【まとめ】2019年に出場したトレラン・マラソン・ウルトラマラソン大会おすすめレビュー

ウルトラマラソン&トレイルランナーのハダです。

2019年もあとわずかということで2019年に出場したトレイルランニングマラソンウルトラマラソン大会をまとめました。

こんな人に読んで欲しい
  • 2020年に出場する大会を探している
  • 西日本でおすすめの大会を知りたい
  • それぞれの大会レビューを読みたい

今年は東は群馬から西は熊本まで、西日本を中心計11本の大会に出場しました。

ハダ

2019年は100km越えのウルトラトレイルを2本完走フルマラソンやウルトラマラソンの自己ベストタイム更新とランナーとして弾みが付いた1年でした

トレイルランニングレースの獲得標高

トレイルランニングレースの獲得標高は実測値ではなく大会ごとに表記されているデータや獲得標高図から拾い出したものなので誤差があります

はじめに:ハダのランナースペック

2018年時点のハダのランナースペックは以下でした。

  • フルマラソン 自己ベストタイム:3時間17分5秒
  • ウルトラマラソン 自己ベストタイム:11時間24分39秒えびだい100
  • トレイルランニング 最長距離は78kmのレース完走(氷ノ山)

2019年を終えて以下になりました。

  • フルマラソン 自己ベストタイム:3時間7分4秒
  • ウルトラマラソン 自己ベストタイム:9時間32分11秒
  • トレイルランニング ART上州武尊と100km越えウルトラトレイル2本完走

2019年の目標は以下でした。

  1. フルマラソン サブ3.25達成(3時間15分切)
  2. ウルトラマラソン サブ10達成(10時間切)
  3. 100km超のウルトラトレイルランニングレース完走

2019年の目標はなんとかクリアすることができました。

2019年はとにかく打席に立とう!1ヶ月に1本弱のペースで大会に出場した甲斐がありました(汗)

あわよくばフルマラソンでサブ3達成を目論んでいましたがまだまだ練習不足。サブ3の壁は高く険しいです…

個人的にはウルトラマラソンのような淡々と長距離を走るレースが得意だと実感できたことは大きな収穫でした。

以下、各大会のレビューです。

3月:鳥取マラソン(フル)

【鳥取マラソン2019】スタートとゴールが異なるアップダウン多めワンウェイコース

ハダが暮らす岡山・西粟倉村は雪が多く、1月・2月は狩猟にフルコミットしていたので、大会には出場せず山に入って獣ばかり獲っていました(笑)

鳥取マラソンは西粟倉村から最も近い場所にあるフルマラソン大会なので毎年のお決まりの大会です。

2016年、2018年、2019年と3回目の出場です。

鳥取マラソンの特徴
  • 10kmやハーフは無く、フルマラソン特化の4,300人程度の中規模大会
  • 高低差の激しいワンウェイコーススタート&ゴール別
  • スタートが鳥取砂丘なので鳥取未開拓ランナーにおすすめ

2019年大会は気温が低く途中から小雨が降り、非常に走りにくいレースでしたが、3時間14分16秒自己ベスト更新。なんとかサブ3.25を達成することができました。

ハダ

鳥取は食べものが美味しいし、街が集積しているので観光にはうってつけ。鳥取って行ったことないんだよな…というランナーはぜひマラソン&観光を楽しんでみてください

4月:奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足(100km)

【奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足】総合順位11位!年代別1位!人生2度目のウルトラマラソンでサブ10達成

2018年に初めてえびす・だいこく100キロマラソンに出場し、ウルトラマラソンデビューをしました。

ウルトラマラソンって退屈かと思っていたけど、めちゃくちゃ面白い!

奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足はウルトラマラソン第2戦の大会でした。

奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足の特徴
  • フラットコースはほとんどなく、獲得標高が推定1,500m越えと激しい大会
  • 5kmおきに設置される充実エイド19ヶ所
  • 土日休みのサラリーマンに嬉しい土曜日開催

無限に登り続けるかのようなコース終盤・最難関のおろちループには悶絶しましたが、エイドの充実度が素晴らしい大会。どのエイドにもご馳走が用意してあり楽しみで仕方ありませんでした。

ハダ

自己ベストタイムを大幅更新し、9時間32分11秒でゴール!総合11位&年代別1位と嬉しい結果を残すことができました

獲得標高の高い難コースの奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足で9時間32分を達成できたので、標高差の少ないウルトラマラソンならば9時間切りもできるのではないかと鼻息を荒くしています。

5月:阿蘇ラウンドトレイル(120km&D+6,800m)

【阿蘇ラウンドトレイル2019】総距離121km&累積標高6,800m超、西日本最長の熊本発ウルトラトレイル

今までに参加したトレイルランニングレースで最も満足度の高い大会が阿蘇ラウンドトレイル(通称ART)です。

どの大会がおすすめ?と聞かれたら真っ先に阿蘇ラウンドトレイルと答えます。

日本とは思えないような阿蘇山の絶景を楽しめるウルトラトレイルランニングレースです。

2019年は第3回大会ですが、すでに全国屈指の人気レースへと成長し、エントリー受付は4分で終了してしまったクリック合戦必須の大会。

阿蘇ラウンドトレイルの特徴
  • 西日本最長距離の総距離120km&獲得標高6,800m
  • 圧倒的な阿蘇山の絶景をはじめ、ART限定・国立公園コースもあり景色に退屈しない
  • コースマーキングが少なくコースロストするランナーが続出

阿蘇ラウンドトレイルは2019年のメインレースでした。

初めての100km超のウルトラトレイル、夜通しのナイトランなど不安は数え切れなかったのですが、阿蘇の絶景に感動しながら苦しくも楽しいレースでした。

近くに黒川温泉などの観光地もあり、美味しいごはんも楽しめるので観光+レースの組み合わせが最高です。

ハダもお妻さま&お妻さま両親の4人でレース出場がてら観光を楽しみました。

ハダ

はじめてのウルトラトレイルでしたが、23時間11分11秒でサブ24を達成、総合順位56位/617人中と自信が付いたレースになりました

5月:美作・後山ベルピールトレイルラン(46km&D+2,250m)

【美作・後山ベルピールトレイルラン】岡山県最高峰の後山を駆ける46kmにワラーチ参戦

ハダが暮らす、岡山県北・西粟倉村のお隣・東粟倉地域で開催されるトレイルランニングレース。

2015年から2018年まで山岳後山マラソンという名前で開催されていましたが、2019年からは美作・後山ベルピールトレイルランと名称が変わり、距離も30km→46kmと長くなりました。

美作・後山ベルピールトレイルランの特徴
  • 総距離46km&獲得標高2,250mのミドルトレイル
  • ロード:トレイル=5:5と初心者でも参加しやすい山岳マラソン系レース
  • 岡山県最高峰の後山(1,344m)を中心に駒の尾山〜鍋ヶ谷山〜船木山〜後山と縦走するコースが魅力

大会名称が代わり、仕切り直しの第1回目のレースでしたが、事前告知が少なかったせいか46kmの参加者はわずか12名。少なっ!

グループランのようなゆるい雰囲気でスタートしたものの、関門設定が厳し過ぎて4位だったハダも26km地点で人生初の関門アウト(泣)

2020年の第2回大会に期待しています。

ハダ

ふだん練習しているトレイルということもあり、自作したワラーチでレース初参戦しました

6月:FAIRYTRAIL高島朽木トレイルランレース(60km&D+4,000m)

【フェアリートレイル高島朽木トレイルランレース2019】完走条件フルマラソン・サブ3.5の難レース

滋賀県高島市を一度訪れたいと思っていたので、お妻さまと一緒にエントリー。

ハダは60km、お妻さまは20kmに出場し、初夫婦トレイルランニングレースでした。

FAIRYTRAIL高島朽木トレイルランレースの特徴
  • 20・40・60kmと複数コースで楽しめるので皆で参加しやすい
  • 幻想的な森を楽しめる難易度の高いコース設定
  • エイドの充実度は低め

NEVER師匠こと鏑木毅氏プロデュースの本大会。

ハダが参加したスーパーロング60km完走にはフルマラソン・サブ3.5程度の走力が必要とのことで、難易度は高いレース。

途中から雨が降りトレイルがぬかるんでしまい、どろんこレースに突入。しかし、幻想的な森を突き進んだり、川の中を進むコースがあったりと退屈しない楽しいレースでした。

ハダ

2020年大会はコース延長計画があるとのことで70−80km程度まで伸びる見込みだそうです

7月:世界ジオパークトレイルラン(60km&D+3,300m)

【世界ジオパークトレイルラン2019】神鍋高原を駆け抜けるロード多めの60kmスピードレース

岡山から近い当日受付OK日帰りで練習がてら参加できる60−70kmのトレイルランニングレース、という条件でエントリーした大会です。

大会名から開催場所がまったくイメージできませんが、兵庫県豊岡市での開催。

コース西側には兵庫県最高峰・氷ノ山があり、10月末にはOSJ氷ノ山山系トレイルレースが開催されています。

世界ジオパークトレイルランの特徴
  • 当日受付OKなので前泊の必要なし
  • 60kmのミドルトレイルながら林道多めのスピードレース
  • OSJ ONTAKE100が同日開催のためツワモノ少なめの小規模レースで順位を狙いやすい

こじんまりしたレースでピリピリした雰囲気も少なく気持ちの良い大会でした。

人数が少ないため、12位と随分と高い順位でゴールできました(笑)

ハダ

観光地・城崎温泉も近いので、トレイルの練習がてら観光を楽しむ程度の気持ちで参加するのがおすすめです

9月:上州武尊山スカイビュートレイル(143km&D+9,200m)

【準備編】2019年にリニューアルした上州武尊山スカイビュートレイルのコース難易度やエントリー方法、必携品、アクセスまとめ 【完走編】総距離143km&獲得標高9,200m越ウルトラトレイル・2019年上州武尊山スカイビュートレイル140レビュー

阿蘇ラウンドトレイルに続き、人生で2度目の100km超のウルトラトレイル。

上州武尊山スカイビュートレイルを完走できれば夢の100マイルレース完走も夢じゃない!とビビりながら参戦しました。

装備や走行計画など100マイルレースを視野に入れたウルトラトレイルとしては文句なしの大会。

上州武尊山スカイビュートレイルの特徴
  • 総距離143km&獲得標高9,200mの国内難関ウルトラトレイル
  • スキー場ゲレンデラッシュの一方、2,000m越えの剣ヶ峰&武尊山など絶景を楽しめる
  • 文句なしに充実したエイドで食べる楽しみを味わえる大会

これは100マイルレース完走のための修行なんだ!とレースの楽しさは期待していませんでしたが、2,000mを越える剣ヶ峰&武尊山の絶景やかゆいところに手が届く充実エイドに感動する大会でした。

エイドで食べたビシャビシャの野外教室風カレーライス即席麺が五臓六腑に染み渡り元気が出ました。

ハダ

ナイトランパートは眠気で足がフラつき食べた分だけリバースし続け、リタイヤも考えましたが、仮眠のおかげでなんとか復活し完走することができました

10月:OSJ氷ノ山山系トレイルレース(78km&D+3,725m)

【OSJ氷ノ山山系トレイルレース2019】兵庫県最高峰・氷ノ山が舞台の78kmトレイルを地下足袋完走

関西のロングトレイルランニングレースと言えばOSJ氷ノ山山系トレイルレース。

関西には100km超のウルトラトレイルがありません(残念)。

ハダは2018年・2019年と2年連続で参加しました(2017年にもエントリーしたのですが台風で中止)。

OSJ氷ノ山山系トレイルレースの特徴
  • 総距離78km&獲得標高3,725mのロングトレイルランニングレース
  • 兵庫県最高峰・氷ノ山(1,510m)を舞台にする兵庫県を代表するレース
  • 獲得標高は高過ぎず舗装路や林道比率は高いスピードが出せるレース

ふかふかトレイルは少なく、林道とロードが多い大会なので、距離の割には走りやすい大会です。

ハダは2018年にOSJ氷ノ山山系トレイルレースを完走して100km超のウルトラトレイル参戦への弾みとなりました。

もはやOSJ名物とも言える非常に簡素なエイドなので、ごちそう系補給食をザックに詰め込んで走るべし。

ハダ

いつかは実践しよう!とトレランシューズではなく地下足袋で参戦した結果、足裏の突き上げが痛過ぎて地獄を見ました(泣)

11月:福知山マラソン(フル)

【福知山マラソン2019】ゴール直前40m上り坂に注意、川沿い往復フラットコース

福知山マラソンは今回初めて出場した大会です。

11月・関西開催のフルマラソン大会を探しており、深く考えずにポチりました(笑)

福知山マラソンの特徴
  • 翌日はしっかり休める土曜日開催でサラリーマンに嬉しい
  • 受付に並ばずもらえるWeb完走証でデータで保存できる
  • サブ4&サブ5のペースランナーが走るのでペースメイクしやすい

土曜日開催がサラリーマンには嬉しいですね。次の日にしっかり休めるのが最高。

ゴール直前の上り坂が名物ですが、名物を楽しむ余力もなくダメダメのレース展開でした。

ハダ

標高差もあるので決してタイムを出しやすい大会ではないですが、29回目と歴史も長く大会運営が非常にスムーズで好感を持ちました

12月:伊豆トレイルジャーニー(68km&D+3,320m)

【伊豆トレイルジャーニー2019】12月開催で関東圏の年納めレースに相応しいワンウェイ68kmの走れるトレイル

伊豆トレイルジャーニーは関東圏で人気のトレイルランニングレース。

12月開催ということもあり、1年の締めくくりのレースとして位置づけられることも多い大会です。

関東圏中級レベルの70km程度観光地・伊豆と要素をしっかり抑えています。

1,500人と参加人数も多くお祭り感を楽しめる大会です。

伊豆トレイルジャーニーの特徴
  • 総距離68.3 km&獲得標高3,320mと中級者向けミドルトレイルランニングレース
  • 前日受付時にアウトドアエキスポ開催、お祭り感を楽しめる
  • プラスチックレス・ペーパーレス・キャッシュレスと持続可能性を目指す

2019年大会は台風19号の被害で伊豆半島のトレイルも大きなダメージを受けコース短縮&ロード率増加となり、完走率95%と比較的容易なコースとなりました。

ハダ

2019年大会は過去最高の天気に恵まれ雄大で美しい富士山を眺めながら走ることができました

12月:加古川マラソン(フル)

【加古川マラソン2019】サブ3ペーサーあり!自己ベスト更新狙える河川敷沿いの超フラットコース

加古川マラソンはつい昨日走ったばかり。

サブ3を目指すランナーに全力でおすすめしたい大会です。

加古川マラソンの特徴
  • 自己ベスト更新を狙いやすい河川敷沿いの超フラットコース
  • サブ3ペーサーが5人程度走るのでペースメイクしやすい
  • 参加賞ティーシャツがニッケ・アクティブウール製で着心地バツグン

ハダは2018年・2019年と参加しましたが、いずれも自己ベストタイム更新ができた大会です。

全国的に見てもサブ3ペーサーが複数人いる大会は珍しいですよね。

ハダ

自己ベスト更新が狙いやすいのはもちろんですが、加古川の化繊メーカー・ニッケアクティブウール製のTシャツもおすすめ。着心地や機能性が高く、過去にもらった参加賞Tシャツで最も満足度が高いです

最後に:2020年の目標と出場予定大会

2020年の目標は以下です。

  1. フルマラソン サブ3達成(3時間切)
  2. ウルトラマラソン サブ9達成(9時間切)
  3. 100マイル(160km)トレイルランニングレース完走

ハダは9年前にマラソンを始め、5年前にトレイルランニングを始めました。

一生のうちで1度はサブ3してみたいな!とか夜通し100マイル(160km)を走るなんて考えられんわ!なんて思っていましたが、時間と経験を経て、これらは必ず達成したい目標になりました。なんとしてもやるぞ。

2020年は以下のレースに出場予定です。

  • 1月 宮古島ワイドーマラソン(100km) 確定
  • 2月 そうじゃ吉備路マラソン(フル) 確定
  • 3月 鳥取マラソン(フル) 確定
  • 4月 UTMF(100マイル) 確定
  • 7月 OSJ ONTAKE100(100km) 予定
  • 8月 UTMB(100マイル) 当然落選でしょうね…
  • 9月 信越五岳トレイルランニングレース(100マイル) 予定
  • 10月 四万十川ウルトラマラソン(100km) 予定
  • 12月 加古川マラソン(フル) 予定

2020年のメインレースはなんといってもUTMF。ウルトラ・トレイル・マウント・フジ。

人生初の100マイルはUTMFと決めていました。

トレイルランニングを始めた時から憧れ続けた日本最大のトレイルランニングレースです。運が良いことに一度目のエントリーで当選しました。ありがたやありがたや。

世界最大のトレイルランニングレース・UTMBにもエントリーしてみました。

抽選という0次関門のハードルが高過ぎるので当然落選だと思うけど、3年以内に出場・完走してみたいものです。

世界中のトレイルランナーの憧れの地、フランス・シャモニーの山々を走ってみたいな。