令和1年度の猟期開始、新導入したオリモ弁当箱くくり罠で良サイズ3歳の雄シカ捕獲

くくり罠の猟師をしています、ハダです。

岡山・西粟倉村では、2019年11月15日から令和1年度猟期が始まりました。

猟期は11月15日〜3月15日までの4ヶ月間

猟期4ヶ月でシカ&イノシシ16頭!サラリーマンのスキマ時間くくり罠狩猟

ちなみに昨年度の実績は猟期4ヶ月間でシカ・イノシシを計16頭捕獲

数が全てではありませんが、昨年度以上の捕獲数を目指すぞ!と意気込んでいます。

見回り時間を短縮するため自宅周辺にくくり罠を設置

自宅の裏山でシカやイノシシが獲れる

平日は材木屋の仕事があるため、罠を掛けるのは土日がメインです。

土日に山を散策してくくり罠を設置し、平日の朝に見回りをするという狩猟ルーティンで回しています。

狩猟に費やせる時間が限られているため、見回り時間を短縮できるように自宅近くを中心に罠を掛けています。

ちょっとしたスキマ時間に見回りができるので時短狩猟が捗りますね。

現在は家の向かいの山を集中的に攻めています。

自宅から200〜300mの超近場なので、玄関を開けて少し歩けば状況を確認できるような位置です。

弁当箱タイプのくくり罠・オリモ製作販売社のOM-30型を導入

罠場付近には、シカの糞や足跡がたくさんあります。

くくり罠を掘り起こされたこともあるのでイノシシも生息しているはず。匂いがバレてしまったんでしょう。

近くの柿の木では、クマが柿の実を食い荒らした形跡も。怖いですね。

石ばかりでくくり罠が設置しにくい地面でしたが、平坦で細く濃い獣道があったので罠をセット。

オリモ製作販売の弁当箱タイプのくくり罠・OM-30型

新しく導入したオリモ製作販売社の弁当箱タイプのくくり罠・OM-30型を試してみました。

錆びにくいステンレス加工を施しても1セット6,000円は安い…!

ふだん愛用している笠松式タイプのくくり罠と違い、罠の設置に爪楊枝や誤作動防止用の針金は必要ありません深く穴を掘らなくても良いのもお気に入りポイント。

くくり罠設置から7日目で3歳の雄シカがヒット

角の枝が4本(3股)あるので3歳程度の雄シカ

罠を掛けた2日後には罠を避けて通った形跡がありました。

罠を踏ませるために設置した誘導用の石がひっくり返されていたので、イノシシが通っているのかもしれません。

そして、罠を設置してから1週間後に動きがありました。

毎朝の見回りルーティンで罠場を訪れると「ガサッ!ガサッ!」と物音が聞こえます。

物音が聞こえる方に近づいてみると、立派な角を持つ雄シカが掛かっていました。

角の枝が4本(3股)あるので3歳程度の雄シカです。

重さは40〜50kgといったところ。

前脚に掛かったので肉量の多い後ろ脚が痛みにくいのが幸い

バールで頭を殴り、首を切って止め刺し。

雄シカは殺されまいと角を向けて突進してくるので怖いですね。

ワイヤーも長く設置していたのでシカの行動範囲が広く、止め刺しに苦労しました。

平日朝で出張もあったため、自分で解体はせず、軽トラに積み込んで村内の獣肉解体施設に納品。いやあ、重かった…!

持ち込みをした午前中に即解体、すぐに売り先が決まり、その日のうちに東京&鳥取に旅立ったそうです。

肉付きも良い3歳の立派な雄シカ

猟期開始から1週間以内に1頭は捕獲したいと計画していましたが、なんとか7日目にして滑り込みセーフで目標達成。ホッと一安心しました。

他の罠にも空弾きや餌食いの反応もあり、まだまだ獣が獲れそうです。

シカの角や丸太の輪切りがメルカリで取引されているので田舎的小商いについて考えてみた

久しぶりに手に入った立派な角はメルカリで販売してみようと思います。

大きさはないものの、立派な3歳&4股の角なので1本3,000〜4,000円で売れるかも?

どなたか欲しい方はいますか?

止め刺し用のナイフは、Amazonで購入したモーラ・ナイフHeavy Dutyを愛用しています。握りやすく丈夫よく切れますプラ製の柄や蓋なので洗いやすいのも◎です👆