【猪骨ラーメン 愛媛・今治】瀬戸内の島を駆けるイノシシから出汁を取った自然派ラーメン

愛媛県・今治市、瀬戸内海の大三島にある猪ラーメン専門店・猪骨ラーメン(ししこつ)のレビューです。

世にも珍しい猪に特化したラーメン屋さんに行ってきましたよ。

猪と聞くと獣臭いイメージがあるかもしれませんが、すっきりクリアなスープしっとり柔らかい猪チャーシューが美味です。

こんな人に読んで欲しい
  • 美味しいジビエ料理が食べたい
  • しまなみ海道の途中でごはん屋さんを探している
  • 瀬戸内海の島巡りがしてみたい

ハダのお妻さまが愛媛・今治の出身で帰省の帰り道にしまなみ海道を渡り瀬戸内海の大三島に上陸。

前々から気になっていた猪ラーメン専門店・猪骨ラーメンを訪問しました。

猪骨ラーメンは大三島の観光名所・大山祇神社(おおやまづみ)の目の前とアクセス◎なので、猪骨ラーメン+大山祇神社のセットで大三島をお楽しみください。

猪骨ラーメンの特徴まとめ
  • 猪骨を煮出したスープはすっきりクリアでジビエが苦手な人でも食べやすい
  • 味噌醤油と定番ラーメン3種類がラインナップされていて選びやすい
  • 大三島の観光地、大山祇神社(おおやまづみ)の目の前とアクセス◎

ハダ自身がくくり罠の猟師(6年目)なので、鹿や猪を使ったレシピはこれまでにたくさん作ってきました。

肉や内臓を焼いたり煮込んだりする簡単な料理が中心ですが、捕獲した猪の骨や肉を使って猪チャーシュー麺を作ったこともあります。

プロのラーメン屋がつくる猪ラーメンとはどんなものなのか味わってみたくて大三島まで足を運びました。

瀬戸内海・大三島の猪ラーメン専門店(ECサイトもあり)

くくり罠の猟師が捕獲した猪でラーメンを作ってみた

ハダは岡山・西粟倉村で生活し、材木屋勤務の傍ら、くくり罠での狩猟に取り組む猟師(6年目)です。

西粟倉村は積雪の多い中山間地なので猪よりも鹿の方が生息数が多いのですが、たまに猪が獲れることがあります。

1年前に自宅の裏山で猪(メス)を捕獲して大量の猪肉が手に入った時はいろんな猪レシピに挑戦しました。

【狩猟】家の裏山でタケノコを掘るイノシシをくくり罠で捕獲、解体して食べてみた

猪を捕獲・解体した時の記事です👆

くくり罠で捕獲したイノシシの骨で出汁スープを取って猪骨チャーシューラーメンを作ってみた

猪の骨を煮出して猪骨スープを作り、猪肉チャーシューと合わせて猪骨チャーシュー麺を作った時の記事です👆

猪骨チャーシュー麺を作った時は素人感覚で猪骨と野菜を一緒にぐらぐらと煮込んで濃厚な猪骨スープが出来上がりました。

スープだけでも白飯のおかずになりそうな濃厚な味わいで、猪で作ったラーメンってこんなに美味いのか…!と感動したものでした。

とはいうものの、素人ラーメンなのでプロのラーメン屋が猪をラーメンにするのか気になっていました。

有り難いご縁をいただいて狩猟専門雑誌・狩猟生活に掲載していただいたことがあったのですが、そのライターさんが大三島に在住の方で「ぜひ行ってみてください」と猪骨ラーメンを紹介してくださったのでした。

瀬戸内海・大三島の猪骨ラーメン

猪骨ラーメン(ししこつ)は愛媛県今治市大三島にある猪ラーメン専門店です。

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長60kmの道・しまなみ海道をご存知の方は多いと思いますが、しまなみ海道によって結ばれる7つの島の1つが大三島です。

大三島には、日本総鎮守と呼ばれ全国に1万社の分社を持つ大山祇神社(おおやまづみ)があることから神の島と呼ばれています。

その大山祇神社の目の前に猪骨ラーメンの店舗はあるので、お立ち寄りの際はぜひ猪骨ラーメン+大山祇神社のセットで大三島をお楽しみください。

大三島には多々羅温泉という温泉もあるので、しまなみ海道をサイクリング縦断する際の休憩地点としても最適ですよ。

猪骨ラーメンの概要は以下です。

写真の通り、店主自身も大三島で猟師をされています。

現役猟師がつくる猪ラーメン、これは楽しみです。

猪骨ラーメンの概要
  • 営業日 水曜日〜日曜日
  • 定休日 月曜日・火曜日(祝日の場合は変更あり)
  • 時 間 12:00~14:00、17:00~19:00
  • 住 所 愛媛県今治市大三島町宮浦5516
  • 電 話 0897-72-8780
  • サイト https://www.shishikotsu.com/ ECサイトあり
  • 駐 車 駐車場あり
  • その他 車でお越しの場合、大三島ICを下車後、大山祇神社方面に左折し約10分

*2020年8月現在

しまなみ海道から大三島ICへ折り、車で10分ほど走ると大山祇神社があり、すぐ目の前に猪骨ラーメンがあります。

猪骨ラーメンを食べてみた

ハダは愛媛・今治出身のお妻さま実家への帰省後に立ち寄りました。

大三島や大山祇神社の名前は知っていたものの2人とも訪れたことが無かったので愛媛・今治から岡山・西粟倉村への帰路の途中で大三島に上陸しました。

日曜日のお昼前に到着するとすでに数名のお客さんがいました。おじさんバイカー集団、シニア観光客、若いお兄ちゃん、とお客さんの層は様々です。

猪骨ラーメンの近くにはコスパ抜群海鮮丼で有名なお食事処 大漁という有名店があるのですがお休みでした。

塩ラーメン 800円

店内に入ってみると、豚骨ラーメン屋さんのようなクセのある匂いはありません。

店内にはカウンター席だけではなく、テーブル席もあるので複数人でも訪問しやすいですね。

席に座り、注文後3〜4分でラーメンが到着しました。早いっ!

ハダは塩ラーメン(800円)+猪豚チャーシュー丼(400円)、お妻さまは醤油ラーメン(800円)を注文しました。

猪豚チャーシュー丼 400円

醤油ラーメン 800円

猪骨ラーメンには味噌醤油と定番の味3種類があるので選びやすいのが良いですね。

さっそく食べてみると…

想像もクリアであっさりしたスープ

麺は細すぎず太すぎず中太ストレートツルッとした喉越し

スープは猪の骨をはじめ、瀬戸内の海産物や食材を8時間以上かけてじっくり焚いているそうです。

猪ラーメンと聞くとこってり濃厚で獣っぽいクセのあるスープを想像していましたが、あっさりクリアでゴクゴク飲めるような淡麗な味わいです。

ツルッと喉越しの良い麺は、国産小麦ユメチカラを使用し、スープや季節に合わせて、太さや卵の分量や加水率など、完全オーダーメイドでつくっているそうです。

そして何よりこの低温調理したチャーシューがしっとり柔らかくて美味しいんです。

猪肉は煮込み過ぎると固くなってワシワシとした食感になってしまいがちなのですが、低温調理で肉の旨味を残したチャーシューなのでしっとりした食感が楽しめます。

良く味が染みたメンマも厚みがあって歯応えが楽しいです。

猪骨ラーメン+大山祇神社+多々羅温泉の大三島コンボ

しまなみ海道や大三島にお立ち寄りの際はぜひ猪骨ラーメンを訪れてみてください。

しまなみ海道サイクリング縦断の休憩地点として猪骨ラーメン+大山祇神社+多々羅温泉で大三島のゴールデンコンボが完成しますよ。

しまなみ街道は全長60kmなのでいつかしまなみ海道縦断ランニングなんてやってみたいものです。

最後に、大三島に訪れたならぜひ手に入れて欲しいのが瀬戸内海産の地レモン

少し形の悪いものでもスーパーでは手に入りにくいノンワックス国産レモンですよ。

3−4個入って100円〜とコスパ抜群です。

ハダは缶ビールにレモンをギュギュッと絞ってゴクゴク飲みました(笑)

瀬戸内海・大三島の猪ラーメン専門店(ECサイトもあり)