【IZU TRAIL JOURNEY 2020】富士山を眺める絶景ワンウェイスピードレース・ITJ

2020年12月13日に開催されたIZU TRAIL JOURNEY 2020(伊豆トレイルジャーニー、通称ITJ)のレビューです。

年納めのトレイルランニングレースとして全国からランナーが集結する伊豆半島のビッグレースです。

こんな人に読んで欲しい
  • 伊豆トレイルジャーニー内容コースが知りたい
  • コロナ禍でのレース開催の様子が知りたい
  • 70km前後のミドルトレイル装備補給食が知りたい

ハダは昨年2019年に引き続き、2年連続・2度目の出場です。

ハダ

2019年は台風19号の影響でロード多めの68k&D+3,320mでしたが、2020年66k&D+3,120mと距離が短くなりつつトレイル比率が上昇したコースで開催されました

IZU TRAIL JOURNEYの概要

ハダが出場したのは70kですが、今回はAround Alone 26kという25.8k&D+1,040mのショートレースも出場者200名で同時開催されました。

IZU TRAIL JOURNEYの概要

伊豆トレイルジャーニーの概要は以下です。

伊豆トレイルジャーニーの概要
  • 日付 2020年12月13日(日)
  • 場所 静岡県松崎町〜静岡県伊豆市
  • 距離 66km
  • 標高 獲得標高3,120m
  • エイド 3箇所
  • コース 松崎新港〜修善寺虹の郷までワンウェイコース
  • 比率 舗装路3:トレイル7程度
  • 時間 制限時間14時間
  • 定員 1,200名(一般 1,080名、松崎町ふるさと納税 120名)
  • 費用 21,000円(ふるさと納税の場合、70,000円)
  • 参加賞 オリジナルソフトフラスク
  • 備考 前日受付必須
  • ITRA ITRAポイント3ポイント獲得

毎回エントリー開始からクリック合戦必須の人気レースですが、今年はレース開催も少なくクリック合戦に拍車が掛かりました。

2020年はコロナ禍でUTMFや信越五岳、上州武尊など100km〜100マイルの国内ビッグレースが全て中止になったこともあり、全国からトップレベルの選手が集まる大会となりました。

70kのレースは、アジアトレイルマスター2020-21 シリーズレースTrail & Mountain Running Championships 2021 ロングトレイル日本代表選手選考レースにもなっています。

コロナ禍での必携装備

伊豆トレイルジャーニーの必携装備は以下です。

伊豆トレイルジャーニーの必携装備

マスクもしくはそれに準ずるもの(鼻と口を覆うもの)、コースマップ(印刷物もしくはGPXデータ)、コンパス(電⼦コンパス等のコンパス機能があるものでも可)、携帯電話、マイカップ(150cc以上)、1L以上の⽔(スタート時)、ライト2個、サバイバルブランケット、ホイッスルテーピング⽤テープ(80センチ×3センチ以上)、携帯食料、携帯トイレレインジャケット防寒着(コットン不可)、ランニングパンツ(⻑ズボン、レギンスやタイツ可)、⼿袋ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)、保険証(コピー可)、⾝分証明証(免許証等)、フラッシュライト

コロナ禍ということもあり、マスク or バフの着用は必須です。

ライト2個や防寒着(上下)、テーピング用テープなど、100マイルレースさながらの必携装備が課せられています。

6時スタートで半分以上のランナーが日が沈むまでに帰ってくるので実際のライト点灯時間はスタート直後だけですが、ライト2個が必要です。ハダはメインにヘッドライト、予備にペンライトを選びました。

熊鈴は必要ありませんがザックに取り付けるフラッシュライトが必要です。

前日移動用バスや駐車場はチケット購入が必要

キャッシュレス化を推進するレースだけあり、前日移動用バスや駐車場はチケット購入が必要です。

お金の出し入れが面倒だったり財布に小銭が増えるのが嫌なので、ふだんの生活で現金をなるべく使わないようにモバイル決済やクレカ決済を愛用するハダ的には大助かりです。

ハダの場合、三島市内の楽寿園で前日受付をした後、バスでスタート地点の松崎町に移動し、ホテルに前泊しました。

バスが1時間おきであること、バス移動が1時間30分以上あること、スタート地点とゴール地点が異なるワンウェイコースであること…などを考慮すると前日・当日の移動方法はよく調べておく必要があります。

必携装備チェック&受付は30分単位で開催

さらにコロナ禍でのレース開催ということもあり、前日受付では30分単位で事前に予約した時間帯で必携装備品のチェックや受付を行います。

ライトの点灯確認、レインジャケットの素材確認など必携装備チェックは徹底しています。

とはいえ、スタッフの数も多く、スペースや机が十分に用意され、スムーズに必携装備の確認や受付ができるように工夫してありました。

3グループに分けた2分おきのウェーブスタート

1,200名が参加するビッグレースなので、コロナ禍の密を避けるため、ウェーブスタート方式が採用されました。

A、B、Cと400人程度の3つのグループに振り分けられ、2分ごとにウェーブスタートします。

順位はウェーブスタート(時差スタート)ごとによるグロスタイム(各ウェーブでのスタート時間)で算出されます。

IZU TRAIL JOURNEYは66km&D+3,120mのワンウェイのスピードコース

伊豆トレイルジャーニーのコースの特徴は以下です。

伊豆トレイルジャーニーのコース特徴
  • 総距離66km獲得標高3,120mのワンウェイコース
  • 富士山を眺められる絶景、走れるトレイル多め(舗装路3:トレイル7程度)
  • エイドは3箇所のみ

2019年は、台風19号の影響で総距離68.3km/獲得標高3,320m/トレイル率58%と2018年以前に比べコース前半の30km程度が大幅に変更されていました。

2020年の今回は2018年以前のコースまた近づくような内容です。

走ってみた印象だとロード以外のトレイル比率は7割以上あると思います。

制限時間は14時間と長めの設定で関門の設定も厳し過ぎないコースなので完走率は非常に高くなりそうです。

三島市・楽寿園での前日受付

ハダは金曜日夜の仕事終わりに愛知県津島市の実家に移動、土曜日早朝に新幹線で名古屋〜三島に移動したので午前10時頃には前日受付の会場に到着することができました。

2019年はスタート会場近くで開催されましたが、2020年は三島駅(静岡県三島市)近くの楽寿園で前日受付とアウトドアエキスポが開催されました。駅チカで嬉しい。

アウトドアエキスポはThe North FacePaaGo WORKSYAMAPさかいやスポーツオレは摂取すなどが出店していました。キャッシュレス対応しているので現金は不要なのが嬉しいですね。

前日受付の会場はまるでツイッターオフ会のような雰囲気でたくさんの方にお会いできました。はじめましての方も初めて会う感じが全くしなくて楽しい…

必携品装備や受付を13時から予約していましたが早く到着し過ぎてしまったので、三島市在住のランナー・クダリバンチョー @KDR_BNC おすすめの三島観光ラリーを1人で開催。

三島駅から徒歩圏内の三嶋大社を参拝しました。三嶋大社は源頼朝が源氏再興を祈願したことでも知られています。

縁起餅とされる福太郎(通称リーゼント餅)を食べました。お茶が付いて200円はコスパが高え!

そそり立つ餡の甘さと弾力のあるよもぎ餅のバランスが秀逸です。

さらに三島駅前のローカルなお寿司屋さん・沼津魚がし鮨(三島駅南口店)で軽めにランチ。

10貫でみそ汁・サラダ付の近海握りランチ1280円。これもコスパが高い!

バンチョー曰く、三島市民は沼津魚がし鮨のクオリティを10ウオガシと基準にし寿司戦闘力を測るらしいです。

宿泊はスタート会場激近の西伊豆松崎・伊東園ホテル

昨年に引き続き、宿泊先は西伊豆松崎・伊東園ホテルです。

スタート会場の松崎新港まで1km・徒歩10分程度と激近です。

スタート会場に近い温泉あり夕食・朝食ビュッフェありオーシャンビュー、とレースを快適に過ごすための要素が揃ったホテルですよ。

伊豆トレイルジャーニーの運営スタッフや招待選手も泊まっているホテルです。

夕食ビュッフェでは、お寿司やお刺身など伊豆半島の海の幸を楽しみつつ、カレーライスやパスタ、から揚げ、モツ煮込み…などレース前にガツンと食べたいメニューも一通り揃っています。

レース前日は控えたいところですが、ビールサーバーもあるのでたっぷりビールが飲めます。

IZU TRAIL JOURNEYを走ってみた

朝4時前に起床し、シャワーを浴び、着替え、荷物をまとめ、伊東園ホテルの朝食会場へ。

レース前の朝食はコンビニ飯や補給食が多くなってしまいがちですが、ホテルで温かいごはんをしっかり食べられたので良い1日を始められそう。

朝に温かいスープや飲み物をたっぷり摂取できると胃の働きが活発になるのか、体が起きるのも早くなるような気がします。

伊東園ホテルからスタート会場の松崎新港までは徒歩10分程度なので時間に余裕を持って過ごすことができました。

会場では荷物を預け、トイレの大渋滞に並んでいたらあっという間にスタートの時間になりました。

1200人規模の大規模レースなので会場の盛り上がりも大きく胸が高鳴ります。一方で寒さと緊張で足がガクガク震えます。

スタート(松崎新港)〜第1エイド(26km・こがね橋)

朝6時にレーススタート。

12月の開催ですが、朝がそこまで早過ぎないのですでに空は白んでいます。

始まってみれば寒さは感じず、すぐに防風ジャケットを脱いでしまうくらい汗をかきました。

2020年は序盤がコース変更されており、しばらくロード区間が続きます。

1200名が参加するレースなのでお団子状態が長く続いてしまうため、最初のトレイルで渋滞になるだろうと焦る気持ちに比例してペースも上がってしまいます。みんなペース早いな〜。

トレイルパートに突入すると立ち止まることは無いものの、視界の先までランナー行列が続きます。

スタート地点は海抜0mですが、13km地点の八清峠(794m)まで上り基調が続きます。

ダラダラと走っていると追い抜かれてしまうし、ペースを上げようにも前のランナーを抜きにくく、自分のペースで走りにくい歯がゆい時間帯が続きます。

10km地点を過ぎた頃には、疲労も蓄積し、太腿に張りを感じるようになってしまいました。

序盤のロードでハイペース過ぎたので後半まで足が耐えられるのか不安で仕方ありません。

13km地点の八清峠(794m)を越えた次は21km地点の諸坪峠(733m)。

ゆるやかに下り、ゆるやかに上るコースで気持ちがよく、ついペースが上り過ぎてしまいます。

まだ3分の1も走っていないのに序盤のハイペースで足も重いし心拍数も高い、ヤバい。

走っているというよりも走らされているような感覚で心拍数も高く苦しく感じます。

諸坪峠を抜ければ、しばらくは下り基調のロードが続きます。

ここで、伊豆トレイルジャーニーを3度優勝している大石由美子選手やThe North Faceアスリートの宮崎喜美乃選手に遭遇しました。

女子トップ選手は体に余分な力が入っておらず、芯がすっと通った安定感のあるフォームでたいへん参考になりました。

現在は150位くらいに位置しているのかな?と思っていましたが、女子トップ選手と遭遇し、自分がもっと高い位置にいるのではないかと勘違いしてしまいました。え、オレ、もしや60位くらい?(完全な勘違い)

ようやく26km地点の第1エイド・こがね橋に到着しました。

ハダ

国内トップレベル選手が多数出場するのは伊豆トレイルジャーニーの魅力ですね

第1エイド(26km・こがね橋)〜第2エイド(41km・仁科峠)

3箇所設置されたエイドでは入場する前に必ず手をアルコール消毒するように義務付けられています。

もっと女子トップ選手の走り(特に上り)を見てみたい!と第1エイド・こがね橋は水分補給とバナナ1本を補給し、足早に出発しました。

すでに2選手を第1エイド前のロードの下りで抜いていましたが、二本杉峠(822m)前後の急登で抜かれてしまうだろうと再会を期待していました。

淡い期待は勘違いも甚だしく、すぐに後ろからスッと抜かされ、グングンと前に進んでいきます。全く付いていくことができません。

トップ選手はトレイルの上りでも歩くことなく少しずつ着実に登っていくんですね。前のめりに重心を傾けてトットットッと軽快に山を登っていきました。

粘るもののこれ以上ペースを上げると足が売り切れてしまいそうなので自分のペースで上ることにしました。

第1エイド・こがね橋から第2エイド・仁科峠までは15km。

前半は急登が続き、伊豆トレイルジャーニーで最も苦しいパートです。

ここですっかりペースダウンしてしまい、後続ランナーから抜かれてばかり。

足も攣る寸前で何度も立ち止まってしまいました。やっぱり前半飛ばし過ぎたのか…。

32km地点を過ぎると走れるトレイルに切り替わります。

急登で疲労は溜まっているものの緩やかな下りで思わずペースアップしてしまいます。

伊豆トレイルジャーニーは66kmのレースなので残り半分。あっという間にここまで来ました。

標高は1,000m付近、木々の間を抜けて吹き込む風に寒さも感じるようになりました。

長かったトレイルを抜けてロードに出てみれば伊豆半島の絶景が待ち構えていました。

思わず、オオォ…と声が出てしまうほどの美しい空と山。元気が出てきました。

ようやく第2エイド・仁科峠に到着です。

ハダ

第2エイド・仁科峠を越えれば伊豆トレイルジャーニーらしい景色が楽しめるパートが続きます

第2エイド(41km・仁科峠)〜第3エイド(52km・土肥駐車場)

41km地点の第2エイド・仁科峠はランナーや運営スタッフ、サポーターでごった返しています。

エイド飯も非常に充実しており、仁科峠エイド名物のうどんを食べることができます。体が温まる〜っ。

今回はダイトー水産・オレは摂取すもオフィシャルサプライヤーに名を連ね、選手全員分のオレは摂取を用意したとのことで仁科峠では多くのランナーが手に取っていました。

エイドは賑やかで居心地も良いのですが、立ち止まっていると体が冷えてしまいそうなので、水分補給やカロリー摂取、サプリ補給を早急に済ませて出発します。

第2エイド・仁科峠から第3エイド・土肥駐車場までは11km程度と比較的短く、トレイル中心のコースです。

仁科峠後にすぐ現れる稜線沿いの絶景は何度見ても良いですね。

人が米粒みたいに小さく見える…そして、あそこまで登るのか…。

のどかな景色に見えますが、風は非常に強く半袖+アームカバーでも寒いくらいでした。

上りは歩いても、とにかく立ち止まらないようにと足を前に進めます。

伊豆トレイルジャーニーの醍醐味ともいえる、きれいな富士山も眺めることができました。

昨年2019年はきれいな雪化粧をしていたものの今回はお化粧なしのすっぴんです。

前日にテンションを上げるために夜な夜なクライミング漫画・孤高の人を読み込んでしまったので森文太郎の顔が浮かびます(すっかり睡眠不足)。

細かなアップダウンを繰り返すトレイルパートに入ります。

もはや上りでは勝負できないものの、下りではペースアップしてランナーを抜いて順位をあげたいところですが、足が重く気持ちも下向きな時間帯が続きます。

レース距離の半分を越えると一瞬元気が湧くものの、残り10km程度に近づくまでのパートが異様に長く感じネガティブな気持ちになってしまいます。

ここでサボると自分が目指すタイムには届かないと分かっているはずだし、後で後悔することも容易に想像できるのに「最悪、完走でもいいかな」と自分自身に甘えてしまいます。おい、逃げるな!

第3エイド・土肥駐車場の手前にはダラダラと続くロードの上り。

あと2kmほどで到着するものの、足が重く走ることができません。

無理をして走るよりも気持ちを切り替えてラスト15kmでスパートを掛けるんだ、と自分に言い訳をしながら上り続けます。

ハダ

第3エイド・土肥駐車場からゴールまで残り15km!

第3エイド(52km・土肥駐車場)〜ゴール(66km・修善寺虹の郷)

52km地点の第3エイド・土肥駐車場ではエイド飯としてイノシシ汁が提供されていました。

稜線の風に吹かれて体が芯まで冷え切っていたので、温かい汁モノは嬉しいですね。

唐辛子をたっぷり掛けて少しでも体を温めたいものです。

マグマ アスリートバーリィ(リカバリーサプリ)と芍薬甘草湯(攣り防止の漢方)、さらにオレは摂取すを胃に詰め込んでリスタートします。

脚の疲労はどっしり溜まっていますが、まだ攣ってはいません。勝負はできそう。

第3エイドからゴールまでは序盤に登りがあるものの、下り基調の15kmが続きます。

第2エイド〜第3エイドでペースを上げ切れなかった分、ラストスパートを掛けたいところです。

第3エイドを出ると稜線沿いにきれいな富士山を眺めることができました。

これぞ伊豆トレイルジャーニーとも言える大絶景。

目で見ると本当に美しくて涙が出そうになるのですが、写真に収めるとこじんまりしてしまいます。オレの感動はどこにいった?

とはいえ、今年もきれいな富士山を見ることができて嬉しいです。

ゴールとの距離が近づくにつれ、目標タイムとの乖離も次第に明確になってきます。

裏目標として設定していたサブ8=8時間切りは不可能ですが、立ち止まらずに進み続ければ8時間30分切りを達成できそうです。

ただ現在の順位が全く読めません…。

70位のような気もするし、150位のような気もします。ただ、100位以内には滑り込みたい…!

普段の練習の10kmなんてあっという間に終わってしまうのに、レース後半の10kmはどうして途方もなく長く感じるのでしょうか。

下り木階段の大きな段差が辛いですが、上りは立ち止まらないように精一杯歩き、下りは重力に任せて足を回転させます。

1人…2人…3人、4人……と先を走るランナーを抜いていきます。

「あと2kmですよ」と運営スタッフさんに声を掛けていただき、もう1段階ペースを上げます。

あと少し、あと少し…と最後のロードに出てみればゴール手前には500mほど続く上りが待ち構えていたのでした。

おい〜っ!最後にこれかよ…と走っては歩き、歩いては走り、ようやくゴールをくぐりました。

伊豆トレイルジャーニーを完走することができました。

ハダ

第3エイド〜ゴールまでの下り基調15kmコースでの追い上げは大成功!

IZU TRAIL JOURNEYの結果

朝6時に松崎新港(静岡県松崎町)をスタートし、14時30分前にはゴールの修善寺虹の郷(静岡県伊豆市)に戻ってくることができました。

8時間19分29秒で総合104位

伊豆トレイルジャーニーの結果は以下でした。

  • タイム 8時間19分29秒
  • 総 合 104位/1184名中(上位8.8%
  • 男 子 95位/944名中
  • 完走率 93.5%

タイムは8時間19分29秒、総合104位/1184名中で上位8.8%に位置付けることができました。

レース序盤がハイペース過ぎてレース中盤で大幅にたるんでしまった印象がありましたが、終始100位あたりに位置しながら大崩れすることなく走りきれたようです。

制限時間14時間と長いこともあり、完走率は93.5%

コース距離や内容が多少変わったものの、2019年のタイムが8時間51分16秒(162位)だったので、30分程度短縮することができました。

8時間30分切りを必達目標にしつつ、あわよくばサブ8=8時間切り2桁番台でのゴールを裏目標にしていましたが、順位は104位と届きませんでした。悔しい…!

IZU TRAIL JOURNEYの振り返り

レースの振り返りは以下です。

IZU TRAIL JOURNEYの反省点

レースを振り返った反省点は以下です。

反省点
  • 渋滞を避けるつもりだったが序盤でペースを上げ過ぎた
  • 上りのロードやトレイルでダラダラと歩きペースダウンしてしまった
  • 高低差やコースを把握して勝負ポイントをきちんと設定していなかった

IZU TRAIL JOURNEYの良かった点

良かった点は以下です。

良かった点
  • エイドでは長居せず、ゼリー中心に定期的な補給を続けることができた
  • 第3エイド以降の下り基調コース15kmでラストスパートを掛け11人を追い抜けた
  • アームカバーや防風ジャケットを装備したので温度調節がしやすかった

IZU TRAIL JOURNEYの装備・補給

最後にハダが伊豆トレイルジャーニーで使ったウェアやギア、補給食をまとめました。

IZU TRAIL JOURNEYの装備

伊豆トレイルジャーニーの装備は以下です。

伊豆トレイルジャーニーは2020年10月に出場した龍馬脱藩トレイルレース(70km&D+3,200m)と距離や獲得標高も近いため、ほぼ同じ装備になりました。

ショーツに選んだパタゴニアのエンドレス・ラン・ショーツは最近のお気に入り。フィット感とサイドポケットの収納力の高さが魅力、補給食やゴミをポイポイと詰め込むことができます(太腿の熱でジェルが温かくなるので飲みやすくなるのも◎)。

今回は仁科峠以降の稜線沿いでは風が強く吹いており体の芯まで冷え切ってしまうような寒さでした。

12月中旬の開催に加え最高標高は1000mを越えるため、アームカバーやウインドジャケットなど、こまめな温度調整ができるウェアやギアがあると安心感があります。

IZU TRAIL JOURNEYのザック収容ギア

伊豆トレイルジャーニーのザック収容ギアは以下です。

伊豆トレイルジャーニーのザック収容ギア

ザックは本体8L+ショルダー2L=計10Lの容量のパーゴワークス・RUSH UT2を選びました。

競技規則では、上半身は「保温性のあるウエアを3層以上(ベースレイヤー・ミドルウエアー・アウター)の組み合わせ」が必要だったので、パタゴニアのR1プルオーバー・フーディを選びました。

保温性と汗抜けは抜群ですが、体積が大きいのでザック容量を圧迫してしまうのが懸念点。

さらにロングパンツはパタゴニアのテルボンヌ・ジョガーズも携行しました。手のひらサイズに収納できるのでトレイル練習でもザックに収納し保温着として活用しています。

レースは70kmですが、予備のライトや上記の防寒着を含めると100マイルレース並の装備になりますね。

IZU TRAIL JOURNEYの補給食

伊豆トレイルジャーニーの補給食は以下です。

伊豆トレイルジャーニーの補給食

10時間以下のレースなのでゼリーやジェル中心の補給食です。

伊豆トレイルジャーニーはエイド飯がたいへん充実しているので、バナナ、コーラ、うどん、ドーナツ、イノシシ汁、と楽しむことができました。

とはいえ、今回はコロナ対応でエイドが3箇所のみと限定されていたので、エイド飯に頼り切らず携行食も十分に持っていく必要があります。

特にスタートから第1エイドまでは26kmも離れているので、序盤でエネルギー補給を怠ってしまうと後半が辛くなってしまいます。

レース後半は濃厚なエナジージェルは摂取しづらくなってしまうので、グミを少しずつ噛みながら唾液を分泌するように意識していました。

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今回は第2エイドでオレは摂取すが特別提供されたのでオレは摂取すユーザーとしては嬉しいレースでした。

1本500円以上するゼリーをランナー全員分用意するなんて太っ腹過ぎるよ斎藤社長っ!

レース前日、レース直前、レース中は10〜15kmに1本(計4本)、レース直後、と合計8本以上は飲みました。

これだけ摂取しても飽きないのは味付けが日本人の好みにに合わせたアップル味かつゼリータイプで水分補給も兼ねてごくごく飲めるから。

BCAA8,350mg配合と成分も申し分ないですし、130kcalと手頃なのも良いです。

もう少しサイズが小さくなるとザックに入れて持ち運びやすくなりますが、ジェルのように濃厚になってしまうと飲みやすさが半減してしまうので今のバランスが丁度よいと感じます。

IZU TRAIL JOURNEYのまとめ

IZU TRAIL JOURNEYの評価は以下です。

IZU TRAIL JOURNEYの評価
コース難易度
(3.0)
コース景観
(5.0)
エイド充実度
(4.0)
観光
(5.0)
アクセス
(3.0)
総合評価
(4.0)

2019年に引き続き2年連続・2度目の出場でしたが、関東を代表するビッグレースだけあり、お祭り気分で楽しめるレースでした。

お祭り感満載の前日受付とエキスポ、富士山の絶景、盛りだくさんのエイド飯、レース当日に帰宅しやすい70kmクラス、トレイルレースが少ない12月開催、と非常に運営が上手なレースですね。

ツイッターのお友達や過去のレースで一緒に走ったランナーにも再会でき、楽しい2日間を過ごすことができました。

2020年はコロナ禍で中止になるレースが非常に多かった1年ですが、この状況下でも開催してくださった実行委員会やスタッフの方々には本当に感謝しています。ありがとうございます。

【伊豆トレイルジャーニー2019】12月開催で関東圏の年納めレースに相応しいワンウェイ68kmの走れるトレイル

【伊豆トレイルジャーニー2019】12月開催で関東圏の年納めレースに相応しいワンウェイ68kmの走れるトレイル

昨年2019年の記事はこちらです。合わせてお読みください👆