「自分が食べる肉くらい自分で捕まえて捌きてぇ!」と今冬からはじめた狩猟。
鉄砲じゃないです、くくり罠です。
シカ1頭を獲れば十数キロの肉が手に入る
年末にようやく雌シカ1頭を獲り、不慣れながらも解体して10キロ近いお肉が手に入りました。
お肉は愛知帰省に合わせて家族や親戚と一緒に食べつつ、地元の友人にもおすそ分け。
写真は雌シカの前脚、5日間熟成(という名のほったらかし保存)モノです。
とはいうものの、まだまだあるぜ大量のお肉ちゃん。
今日は一人粛々と肉を捌いて冷凍したり、ローストにしてみたり、タレに漬け込んだり、圧力鍋で煮込んでみたり…と鹿肉レシピの実験。
高タンパク・低脂肪で鉄分の多い赤身の鹿肉はダイエット中の女性にもおすすめですョ★なんて薄っぺらい知識をインターネットで蓄えている間に腹もパンパン、冷蔵庫もパンパン。
1人暮らし用の冷蔵庫には卵10個も入らないんだから肉10キロなんて入るわきゃない。
シカを解体して「どこまで肉にするのか」問題
山に入り、くくり罠を掛けて、シカを獲って、解体して、肉を食べる。
ようやく一周のサイクルを回すことができて考えるのは「どこまで肉にするのか」問題。
1頭獲れば10キロ以上のお肉が手に入るんだけれど、それは捌いて肉にすればの話。
背ロース・ヒレあたりの希少部位は新鮮なうち(できれば生で)に食べたいし、内臓だったら心臓・レバーはさっと焼いて歯ごたえを楽しみたい。
アバラは漬け込んでオーブンで焼いてスペアリブにしたら美味しいし、モモ肉はボリュームがあって使いしろが大きいので確保。
スネ肉は筋が多いから圧力鍋で煮込んで柔らかく…
内臓はどこまで食べられるんだろう……
睾丸と陰茎は一度チャレンジしてみたけどもういいや。
ミンサー(ひき肉機)があれば全部ミンチにできるのに。
あ、でも冷凍庫にそんなスペースないわ。
出来る限りすべての肉を美味しく食べ切りたいと思う一方で、どこまで手間をかけ、どこまで肉にするのかは悩みどころ。
休日の早朝に獲れたら一日かけてゆっくり捌けるのにな、なんて思っていても野生は待ってはくれません。
罠に掛かってから内臓を取り除くまでは最短でやらねば血が回ってしまうし、いつまでも肉塊のままガレージに吊るしておくわけにもいきません。
冷凍庫を大きくすればいいってもんでもなくて
業務用の冷凍庫を買えばいくらか冷凍して保存できるんだろうけど、金払ってキャパ増やして解決ではつまらないとも思うんです。
なんか負けた気がします(ちがうか)。
でも、工夫って制約条件があるからこそ生まれるものでしょ。
今度は常温でも保存が効くように熟成肉や燻製、生ハム、干し肉にもチャレンジしてみたいな。生・焼く・煮るの3択調理から卒業しよう。
狩猟はもちろん肉についての知識も蓄えねばと思ったのでした。
部位別の調理法もちゃんとおすすめできるようになりたい、ってことで「大人の肉ドリル」なる本をめくっています。
美味しいを楽しめなきゃそもそもやってる意味がないじゃない。
こうして獲れる前から獲れた肉の心配をしつつ、再び罠を掛けに山に入ったのでした。
いい場所を見つけたので幸先の良い年始1発目のノノモンGOに期待。
【ジビエレシピ】シカ肉がしっとり柔らかい。ジッパー付き保存袋に入れてお湯に沈めるだけの簡単低温調理シカ肉のお気に入りレシピはしっとりやわらかいほったらかし低温調理法です👆
くくり罠で捕獲したイノシシの骨で出汁スープを取って猪骨チャーシューラーメンを作ってみた
その後、念願のイノシシを捕獲したので猪骨ラーメンを作ってみました👆