ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。
- トレランを始めたいんだけどシューズはどのブランドがいいの?
- △△kmのレースに出場するんだけどバックパックはどんなものがいいの?
最近はこういった質問をいただくことが増えてきました。
自分自身はトレランを始めて5-6年ですが、機能性やデザインを含め、自分の好みのシューズやギアがようやく分かってきました。
しかし、トレランを始めた頃によく分からずに買ってしまったギアも少なくありません。
今回は乱立するトレイルランニングのブランドを一挙まとめてみました。
トレランを始めたばかりの自分に説明するつもりで書いてみたので、トレラン初心者の皆さまに「へえ、こんなブランドもあるんだ!」と知っていただけるきっかけになれば嬉しいです。
ハダ
はじめに
数え出してみるとこんなにもたくさんのトレイルランニングブランドがあるのか!と驚きました。
なんとその数は36ブランド!
今回は、分かりやすく説明するために以下の分け方をしました。
- フルラインナップ系ブランド
シューズやウェア、ギアまで一通りが手に入るブランド - シューズ系ブランド
シューズに定評のあるブランド - バックパック系ブランド
バックパックなどギアに定評のあるブランド - ウェア系ブランド
ウェアに定評のあるブランド - 国内ガレージブランド
国内発で小規模ながらアウトドアギアを展開するブランド
「このブランドはシューズだけじゃないよ!」「あのブランドが抜けてるよ!」と分け方や選び方に疑問もあると思いますが、ハダの偏見が詰まった主観でのブランド分けだと寛容に理解していただければ嬉しいです。
ざっくりとこんなブランドがあるんだと知っていただくことを目的としていますので、皆さんにフィードバックをいただきながら随時更新していければなと思っています。
では、どうぞ!
フルラインナップ系ブランド
フルラインナップブランドは、シューズやウェア、ギアなどトレイルランニングを始める際に必要なアイテムを一通り展開しているブランドです。
各ブランドショップや大手量販店で購入することができるので手に入りやすいことも特徴です。
patagonia(パタゴニア)
この投稿をInstagramで見る
まずはpatagonia。
タウンユースにも使える機能性の高いアウトドアブランドとして定評のあるブランドです。もはや知らない人はいない超メジャーブランド。
環境配慮を実践する思想や製品づくりが特徴ですが、近年はトレイルランニングに注力し商品展開も豊富になってきているので大注目しています。
2019年春夏モデルでは待望のバックパックが登場!
patagoniaはハダが大好きなブランドです。シンプルなデザインで機能性も併せ持っているのでトレイルランニングはもちろん、タウンユースでも着倒しています。
patagoniaの製品は一通り試しているので、おすすめの製品をまとめました👇
【2019年】トレイルランナーがパタゴニアで買って良かった製品まとめ10選【おすすめ】 【パタゴニア メンズ・ストライダー・プロ・ショーツ】2019年にアップデートしたので2018年モデルと比較腰回りの5つのポケットが収納力抜群のストライダー・プロ・ショーツと水陸両用でトレランにもタウンユースにも使えるバキーズ・ショーツは鉄板アイテムです。
パタゴニア Strider Pro 5in Short Black
ストライダー・プロ・ショーツはお気に入りで3本持っています。
単色カラーがシンプルでいいですね。
SALOMON(サロモン)
この投稿をInstagramで見る
1947年フランス発のSALOMONは、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツの印象が強いですが、近年はトレイルランニングにも注力しています。
定評があるのはシューズとバックパック。
【サロモン ADV SKIN 5 SET】2019年アップデート!収納力&整理力が魅力のトレランザック特にADV SKIN SET5がお気に入りで愛用しています。
シューズはSENSE PROのようなエントリーモデルを始め、プロトレイルランナーが履くエリートモデルS/LABまで幅広い展開が特徴です。
ハダもSENSE PROを2足履きましたが、硬めのソールで反発も大きいのでスピードを出したいショートレース向きの印象です。
バックパックは100マイルレースにも対応できる機能性とシンプルなデザイン、フロント部分の収納力が高評価のADV SKINシリーズが人気ですね。
SALOMONはシルエットがきれいなのでシンプルなカラーリングで履きたいですね。
派手なカラーリングが多いトレランシューズだからこそ、逆にオールブラックが引き締まってかっこいいです。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
この投稿をInstagramで見る
THE NORTH FACEはトレイルランニングにはかなり注力しており、シューズ、ウェア、ギアと一通りの製品を取り扱っています。
特にシンプルなカラーリングとデザインのバックパックはトレイルランナーの中でも高評価。
ガチなトレランレースに対応できる機能性を持ちながら、ラントリップにも使えるようなシンプルなデザインがお気に入り。
シンプルな黒一色のカラーリングが必ずあるのも嬉しいポイント。
【THE NORTH FACE マンタレイベスト】手ぶら以上ミドルレース未満におすすめなトレランベスト 【THE NORTH FACE TR10】2019年アップデート人気トレランザックハダもTHE NORTH FACEのバックパックを愛用しています。
手ぶら以上〜ミドルレースまで対応できる「着るバックパック」マンタレイベストと2019年春夏に大幅アップデートされたTRシリーズがおすすめです👆
2019年春夏にアップデートされた新TRシリーズはすでに大人気バックパックになっているので欠品する前にお早めに購入するのが良いと思います。
mont-bell(モンベル)
この投稿をInstagramで見る
言わずとしれた大阪発アウトドアブランド・mont-bell。
1975年創業の老舗ブランド。最近はぐっとローカルに寄り添って事業展開しており注目度も高いです。
製品ラインナップは非常に豊富。アウトドアに関わる製品は一通り手に入れることができます。海外ブランドに比べ、機能性の高い製品がお値打ちに買えるのが嬉しいですね。
トレイルランニングというよりは登山やハイキングの印象が強いですが、シューズやウェア、ギアに至るまでトレイルランニングに必要なアイテムは一通り揃っています。
特にmont-bellでは、機能性が重要だが毎回のように使うアイテムではないジャケットやレインウェアなどを購入するのがおすすめです。
mont-bell製品は機能性が高くコストパフォーマンスが良いことで有名です。特にトレントフライヤージャケットはmont-bellの人気アイテムの一つ。
adidas(アディダス)
この投稿をInstagramで見る
adidasもトレイルランニングに参入しています。
adidas TERREX(アディダス テレックス)というシリーズで展開しています。
全国各地のトレランレースをプロデュースしているプロトレイルランナー・奥宮俊祐さんのサポートをしていることでも有名です。
ゴリゴリのアウトドアというよりもすっきりとしたデザインでシティトレイル感がある製品展開。オールブラックやオールホワイトなどシンプルなカラー展開のシューズも好印象です。
アディダス adidas テレックス アグラヴィック スピード
すっきりとしたシルエットとカラーリングが特徴のadidas TERREX(アディダス テレックス)のシューズ。
デザインはもちろんですが、adidasのシューズはグリップ力抜群のContinentalラバーアウトソールを採用しているのが高評価です。
asics(アシックス)
この投稿をInstagramで見る
「え!asicsってロード用シューズだけじゃないの?」
いえいえ、日本が誇るメジャーブランド・asicsもトレイルランニングに参入しています。しかし、asicsはそこまでトレイルランニングに力を入れていない印象。
鬼塚喜八郎が1949年、神戸で鬼塚商会を創業。1975年に2社と対等合併し、asicsが誕生しました。
現在は陸上競技だけではなくサッカーや野球、バスケットボールなどあらゆるスポーツ製品を展開する世界最大のシューズブランドです。
NIKEの創業者フィル・ナイトが、かつて鬼塚商会の陸上競技シューズを仕入れ、アメリカで販売していた話はフィル・ナイトの自伝「SHOE DOG(シュードッグ)靴に全てを。」に事細かに記載されています。
全てのアスリートにおすすめしたい名著なのでぜひ読んでみてくださいね👇
SHOE DOG(シュードッグ) 靴にすべてを。 [ フィル・ナイト ]
普段使い用のスニーカーとしてオニツカタイガーのMEXICO66は履きやすくて最高ですし(3足履きつぶしました)、サッカー部時代のハダはasicsのスパイクを愛用していました。
トレランはまだ弱いasicsですが、ロードシューズのラインナップは見もの。
ロード用ならば個人的にTARTHERZEALがお気に入り。
サブ3を狙うランナー向けの本格的なレーシングシューズです。しなりがあるソールでフィット感も高いので愛用しています。耐久性も高いので練習用として長く履けるシューズということも嬉しいポイント。
ハダはこのシューズでフルマラソン自己ベストを更新できました。
NIKE(ナイキ)
この投稿をInstagramで見る
「NIKEにもっとトレイルランニングシーンを盛り上げて欲しい!」
NIKEは1968年にスポーツ用品を扱う会社として、アメリカ合衆国のオレゴン州で設立されました。 その前身は1964年設立のBRS社(ブルーリボンスポーツ)。
上に書いたようにNIKEがasicsの前身・鬼塚商会のシューズを仕入れていた話は有名ですね。
世界で最も有名なスポーツブランドと言っても過言ではないNIKEですが、近年はトレイルランニングにも参入しています。
国内ではまだ展開されていませんが、エアズームテラカイガーはすでに大人気のトレランシューズ。直接アメリカから買い付けて国内レースで履くツワモノランナーも見かけます。
2020年の箱根駅伝では、ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%が席巻したことも記憶に新しいですね。もちろんハダも買いました。
【ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%】トップランナーシェアNo.1のナイキ史上最速厚底シューズNew Balance(ニューバランス)
1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとしてNew Balanceは誕生しました。
社名は履いた人に「新しい(new)、バランス(balance)」感覚をもたらすことに由来。意外と歴史のあるブランドだったんですね。
スニーカーの印象が強いNew Balanceですが、近年ではサッカー用スパイクやユニフォームも展開しています。市場の大きいスポーツにはドンドン参入していますね。
HANZOシリーズなどロードランニングシューズのイメージが強いNew Balanceですが、asicsと同じくトレイルランニングシューズも展開しています。
しかし、2019年6月時点で3足の展開と「一応揃えている」程度の印象を抱きます。
最近では、2012年に登場し圧倒的な人気を誇ったトレランシューズ・MINIMUS10が再デビューしました。
裸足感覚の自然な履き心地を提供する前後差4mmのレスドロップ設計。ロード&トレイルどちらにも対応可能なVibramアウトソール。ミニマルに仕上げたアッパー。
ナチュラルランニング向きでショートトレイルに良さそうです。これは手に入れたい!
ARC’TERYX(アークテリクス)
この投稿をInstagramで見る
ARC’TERYXは1989年カナダで誕生したアウトドアブランド。
始祖鳥のロゴが印象的なブランドですね。
トレイルランニングのイメージがあまり強くないブランドですが、シューズ、ウェア、ギアと一通りを揃えています。
ARC’TERYXらしいすっきりしたデザインが特徴のトレイルランニング製品の中でもおすすめなのがバックパック。
Norvanシリーズはシンプルなブラックカラーと機能性が特徴のバックパックです。生地もコシがあって安っぽくなくて素晴らしいです。
トレランレースでARC’TERYXの製品を使っているランナーを見かけることは少ないので天邪鬼なランナーにおすすめです。
ARC’TERYX アークテリクス Norvan 7 ノーバン7
シューズ系ブランド
次はシューズ系ブランドです。
トレイルランニングはトレイルの状況や距離によってシューズ選びが肝心。
各ブランドに特徴があるので自分に合ったシューズでトレイルを楽しみたいものです。
100kmを越えるようなウルトラトレイルレースならば途中で靴を履き替えるのも気分転換になって良いですね。
ALTRA(アルトラ)
この投稿をInstagramで見る
ALTRAはハダのお気に入りのシューズブランド。
ウルトラマラソンやウルトラトレイルなど100kmを越えるレースでは必ずALTRAを履いています。
ALTRAの特徴はなんといってもゼロドロップ。ゼロドロップとは、シューズのヒール部分とつま先部分の地面からの距離が同じであるということ。
ほとんどの靴は地面からの距離がヒール2:つま先1の比率を採用していますが、一般的にヒール部分とつま先部分の比率が1:1のシューズがゼロドロップ・シューズと呼ばれています。
厚底のトレイル仕様TIMP TRAILやLONE PEAK、ロード仕様のPARADIGMがおすすめです。
【アルトラ ALTRA ローンピーク4.0】ロングトレイル向けゼロドロップシューズ100km超のウルトラトレイルランニングレースではローンピークに助けられています。
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)
この投稿をInstagramで見る
トレイルランニング界の厚底シューズと言えばALTRAとHOKA ONE ONEが双璧!
2009年フランス発の厚底シューズブランド・HOKA ONE ONE。
歴史は浅いですが、ブランドの象徴でもある厚底シューズはウルトラマラソンやウルトラトレイルでもかなり使用率の高いブランドです。
ハダはCHALLENGER ATRを履いたことがあるのですが、クッション性抜群のソールはトレイルやロードの下りで大活躍。
グリングリン前へ進みます。見た目は重そうに見えるのですが軽いことも特徴。
奇抜なデザインやカラーリングが多かったのですが、最近はオールホワイトやオールブラックなど単色カラーも増えてきたのが嬉しい点。
最近はマーケティングもゴリゴリ進めていてSPORTS DEPOやスーパースポーツゼビオなど大手量販店でも取り扱いが始まったので非常に入手しやすくなりました。
ロード用もトレイル用も厚底シューズが豊富なので、100km越えのウルトラマラソン&ウルトラトレイルに出場する際はぜひ検討してみてください。
圧倒的に足裏のダメージが少ないですよ。
inov-8(イノヴェイト)
この投稿をInstagramで見る
「イ、イノブ、エイト?」いいえ、イノヴェイトと読みます。
inov-8(イノヴェイト)は2003年イギリス発のトレイルランニングブランドです。
国内では、野球のDESCENTE(デサント)や水泳のarena(アリーナ)、サッカーのUMBRO(アンブロ)などのブランドを運営する株式会社デサントが販売代理店をしています。
トレイルランニングシューズの中でもナチュラルランニング向き。軽量でグリップ性の高いシューズを数多く展開しています。そのため、マラソンやトレイルランニングを席巻する厚底シューズはありません。
ハダがトレイルランニングを始めた頃はとにかく奇抜でカラフルなカラーリングが多かったイメージなのですが、最近はシンプルな単色カラーリングが目立ちます。
【inov-8(イノヴェイト) TRAILROC285】Amazonで爆安67%OFF購入たまにAmazonで旧モデルの爆安セールが開催されるのでそれを狙うのがおすすめ👆
イノヴェイト inov-8 X-TALON ULTRA 260
グリップ感が高くナチュラルランニング向けなのに補強がしっかりしているので下りのガレ場などでも安心感があります。
Columbia montrail(コロンビアモントレイル)
この投稿をInstagramで見る
なんと2017年にColumbiaとMontrailが合併してColumbia montrailになってしまいました。
Columbiaってアウトドアブランドというよりもファッションブランドのイメージが強いですし、Montrailのトレイルランニングにこだわった姿勢が好きだったのでショックな出来事でした。
合併は新たな顧客を捕まえるよりも既存顧客が離れてしまったんじゃないかなぁ。
Columbia montrailは国内の若手トップウルトラランナーの上田瑠偉氏をサポートしていることでも有名です。
ColumbiaMontrail(コロンビアモントレイル) バハダIII
Montrail時代から根強い人気なのがバハダシリーズ。
トレラン初心者が履くシューズのイメージですが、ロングレースでもしっかり戦える凡用性とバランス感のある素晴らしいシューズです。
On(オン)
この投稿をInstagramで見る
Onは2010年スイス発のランニングブランド。
まだ歴史は浅いですが、そのスマートなデザインやカラーリングでランニングシーンだけではなくタウンユースでも選ばれているブランドです。
最近ではロード用シューズ以外にもトレラン用シューズを開発したり、ウエアやギアも展開しています。
ハダはCloudのオールブラックを履いています。すでに2代目。
ランニングシューズには珍しく、スリッポンタイプで脱ぎ履きしやすいし、すっきりしたシルエットで黒単色なので出張先でも履きやすいのがポイント。
特徴的なソールが気持ちの良い蹴り出しを実現してくれます。
出張先でのランニング好きにはOn・Cloudのオールブラックがおすすめ出張では極力荷物を減らしたいのでランニングシューズをキャリーケースに入れるのは避けたい。Onなら1足で普段使いもランニングも対応できるので愛用しています。
BROOKS(ブルックス)
この投稿をInstagramで見る
BROOKSは1914年にアメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアで創業。
革製バスシューズ(プールや海水浴用シューズ)やバレエシューズの製造からスタートしたそうですが、1970年代のアメリカジョギングブーム到来に合わせてランニングシューズの開発を開始。
ヴィーガンであり伝説的ウルトラランナーのスコット・ジュレク氏をサポートしていることでも有名ですね。
正直デザインが苦手で試し履きすらしたことがないのですが、アメリカのランニングシューズ専門店におけるシェアがNo.1ということもあってか、マラソンやトレランレースに出場するとちょくちょく履いている人を見かけます。
LA SPORTIVA(スポルティバ)
この投稿をInstagramで見る
LA SPORTIVAは1928年イタリア発の老舗アウトドアブランド。
「ラ」は発音せずスポルティバと読みます。自社工場生産のMADE IN ITALY!
コーポレートカラーの黄色をアクセントカラーに使ったトレランシューズが多く、AKASHAやAKYRAなど、クッション性の高いロングトレイル向きのシューズを展開しています。
いくつか試着したことがありますが、クッション性と安定性を併せ持っており、グリップ性も強いので、しっかりと足を守りながら走りたい人におすすめのブランドです。
個人的にはちょっとゴツめのハイテクシューズ風のデザインやカラーリングが好み。100マイルレースでの完走を目指して履いてみたいトレランシューズブランドです。
TECNICA(テクニカ)
この投稿をInstagramで見る
お次は知らないランナーも多いブランド・TECNICA。
1930年代にイタリア北部で小さな靴工場としてスタートしたアウトドアブランドです。トレイルランニングよりもスキーブーツの印象の方が強いブランドですね。
ハダは京都のランニングショップ・トレイルフェストランニングカンパニーでTECNICAを知りました。
試着もしてみましたが、安定感の高いウルトラトレイル向けのシューズという印象。しっかり足元を保護したいランナー向けでLA SPORTIVAに近い履き着心地です。
さすがイタリア発のブランドということもあり、同じくイタリア発のVibramソールを採用。グリップ力は間違いないですね。
SCARPA(スカルパ)
この投稿をInstagramで見る
SCARPAもLA SPORTIVAやTECNICAと同じくイタリア発のブランドです。
1938年、イタリア北部アゾロ村で靴専門の製造会社として誕生。モンテベルーナ一帯は、世界の靴製造業のトップブランドが集まる地方として知られているようです。
ド派手なカラーリングが目を引くSCARPAですが、TECNICAと同じくVibramソールを採用しているのでグリップ感は間違い無さそうです。
ハダ
バックパック系ブランド
シューズの次はバックパックです。
シューズ以上に相談をもらうことが多いのがバックパック。求める機能によってデザインや容量などが大きく変わるので悩みが多いギアですね。
GREGORY(グレゴリー)
この投稿をInstagramで見る
GREGORYは1977年、アメリカ・サンディエゴで産声を上げたバックパックブランド。
バックパック界のロールス・ロイスとも呼ばれる丁寧なモノづくりに定評があるブランドです。
2016年に20年ぶりにロゴが変更されたのですが、旧ロゴの方が圧倒的によかった…
ハダもGREGORYの製品が大好き。ウエストバッグのテールメイトは長年愛用しています。生地が頑丈で大きめのジッパーがお気に入り。すでに10年選手です。
トレラン用のバックパックは日本を代表するトレイルランナー・石川弘樹氏が開発に携わったルーファスシリーズを展開しています。スマホ用のポケットや細かい収納などかゆいところに手が届くバックパックです。
ULTIMATE DIRECTION(アルティメイトディレクション)
この投稿をInstagramで見る
1985年に誕生したULTIMATE DIRECTIONはハイドレーションパックというカテゴリーを発明した元祖ハイドレーションブランド。
元祖ブランドだけあって機能は間違いありません。ハダも長年SJ ULTRA VEST 3.0を愛用しています。
総じて細かいポケットが多いので、レース中に「あれ!あのジェルはどこに入れたっけ?あれ?BCAAはどこだ!?」なんてことになりにくいのが嬉しいです。ベストにはソフトフラスクも2本付いてくるのもポイント
【アルティメイトディレクション ウルトラベスト&マウンテンベスト】2大ロングセラー徹底比較人気ザック2種類を比較した記事はこちらです👆
コーポレートカラーの水色のカラーリングの製品が多いのが唯一の懸念点なのですが、2019年春夏に登場したHALO VESTはモノトーンですっきりとしたデザインのレーシングベストです。
ULTIMATE DIRECTIONは定価が高いのですが、Amazonなどで値引きされやすいのでこまめにチェックするのがおすすめですよ。
UltrAspire(ウルトラスパイア)
この投稿をInstagramで見る
UltrAspireは2011年にアメリカで誕生したブランドです。
2019年にHOUDINIと契約しプロマウンテンアスリートへと転向した山本健一氏をサポートしていることでも有名です。
トレイルランニングのバックパックなどギアに特化して製品開発に取り組むいぶし銀なブランドです。コーポレートカラーである赤をアクセントカラーに入れるデザインが特徴。
UltrAspire ウルトラスパイア ZYGOS 4.0 ザイゴス
ザイゴス4.0を試着してみましたが、フィット感が高く機能性も高いのでおすすめです。かゆいところに手が届くデザイン。
元々100マイルレース用に開発されたものですが、その完成度の高さから荷物が比較的少ない短~中距離のレースで使用するアスリートも少なくないそう。
NATHAN(ネイサン)
この投稿をInstagramで見る
NATHANはアメリカ生まれのランニングエッセンシャルブランド。
ランニングに特化したバックパックなどギア製品を展開しており、商品を3つのカテゴリに分けて提案しています。
- ハイドレーション(水分補給)
- ビジビリティ(視認性を高めるアイテム)
- ギア(持ち歩く小物をコンパクトに身につけるための装備)
揺れないウエストベルト・ヒップスターはNATHANを象徴するアイテムの一つです。
そして、注目なのは、爆走トレイルランナーであるザック・ミラーと共同開発したベイパーザック2.5。
機能性のポイントを抑えながらとことん軽量化した2.5リットルサイズなので、ショート〜ミドルトレイルレースで活躍してくれそうです。ストロー付きのソフトフラスクが2本付属しているのも嬉しいポイント。
DYNAFIT(ダイナフィット)
この投稿をInstagramで見る
DYNAFITは1950年にオーストリアで生まれたスキーブーツブランド。1998年には山岳スキーを主体とするマウンテンスポーツの総合メーカーへと生まれ変わりました。
オーストリア発のトレランブランドって珍しいですね。ロゴはスノーレオパード(雪豹)だそうです。
シューズからウェア、ギアまでトレイルランニングに関わる製品は一通り展開しているのですが、特にイメージが強いのはバックパックなのでバックパック系ブランドに入れてみました。
店頭で見かけたことはほとんど無いのですが、ウェアやバックパックのシルエットやデザインがきれいなので気になっているブランドの一つです。
Camelbak(キャメルバック)
この投稿をInstagramで見る
1988年にアメリカで誕生したCamelbakはハイドレーションに特化したランニングブランドです。
ハイドレーション・システムの世界シェアNo.1ブランドとして広く知られており、スポーツやレクリエーション用だけでなく、軍事・警察・産業用など幅広く、さまざまな分野の製品を世に送り出しているそう。
日本ではmont-bellが販売代理店なので、mont-bellストアで購入することができます。
特に面白いのはオフィシャルサイトに、東京チェンソーズや黒滝村森林組合など林業関係者がプロユーザーの声として掲載されている点です。
下草刈り作業時にハイドレーションを使うことで片手でチューブを口に持ってきて飲むというシンプルな動作で水分補給できる点が良いとのこと。水をがぶ飲みしない分、携行する水が少なくて済むようです。なるほど。
Instinct(インスティンクト)
この投稿をInstagramで見る
フランスのトレイルランニングブランド・Instinct。初めて知る方も少なくないブランドでしょう。黄色を象徴的に使ったバックパックを展開しています。
UTMBなどの世界のトップレースの映像を見ているとInstinctのバックパックを背負っている選手をよく見かけます。国内では土井凌氏が着用しているブランドですね。
トレランレースで見かけたことはあるけれど、売っているところを見たことがありません。試着してみたいのだけど、一体どこに売ってるんだろう?
ウェア系ブランド
バックパックの次はウェアです。
ウェアは保有する数も多いですし、各ブランドの個性が出るので着る楽しみがありますね。
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)
この投稿をInstagramで見る
Mountain Hardwearは1993年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したアウトドアブランドです。母体はColumbia Sport。
国内の若手トップトレイルランナー・上田瑠偉氏のサポートでも有名です。
機能性の高い本格的な製品はもちろん、遊び心のあるカジュアルなトレイルランニングウェアも展開しているのがMountain Hardwearの素敵なポイント。可愛いですよね。
OMM:Original Mountain Marathon(オリジナルマウンテンマラソン)
この投稿をInstagramで見る
OMM:The Original Mountain Marathonはロンドンに本拠地を置くウルトラマラソンギアを開発するブランド。
老舗ザックメーカーとして40年以上の歴史があり、 開業から徹底して「成し遂げた成功に満足することなく常に進化すべき」をテーマに革新的な製品を世界中に発信。
テーマ通り高機能なウェアやザックを多数展開し、コーポレートカラーのオレンジを配置したデザインが特徴です。
一着はジャケットが欲しいと思いながらもまだ入手できていないブランド。
OMM オリジナルマウンテンマラソン HALO JACKET
RaidLight(レイドライト)
この投稿をInstagramで見る
RaidLightは、世界の100以上のトレイルレースに出場、2012年にはフランスナショナルチームに選抜されたベヌワ・ラヴァル氏が1999年にフランスで創業したブランドです。本社スタッフは全員トレイルランニング愛好者という傾きっぷりが最高。
RaidLight好きはとことんRaidLightで揃えるような熱狂的なファンが多いブランドの印象があります。コーポレートカラーの水色を貴重としたデザインが多め。
ウェア&ギアのイメージが強いRaidLightですが、2019年には満を持して厚底トレランシューズも展開。矢印風デザインがあまり好きではありませんが機能性は高そう。今後の展開に注目です。
Raidlight レイドライト レスポンシブ ウルトラ シューズ
HOUDINI(フーディニ)
この投稿をInstagramで見る
スウェーデン生まれのアウトドアブランド・HOUDINI。フリース素材のアンダーウェア開発のパイオニアです。
北欧ブランドらしいすっきりシンプルなデザインに機能性を合わせもったウェアを多数展開しています。
HOUDINIの代名詞はパワーフーディ。ポーラテックのパワーストレッチプロを採用したフードジャケットで、着心地と機能性が抜群と高評価を受けています。
HOUDINI Power Houdi フーディニ パワーフーディ
MONTANE(モンテイン)
この投稿をInstagramで見る
1993年イギリス発のアウトドアブランド・MONTANE。ブランドロゴを見たことがある人は多いはず。
ウェアとギアを幅広く展開していますが、トレランレースでお目にかかることはほとんどありません。
アウトドアショップ・好日山荘に置いてあるブランドのイメージ。
ハダ
国内ガレージブランド
最後は近年盛り上がりを見せているトレイルランニングの国内ガレージブランドです。
今までのトレイルランニングシーンにはなかったシティ感や奇抜なデザイン、適度に抜けたユルさが特徴的なブランド達です。
Mountain Martial Arts(マウンテンマーシャルアーツ)
この投稿をInstagramで見る
国内のトレイルランニングシーンを語るならこのブランドは外せません。
「アクティビティのある生活の楽しさを提案する」をテーマに2012年に誕生したアクティビティ・ライフスタイルブランドのMountain Martial Arts。
デニム柄のランニングパンツやボーター柄のTシャツなど、今までのトレイルランニングシーンにはなかったアイテムを続々と展開する人気ブランドです。他ブランドや格闘家・青木真也とのコラボレーションといった動きも盛ん。
トレイルランニングがお洒落なスポーツという認識があるのはきっとMountain Martial Artsのおかげです。
ANSWER4(アンサーフォー)
この投稿をInstagramで見る
東京・高尾山を拠点にトレランに特化したウェアやギアを展開するANSWER4。
デザイナー自身がUTMB等に出場したウルトラトレイルランナーということもあり、100マイルレースを想定した本格的なプロダクトを展開しています。
一方で、ハローキティとコラボしたティーシャツや、下手ウマなウサギちゃん・ぴょん太郎など厳しい印象のトレランに適度なユルさも持ち込んでいます。
三角錐シルエットが特徴的なバックパック・FOCUSシリーズはトレランレースに出場すれば必ずと言っていいほど背負っているランナーに遭遇するブランドのアイコン的製品です。
ELDORESO(エルドレッソ)
この投稿をInstagramで見る
ELDORESOは2016年に東京でスタートしたアースランニングブランド。
ブランドのアイコン的なキャラクター・ボーンマンや総柄のティーシャツやパンツを多数展開。
ひと目見れば「あ、エルドレッソだ」と分かるようなウェアを多く手がけています。
アメリカ発のストリートブランド・AIRWALKとのコラボしたりと、トレイルランニングにストリート要素を組み込むブランドです。
【エルドレッソ マラソンキャップ】日本人の頭に合わせた日本製トレランキャップ特にエルドレッソは日本製&日本人の頭に合わせたキャップがお気に入り。
Teton Bros.(ティートンブロス)
この投稿をInstagramで見る
名前の印象からつい最近まで海外のブランドだと思い込んでいましたが、Teton Bros.も2009年に生まれた国内発アウトドアブランドです。
斜めにジッパーが付いたジャケットはTeton Bros.の代名詞。試着しましたが機能性もフィット感も抜群でした。ほ、欲しい…!
ジャケットの印象が強いTeton Bros.ですが、トレランレースではティーシャツやパンツを着ているランナーをよく見かけるようになりました。これから人気に拍車が掛かりそうなブランドです。
FRANK&MORRIS(フランク・モリス)
この投稿をInstagramで見る
「理想は高く、見た目はゆるく」をモットーに、走るデザイナーFRANKとMORRISが作る、ランニングを中心としたオリジナルアクティブウエアを展開するFRANK&MORRIS。
ウールの代名詞的企業ニッケのアクティブウールを生地に使用したティーシャツをメイド・イン・ジャパンで製造していることが特徴。デザインも水玉模様など可愛いものが多いです。
HUNGERKNOCK ORIGINALS(ハンガーノックオリジナルス)
この投稿をInstagramで見る
HUNGERKNOCK ORIGINALSはトレラン用キャップを展開するガレージブランド。
トレイルランニング✕キャップの組み合わせでニッチに攻めているのが好きです。
トレランレースに出てみればハンガーノックのキャップを被ったランナーに必ず遭遇します。
最後に
いかがでしたでしょうか?
トレランブランドを整理してみるとこんなにも多くのブランドがあるのかと自分自身が驚きました。
「あのブランドを忘れてるよ!」「この分け方は変だよ!」なんてご意見がありましたらぜひお教えください!
皆さんからのフィードバックを受けながらトレランブランドを整理できればなと思っています。
ハダ
実際に自分が着用したトレイルランニング用ザックのおすすめ5選をまとめました👆