感良く仕上がっています。踵のホールド感はほとんどなくベコベコと動きます。

薄く真っ白でロゴすら無いインソールが申し訳なさそうに装着されています。意味のない過剰なデザインも無いのが逆に好印象です。

ソールは薄く適度に硬いため、しっかり反発します。厚底シューズのように勝手に足が回るような感覚は少なく、自分の足で進んでいる感覚が掴みやすいシューズですね。

アルトラのバニッシュXCやニューバランスのミニマス10のような薄底シューズに近い履き心地なのでフルマラソンを越えるような距離では足裏に痛みを感じることもあるでしょう。

ハダはジョギング〜フルマラソンを想定したロード用シューズとして購入しましたが、コロナ禍でレース開催の少ない中、バニッシュRのようなミニマムなシューズで走るのはランニングフォームの見直しにも繋がります。

ミニマム仕様ゆえ耐久性は期待できず

アルトラ バニッシュRの気になる点は以下です。

アルトラ バニッシュRの気になる点
  • インソールは取り外しできず真っ白で汚れやすい
  • 紐はコシが無くザラついた仕様で結びにくい
  • アッパー生地が薄く破れやすそう ホールド感は低い

最近のアルトラはシューズのデザインやカラーリングが非常に良くなってきましたが、バニッシュRはアルトラ初期らしいダサさを残したシューズです。

このデザインが苦手なランナーはそもそも購入しないと思いますが、テクノロジー感満載の厚底シューズがランニング業界を席巻する中でこんなオールドスクールなシューズもアリではないでしょうか。シューズに合わせてソックスはクルーソックスを履きたくなります。

気になるポイントとしては取り外しのできるインソールが薄く真っ白でロゴすらありません。そのため、着用を重ねていると白いインソールが汚れてしまうのが懸念点です。とは言え、シューズ内でズレることは少ないので安心して履くことができます。

紐はコシが無くザラついた薄手のもの。シューズのデザインに合わせて紐も昔っぽいものを選んでいる密かなこだわりを感じます。ただ紐を結んだり解いたりする時にシューレースに引っかかることがあり、少し手間取る印象を受けます。

メッシュ素材のペラペラアッパーがシューズ全体の軽量化に一役買っていますが、耐久性は期待できません。転んで道路で擦ったり、トレイルで枝を引っ掛けたら破けてしまいそうなのでご注意ください。

ソールは硬めなのですり減りにくいです。

アルトラ バニッシュRの購入方法

アルトラ バニッシュRはランニング専門店Amazon楽天などのECサイトで購入することができます。

ハダはアルトラの取り扱いが豊富なランニング専門店STRIDE LABのオンラインショップから購入しました。

STRIDE LABの商品ページでは「VANISHのサイズについて、人によって感じ方が異なりますが、0.5cmサイズアップして購入されることをオススメいたします」と記載されています。

ローンピークやスペリオールなどアルトラ製品は27.0cmを履くことが多いハダですが、この一言を読み0.5cmアップの27.5cmを購入しました。

結果、足先に少しゆとりがあるくらいで大き過ぎることはなくフィットしたサイズを選ぶことができました。試着できずサイズに悩んだら0.5cmアップが無難です。

アルトラのバニッシュXCや今回のバニッシュR然り、アルトラのバニッシュシリーズには大満足しています。これらの後継モデルがリリースされることを楽しみにしています。